縁者の自宅で法事。
読経の途中で、
順番にお線香を
と促したら、
全員が3本づつ火をつけようとするので、
ちょっと待って、危ないから。
一本でいいですよ。
と言ったら、
どこかのお坊さんに、必ず三本づつあげるよう云われたらしい。
どういうつもりが知りませんが、心を込めて一本でよろしい。香炉からあふれて危険。
ちなみに、
香典はこちらから名前が読める向きで置く。
祝儀不祝儀とも、受け取ったものは正面がお客さん側を向くようにお盆などに載せますが、
仏さまは返せないからね。
まあ、これはどうしても、という作法でもないけれど。
さて、お香は精進(線香)や戒律(塗香)の象徴。
「香はよく穢悪を除き、煙気は雲生に象(かたど)り
慧雲法雨を含んで、つねに衆生を潤すに擬す」
「菩薩は悲願を懐(おも)うて、つねに戒定の香を塗り、
煩悩の病を滅除して、苦海に舟航となるなり」(『宗秘論』)
読経の途中で、
順番にお線香を
と促したら、
全員が3本づつ火をつけようとするので、
ちょっと待って、危ないから。
一本でいいですよ。
と言ったら、
どこかのお坊さんに、必ず三本づつあげるよう云われたらしい。
どういうつもりが知りませんが、心を込めて一本でよろしい。香炉からあふれて危険。
ちなみに、
香典はこちらから名前が読める向きで置く。
祝儀不祝儀とも、受け取ったものは正面がお客さん側を向くようにお盆などに載せますが、
仏さまは返せないからね。
まあ、これはどうしても、という作法でもないけれど。
さて、お香は精進(線香)や戒律(塗香)の象徴。
「香はよく穢悪を除き、煙気は雲生に象(かたど)り
慧雲法雨を含んで、つねに衆生を潤すに擬す」
「菩薩は悲願を懐(おも)うて、つねに戒定の香を塗り、
煩悩の病を滅除して、苦海に舟航となるなり」(『宗秘論』)
「浄心を塗香とし、万行を妙花とし、功徳を焚香とし、果徳を飲食とし、智慧を灯明とす」(『行法肝葉抄』道範)
とある。
僕らは、香の煙(香り)とともに法界(仏の世界)に入ります。
香りが衣にしみつくように、
戒律や功徳をしみこませる。習慣ですね。
人間はいろいろな戒律約束を破らざるを得ない弱い存在なので、
懺悔反省します。
そして、
戒律の条項そのものではなく、その背景にある差別を戒めます。
戒律は修行に総括されます。
やむを得ず生きるために戒を犯すけれど、
そのことに心をおき、
この世の総てのものに恩があることを実感する。
それを感じることが修行です。
「修行の人 すべからく本源を了すべし。若し本源を了せざれば学法益なし
いわゆる本源とは自性清浄の心なり」
と『一切経開題』にある。
本来清浄である自分の心を知ること、忘れないこと、そのようになるよう工夫することが戒律になります。
とある。
僕らは、香の煙(香り)とともに法界(仏の世界)に入ります。
香りが衣にしみつくように、
戒律や功徳をしみこませる。習慣ですね。
人間はいろいろな戒律約束を破らざるを得ない弱い存在なので、
懺悔反省します。
そして、
戒律の条項そのものではなく、その背景にある差別を戒めます。
戒律は修行に総括されます。
やむを得ず生きるために戒を犯すけれど、
そのことに心をおき、
この世の総てのものに恩があることを実感する。
それを感じることが修行です。
「修行の人 すべからく本源を了すべし。若し本源を了せざれば学法益なし
いわゆる本源とは自性清浄の心なり」
と『一切経開題』にある。
本来清浄である自分の心を知ること、忘れないこと、そのようになるよう工夫することが戒律になります。
PR
火気安全が大切でしょうね。