忍者ブログ


破地獄
恩師田中先生は、

親というものは地獄へ行く

と言っていた。

自分の子とよその子を差別し、

親の都合で怒り、

自分の子のためなら悪事も厭わないから。


地獄とは苦しみの世界である。

それを消す破地獄という作法があり、

『三種悉地軌』『破地獄軌』『破地獄陀羅尼軌』という中国撰述の儀軌に、

真言を唱えることで、除災と地獄摧破になる、とある。


真言を唱え観想することで、

自分が仏の身体、仏の心になる、

つまり成仏するから、地獄が消える。


覚鑁さんの『引導大事』にも破地獄の所作があり、
 
心内の地獄を破するため、

と栂尾先生は『引導法の研究』に書いている。

ちなみに、

これ以降の引導作法(お葬式の所作次第)では、

導師自身が成仏した上で、亡者を成仏させる形式になっている。

導師が成仏していなければ、亡者を成仏させられないからである。


また、

『尊勝陀羅尼経』には、

陀羅尼を読誦することで、

罪障生滅、身心清浄、衆生を地獄より救出し、諸々の苦悩から脱却する


覚鑁さんの『一期大要秘密集』には、

地獄餓鬼畜生に堕ちる時には、顔や身体に特有の相が現れるので、

その時は、

破地獄などの修行方法をするべき、

と書かれている。

 

小さなことは横において、 

人類の平和や宇宙全体の進歩など、

大きなことを考える。 

地獄への招待である怒りに対しては、

比べなければ怒らない

花や緑やきれいなものを観ていれば怒らない

ニコニコしていれば、馬鹿馬鹿しくなって怒らない。

地獄へ行かない方法はいくつもある。


そして、

自分は大きなものの中で、大きなものであると信じるのがよろしい。




PR


[ 2018/06/06 07:43 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

コメントを投稿する






<< 冷蔵庫  |  ホーム  |  餓鬼の世界 >>