忍者ブログ


回向は戒を土台とする
『華厳経』には回向の論理が詳しく説かれていますが、

回向とは、

change 或いは development を意味する言葉である、

と『佛陀の智慧 華厳経講話』(坂本幸男著)に書かれています。


回向についてポピュラーな偈文は、

『法華経』化城喩品の一節で、
 
願以此功徳 がんにしくどく
普及於一切 ふぎゅうをいっさい
我等與衆生 がとうよしゅじょう
皆共成佛道 かいぐじょうぶつどう

願わくは、この功徳をもって
あまねく一切に及ぼし
我等と衆生と 皆共に
仏道を成ぜんことを

というもの。

自分が善い行いをする、

その果報を自分だけのものとせず、

あえて自分以外のものへchange或いはdevelopして、

その平安を願う、

ということでしょう。
 

この「善い行い」とは、

戒律を守って、ブッダの教えを勉強し、修行することです。

意味も分からずに読経することではありません。

回向は、戒を土台とします。

 この戒は、三聚浄戒(さんじゅじょうかい)。

①摂律儀戒(しょうりつぎかい)  :諸悪をみな断じること。
②摂善法戒(しょうぜんぼうかい) :積極的に諸善を実行すること。
③摂衆生戒(しょうしゅじょうかい):一切の衆生に優しさと思いやりを持つこと。

これを保つことが回向になります。









PR


[ 2019/11/07 07:38 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

コメントを投稿する






<< 故人の成仏  |  ホーム  |  信仰の構造 >>