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[ 2024/11/24 05:34 | ]
仏生会
入学式の季節ですね。

新入生のみなさん、おめでとうございます。


ところで今日は、ブッダの誕生日とされています。

『日本書紀』二十二には、

推古天皇十四年(606)四月八日 寺ごとに斎会を設けしめられた



『続日本紀』九には、

承和七年(840)四月八日清涼殿にて始めて灌仏を行うた

などとあり、

以来、この日にお釈迦さまの誕生を祝う法会が行われ、降誕会、龍華会、花会式、花祭、灌仏会などの名もあります。




人はなぜ苦しむのだろう

なぜ生きるのだろう

なぜ、世界があるのだろう

なぜ、この世界は作られたのだろう

多くの人がいだくこれらの疑問にお釈迦さまが答えました。

その内容は、

「此があれば彼があり、此が無ければ彼が無い、此が生ずれば彼が生じ、此が滅すれば彼が滅す」という縁起の法則

縁起の法則から導かれる中道は、対立するふたつの極端な概念にかたよらない実践と認識。

「苦」とか「楽」、「有る」とか「無い」というそのどちらにも囚われない、偏らない立場。そこに立てば苦しみ迷い不安は無くなります。


人には苦しみがあります。

暑さ寒さ・天災地変・飢饉・疫病・貧困・不仲・不安・老い・死、

生きていく上では

愛する人と分かれなければならない

憎しみのある人と会わなければならない

求めても得られない

物にも心にもこだわりを作る

という苦しみもあります。



これらの苦しみの原因を探り、苦の原因は自分の心の持ち方にあるのだということが分かれば、その心を変えるトレーニングや生活の工夫によってあらゆる苦悩は消滅します。

その、心を変える方法が

正しく物事を見る

正しく考える

正しく語る

正しく行為する

正しく生活する

正しく努力する

正しく念じる

正しく心を決定させる

の八つである、とお釈迦さんは説かれました。

「正しい」とは「バランスのとれた」という意味です。



心は常に移り変わるものです。さあ、今すぐに正しい生活に向かいなさい。そうすればあらゆる苦難から解放されます。

心は永久に不変のもの、などと錯覚していたら、いつまでたっても苦しみ迷い不安のままです。その苦しみは我が子へも続いてしまいます。

子どもらが不安にならないような大人になることが僕らの役割でしょう。


必要なのは「正しい思惟」と「煩悩を諦めること」であり、妄想錯覚から離れなさい、そのために修行しなさい

と僕は理解しています。


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[ 2013/04/08 06:50 | 米ぞうの家 ]



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