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心の底、虫の声
目耳鼻舌身が、

見る聞く匂う味わう触るなどを知覚する対象を、

 色声香味触法(しき しょう こう み そく ほう)
(色塵、声塵、香塵、味塵、触塵、法塵)

の六塵と云います。


これらは、

心を汚し、迷い苦しみ煩悩を引き起こすものです。

しかし、

『声字実相義』には、

「それ如来の説法は必ず文字による、

 文字の所在は六塵その体なり。

 六塵の本は法仏の三密これなり」 

「五大にみな響あり 

 十界に言語を具す

 六塵ことごとく文字なり 

 法身はこれ実相なり」

とあり、

六塵、つまり、見るのも聞くのも匂うもの、

すべて如来の説法であり、真実である、

としています。

つまり、

自然界、人間界のすべては、

意識の対象も含めて、

法身(如来、真実)の行動、発言、思いであり、

それによって、

衆生の心を開こうとしている

ということ。


普段の生活では、

言葉、文章、画像、動画などで何かを伝えたいと考えても、

うまくいかないことがあるのに、

その人に会うだけで、

頭をなでてもらうだけで、

握手をするだけで、

拝んでいる姿を見てもらうだけで、

伝わることもあります。

なぜなら、総てが如来の説法だから。

目鼻舌身に働きかけているそれらを、

六塵説法といいます。


秋の虫が鳴いています。

それを聴いて欲心を起こす人もいるかもしれない。

でも、 

その声が、

僕らの悟りの心を開かせようとする如来の働き、

かもしれない。

ちなみに、

虫の声を聞く、これは声塵

それを虫と判断する、これは法塵


虫の声を虫の声としか思えないようでは、いろいろなことはわからない、

ということ。

ただ聞いて、

集中するうちにそれだけになり、

それも無くなる心の底に、

真実がある。




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[ 2019/09/03 08:16 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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