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死んだらどこへ行くの?
この質問は論理的に成り立たないのです。

なぜなら、

主体が無いからです。

たとえば、僕が死ぬ場合、

主体的であった「僕」と「僕の身体」は無くなります。

僕の身体は、

死ぬと機能が停止して、やがて遺骨遺灰になります。

「僕」という概念も、

死ぬと、それを認識する脳が機能停止して、無くなります。

なので、

死んだらどこへいくか、

という行くもの(僕と僕の身体)が無いのです。


無いものは、どこへも行けません。

そもそも、無いものを考えることができない。


そこで、

永遠のいのちや、霊魂など、

行けるものを想定することがあります。

しかし、

それを信じるのは自由ですが、真実ではありません。

 真実とは、

因縁生と無自性空、

と仏教では考えています。


あらゆるものは生滅します。

生じたものは、必ず滅する。

どのように生じて、どのように滅するかといえば、

縁と条件によります。縁起の法則ですね。 


縁と条件によって生じ、滅するものには自性(本体)がありません。

これを空と云います。
 
常住不変唯一なものは存在しない。

これが真実です。


生まれて死ぬ、という真実、

そこに本体は無い、変化するのみ、

という真実。

だから、

永遠のいのちはあり得ない。

なので、

死んだら、どこへも行かない、行けない。

行くものが無いのですから。



生きている人の心には、

死んだ人の思い出が残ります。

その思い出をどのように受け取るかで、

人生の質が変わります。 
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[ 2019/08/16 05:25 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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