魯山人が『星岡』23号に「天ぷらの茶漬」を書いています。
・・・・
本来天ぷらの茶漬けは古い天ぷらの利用にある。
昨日の残り天ぷらだとか、いったん冷えきったものを生かして食う食い方である。
まず火鉢に網をのせ、いったん天ぷらを火にかける。いくぶん焦げができるくらいに火をあてる。
それを熱い飯の上にのせ、塩を適宜にかけるのである。
そして濃いめの熱いお茶をかける。
天ぷらの茶漬けは甘いものを嫌うがゆえに、天ぷらのつゆをかけてはならぬ。必ず生醤油か塩をかけるべきである。
材料になる天ぷらが、良質のものでなければ、うまくならないことは言うまでもない。
・・・・
昨晩、妹の家で、母が庭で採ったウド、タケノコ、三つ葉、ユキノシタを天ぷらにしたのが残り、それが僕の朝ごはん。
ご飯に載せて、生醤油をかけ、煎茶を注ぎ、大根とセロリの塩漬けを添える。
朝からお腹いっぱいになる。
家にいる時は朝だけ一食生活なので、お腹いっぱいになると、
今日はもうおしまい
という気分になって眠くなる。
そして、
満腹になると、少し悲しくなる。
お茶漬けは陰性な食べ物だから、余計にそういう気持ちになるのかな。
〇「 淡竹」
http://shintenan.syoyu.net/Entry/667/
・・・・
本来天ぷらの茶漬けは古い天ぷらの利用にある。
昨日の残り天ぷらだとか、いったん冷えきったものを生かして食う食い方である。
まず火鉢に網をのせ、いったん天ぷらを火にかける。いくぶん焦げができるくらいに火をあてる。
それを熱い飯の上にのせ、塩を適宜にかけるのである。
そして濃いめの熱いお茶をかける。
天ぷらの茶漬けは甘いものを嫌うがゆえに、天ぷらのつゆをかけてはならぬ。必ず生醤油か塩をかけるべきである。
材料になる天ぷらが、良質のものでなければ、うまくならないことは言うまでもない。
・・・・
昨晩、妹の家で、母が庭で採ったウド、タケノコ、三つ葉、ユキノシタを天ぷらにしたのが残り、それが僕の朝ごはん。
ご飯に載せて、生醤油をかけ、煎茶を注ぎ、大根とセロリの塩漬けを添える。
朝からお腹いっぱいになる。
家にいる時は朝だけ一食生活なので、お腹いっぱいになると、
今日はもうおしまい
という気分になって眠くなる。
そして、
満腹になると、少し悲しくなる。
お茶漬けは陰性な食べ物だから、余計にそういう気持ちになるのかな。
〇「 淡竹」
http://shintenan.syoyu.net/Entry/667/
PR