仏教の目的は成仏、成菩提。
仏になること、悟りに達すること。
『大日経』に、悟りとは、
「実の如く自分の心を知ること」
とあり、
お大師さんの『御遺誡』には、
自分の心、仏の心、衆生の心
の三つが差別なく同じものと知ること
とあります。
仏教でよく使われる喩に
金と金で作られたものや、水と波
がありますが、仏・自分・衆生はそのような関係にあります。
人には生老病死と、
愛別離苦(あいべつりく) - 愛する者と分かれること
怨憎会苦(おんぞうえく) - 怨み憎んでいる者に会うこと
求不得苦(ぐふとくく) - 求める物が得られないこと
五蘊盛苦(ごうんじょうく) - 五蘊(肉体と精神)が思うがままにならないこと
の苦しみがありますが、その苦しみから脱することが解脱であり、悟りであり、仏教の目的とも言えます。
またそれは、
真理の法に目覚めること
とも表現されます。
後に書きますが、お釈迦さまが悟られた縁起の法や空を理解し、「私」や「モノ」など存在の分析を体得することにより、世界や宇宙のしくみ、ダイナミックな真理に目覚めることができれば、執着から離れることができ、苦しみの輪廻から解放されます。
さらには、
一切の衆生を救うこと
も仏教者の目的です。
仏教には自利と利他という言葉があり、
自分が悟って心が自由になる自利=仏の智慧を得ること
他人の心を自由にする利他=仏の慈悲を実践すること
があります。
慈悲は
苦しみを抜き、楽を与える
ことですが、これが衆生を救うことです。
身体を使う、お金を使う、笑顔を見せる
なども慈悲行ですが、
気の毒だなあ、悲しいだろうなあ、と共に苦しみ悲しむことが大きな慈悲につながります。
お大師さんの『三昧耶戒序』には、
苦しみを抜き楽を与えるには、まず苦しみの源を断つ必要がある。
苦しみの源を断つには、まず仏の教えを授けることである。
そのために小乗大乗各宗派など、その人の心に合った教えの入門先がある。
人々の宗教的資質はさまざまであるから、教えにも区別がある。
とあります。
悟りとは一般的に言えば「しあわせになること」であり、
それは人格の完成や転迷開悟であり、
仏(ブッダ)になることです。
________________________________
【修行してみる】
○ 立腰
正坐がもっともよろしいですが、足が思うようでないなら椅子でもある程度の効果はあります。
お尻を思いっきり後ろに突き出し、
反対に腰骨を前へ突き出す
そして、下腹部に力を入れ、肩の力を抜きます。
手は定印を結ぶか、親指を握って膝の上に置きます。
集中力、持続力がつき、内臓の働きが良くなり、精神のバランスが調います。
仏になること、悟りに達すること。
『大日経』に、悟りとは、
「実の如く自分の心を知ること」
とあり、
お大師さんの『御遺誡』には、
自分の心、仏の心、衆生の心
の三つが差別なく同じものと知ること
とあります。
仏教でよく使われる喩に
金と金で作られたものや、水と波
がありますが、仏・自分・衆生はそのような関係にあります。
人には生老病死と、
愛別離苦(あいべつりく) - 愛する者と分かれること
怨憎会苦(おんぞうえく) - 怨み憎んでいる者に会うこと
求不得苦(ぐふとくく) - 求める物が得られないこと
五蘊盛苦(ごうんじょうく) - 五蘊(肉体と精神)が思うがままにならないこと
の苦しみがありますが、その苦しみから脱することが解脱であり、悟りであり、仏教の目的とも言えます。
またそれは、
真理の法に目覚めること
とも表現されます。
後に書きますが、お釈迦さまが悟られた縁起の法や空を理解し、「私」や「モノ」など存在の分析を体得することにより、世界や宇宙のしくみ、ダイナミックな真理に目覚めることができれば、執着から離れることができ、苦しみの輪廻から解放されます。
さらには、
一切の衆生を救うこと
も仏教者の目的です。
仏教には自利と利他という言葉があり、
自分が悟って心が自由になる自利=仏の智慧を得ること
他人の心を自由にする利他=仏の慈悲を実践すること
があります。
慈悲は
苦しみを抜き、楽を与える
ことですが、これが衆生を救うことです。
身体を使う、お金を使う、笑顔を見せる
なども慈悲行ですが、
気の毒だなあ、悲しいだろうなあ、と共に苦しみ悲しむことが大きな慈悲につながります。
お大師さんの『三昧耶戒序』には、
苦しみを抜き楽を与えるには、まず苦しみの源を断つ必要がある。
苦しみの源を断つには、まず仏の教えを授けることである。
そのために小乗大乗各宗派など、その人の心に合った教えの入門先がある。
人々の宗教的資質はさまざまであるから、教えにも区別がある。
とあります。
悟りとは一般的に言えば「しあわせになること」であり、
それは人格の完成や転迷開悟であり、
仏(ブッダ)になることです。
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【修行してみる】
○ 立腰
正坐がもっともよろしいですが、足が思うようでないなら椅子でもある程度の効果はあります。
お尻を思いっきり後ろに突き出し、
反対に腰骨を前へ突き出す
そして、下腹部に力を入れ、肩の力を抜きます。
手は定印を結ぶか、親指を握って膝の上に置きます。
集中力、持続力がつき、内臓の働きが良くなり、精神のバランスが調います。
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