今月出版しました『望診法講義録 手相編』には、
『六大陰陽五行色体表解説』を載せています。
六大とは密教思想のひとつで、すべてのものを構成する地水火風空識の六要素(識以外を五大とします)
五行は木金火水土の五つの性質
それと
肝・心・脾・肺・腎の五臓
五方位、五味、五感、五色などとが照応している
という立場で書いています。
これらの関係はインドのヨーガや、中国の道教などが影響していますが、真言密教中興の祖である覚鑁上人が『五輪九字明秘密釈』に詳しく書いています。
拙著にあるように、五行はそれぞれ相性相克の性質がありますが、五行それぞれの気(エネルギーのようなもの)が陰陽の法則(広がる力と縮む力)によって五臓を作り、
五臓には感情や心が付随し、
それが眼、鼻、舌、耳、口によって五感として感じられ、外部と通じます。
僕らの五大(六大)が宇宙の五大(六大)と交感している
ということ。
そして、
五臓の疾病不調は五感の不具合に現れますが、
それを五味によって改善することもできますし、
五行の相生相克によって治すこともできます。
さらに、
内臓を観想することにより、その疾病トラブルを克服できます。
たとえば、
肺は金性であり、それは土性の脾臓から生まれたものです。
金性の辛味によって肺は癒されますが(肺も辛味も陰性)
金性の辛味が増えれば、木性の肝臓にストレスがかかります。
そのような時は肝臓へ、より陽性な心臓から気が流れるように瞑想します。
一般的には、ひとつひとつの内臓を観想するよりも、身体全体を五大(六大)に当てはめて観想することが主流ですが、いずれにしても瞑想によって内臓を安楽にすることができます。
五臓に対応する五大に、識大を加えた六大は仏の象徴です。 (識大を表現するものが五大)
僕もあなたも如来も、好きなもの嫌いなもの、どちらでもないものも六大を体としています。
そして、それ自体が、自他を幸せにする智慧と慈悲の働きを持っています。
宇宙に遍満するものすべて六大ですから、内臓を観察し瞑想することによって、自己と宇宙の、人と仏の合一を目指すことができます。
一般のかたもできる真言念誦や阿字観によっても、
心身の不調を治し、心を執着と差別から解放し、明るく楽しい日々にすることができるでしょう。
『六大陰陽五行色体表解説』を載せています。
六大とは密教思想のひとつで、すべてのものを構成する地水火風空識の六要素(識以外を五大とします)
五行は木金火水土の五つの性質
それと
肝・心・脾・肺・腎の五臓
五方位、五味、五感、五色などとが照応している
という立場で書いています。
これらの関係はインドのヨーガや、中国の道教などが影響していますが、真言密教中興の祖である覚鑁上人が『五輪九字明秘密釈』に詳しく書いています。
拙著にあるように、五行はそれぞれ相性相克の性質がありますが、五行それぞれの気(エネルギーのようなもの)が陰陽の法則(広がる力と縮む力)によって五臓を作り、
五臓には感情や心が付随し、
それが眼、鼻、舌、耳、口によって五感として感じられ、外部と通じます。
僕らの五大(六大)が宇宙の五大(六大)と交感している
ということ。
そして、
五臓の疾病不調は五感の不具合に現れますが、
それを五味によって改善することもできますし、
五行の相生相克によって治すこともできます。
さらに、
内臓を観想することにより、その疾病トラブルを克服できます。
たとえば、
肺は金性であり、それは土性の脾臓から生まれたものです。
金性の辛味によって肺は癒されますが(肺も辛味も陰性)
金性の辛味が増えれば、木性の肝臓にストレスがかかります。
そのような時は肝臓へ、より陽性な心臓から気が流れるように瞑想します。
一般的には、ひとつひとつの内臓を観想するよりも、身体全体を五大(六大)に当てはめて観想することが主流ですが、いずれにしても瞑想によって内臓を安楽にすることができます。
五臓に対応する五大に、識大を加えた六大は仏の象徴です。 (識大を表現するものが五大)
僕もあなたも如来も、好きなもの嫌いなもの、どちらでもないものも六大を体としています。
そして、それ自体が、自他を幸せにする智慧と慈悲の働きを持っています。
宇宙に遍満するものすべて六大ですから、内臓を観察し瞑想することによって、自己と宇宙の、人と仏の合一を目指すことができます。
一般のかたもできる真言念誦や阿字観によっても、
心身の不調を治し、心を執着と差別から解放し、明るく楽しい日々にすることができるでしょう。
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