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最近のお葬式
お葬式はその土地の 文化・風習ですので、

地域によって考えかたがずいぶんと違って興味深いです。

しかし、同じ地域でも、ここ数年でずいぶんとかわりました。

世間の考えかたが変わりましたね。

お葬式がいつからあるのか、詳細は分かっていません。

『密教佛事問答』によれば、

僧を請じて引導すること、の起源として、

苾蒭(びっしゅく:正式な男性出家修行者)のうち、送葬をよくする者に無常経ならびに

伽陀(かだ:節をつけた偈文)を誦させ、死者の為に呪願させた(『毘那耶律』)

お釈迦さまが浄飯王(釈迦族の王、お釈迦さまのお父さん)を導引した(『浄飯王般涅槃経』)

大愛比丘尼(お釈迦さまの叔母・養母)が涅槃する時、

お釈迦さまが前に在って香炉を捧げて引導なされた(『智度論』十)

をあげています。


日本では、

『日本書紀』に、

推古天皇29年聖徳太子薨去のとき、高麗の僧恵慈が僧を請じ斎を設けた

とありますが、これが仏教の葬儀かどうかは不明。

天平勝宝8年聖武天皇崩御のときに、僧侶讃唄を唱えたのが、

我国仏葬の起源であろう、

と『引導法の研究』(栂尾祥雲先生)にあります。


しかし、いわゆる引導作法は無く、

11世紀の仁海僧正や、12世紀の覚鑁さんの頃にまとまったようです。

引導作法も、

地域や時代によってその内容に違いがありますが、

故人を成仏させる導師が、その前に成仏していることが条件なのは、

いつもどこでも同じです。 


僕が住職をしている地域では、今でも、

お通夜、翌朝出棺、火葬、告別式(宗教者無し)、葬儀(お坊さんが拝む)、初七日、

と続きますが、会場が斎場に、などの変化があります。

関東周辺は、ずいぶんと変わりました。

まず、お通夜をしない家が増えました。

茨城県など、昔からお通夜の習慣が無いところもあるけれど、

バブル時代は、日中のお葬儀より、夕方からのお通夜のほうが参列者は多かった。

仕事帰りにお焼香できるからかな。

全体的に参列者は多かったですね。

そして、みんなに食事を振舞っていました。

以前は、

お葬儀の後出棺し、火葬して収骨、会場に戻ってから初七日というのが多かったけれど、

今は、葬儀の中で続けて行うことが多い。

葬儀・初七日・出棺という順番。

葬儀屋さんの仕事書類では、式中初七日となっています。
 
出棺の時間は決まっているから、

僕らは慌しい。

都会では火葬場が混んで、

葬儀当日が、

亡くなってから6日後(初七日)を過ぎていることもあります。



直葬とか火葬式と呼ばれる、

火葬場の炉前だけで拝む、

と云うのも増えました。

これも、時間がないから慌しい。

全員、立ったままですし。


故人を敬い感謝し、

自分の今までを反省し、これからをより良く生きようとする、

それを大切にすれば、どのような方法でも構いませんが、

社会的に幕を下ろすことをしないと、

葬儀の後に、

知りませんでした、

と香典などが届けられて、その対応にいつまでも関わらなければならないこともあります。

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[ 2019/08/03 07:52 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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