春でございます。
鼻には二つの穴がありますが、ここは心臓、二つの小鼻は肺と卵巣・精巣の状態が現われます。
左右の鼻の穴から同じように息を出し入れするように、ゆっくり丁寧に呼吸して拝むのが春。
難しい時は、片方の穴を指で閉じて交互に呼吸します。
すると肺が調う。
肺が調えば悲しみが減り、幸福と安心感が得られます。
祈りも明るいものになる。
春は希望の祈りを。
平成2年春の今頃。
僕はインドにいたのですが、カレー以外のものを食べたくてホテルのレストランに入り、メニューの中に
「spring roll」
を見つけました。
春先の芽が出た柔らかい野菜を包んだのが春巻き。
その中に、春の静かな雨のような春雨を入れるのは日本人の発想、日本の料理。
今なら
炊いた炒り玄米(抗がん作用)
春雨(歯触りがいい)
ネギ(脂肪や陽性毒を溶かす)
春キャベツ(肝臓を掃除する)
干ししいたけ(内臓脂肪を溶かす)
醤油(春は塩ではいけない)
コショウ
で春巻き。
春は苦味
その陰性で冬の間にたまった陽性毒を溶かします。そうすれば夏も秋も安心
今旬の青菜をできるだけたくさん食べればいい。
春の冷えの多くは陽性過多です。血が濃すぎる、血管が締まりすぎる、という陽性。
だから、陰性な野菜と酸っぱい果汁で陽性を溶かしてます。
さらに、運動して発汗すれば脱塩するので改善します。その時に塩気を入れすぎないこと。
春は冬からの排毒で肝臓が疲れるので、イライラすることがあり、けがもしやすい。
出血した時はごま塩(黒)を頓服して、その陽性で止血します。
ごま塩の作りかたはこちら
https://www.youtube.com/watch?v=QzWC3qqLkf8
青菜は鉄分もカルシウムも豊富ですが、油炒め、お揚げと煮びたし、糠漬けなど、油と一緒に摂るとお通じにもよろしい。
春の野菜を見ると、いろいろ思いつきます。
•ブロッコリー 塩蒸ししてパスタと。茎は皮をむいてスライスし、ソテーする。
•カリフラワー 塩蒸しして、玄米ドレッシングで和える。
•レタス そのままバリバリ食べるのも良いけれど、豆腐と厚揚げの鍋に入れるのもいい。
•小松菜 えごまを炒ってから荒くすり、醤油と混ぜて、塩ゆでしたものを和える。
•にら 炒り玄米と餃子や春巻きに。刻んで醤油に漬け、熱いご飯に載せるのもいい。
•みつば たくさんゆでて醤油をかけて。
海苔を揉んで磯和えにするのもいい。
•うど 皮をむいてスライスし、酢で洗うだけ。味噌や練ごまが合う。
•おかひじき ごま油で炒め、醤油で少し焦がす。
•新キャベツ 塩もみしてバリバリ食べるのもいいし、味噌で炒めるのもいい。味噌汁に入れる時は油揚げと一緒に大きく切るのがいい。
•春ごぼう 皮をむかない、あく抜きしないで、炊飯器の下にゴボウを入れ、その上にお米を載せ て炊く。薄口しょうゆで淡く味付けするのがいい。
サッと素揚げしてから葛湯で煮るのもいい。
•たけのこ 皮のまま唐辛子だけで下ゆでするか、オーブン200度で焦げるまで焼く。
冷めてからそのまま炊いてもいいけれど、毛髪に問題がある時や、陰性過多の時は
昆布ときんぴらにする。それを混ぜご飯にするとうまい。
•菜の花 塩で一夜漬けが一番だけれど、辛子和えもいい。これをたくさん食べると、
排毒が一気に進む。
•ふき 塩ゆでしてから皮をむき、薄味の昆布出汁に浸して味をつける。上品で美しい。
シイタケ出汁で濃いめの味で炊いたがんもどきとよく合う。