あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
今までを振り返ってみると、
真っすぐ歩けば早く着けるのに、あちらこちらに寄り道して、ずいぶんと時間がかかってしまうような毎日を過ごしてきました。
小学生のころ、
毎日寄り道道草回り道をして、
クワガタを捕まえ、椎の実を食べ、野糞をしていました。そんなことはしなくても良いけれど、おもしろかった。
お葬式をしない、という家が増えています。
これは通過儀礼ですから、七五三やお宮参りや成人式や結婚式と同じで、
しなくても良いけれど、したほうが人生に味が出ます。やさしさや思いやりが生まれ、懺悔反省する機会にもなる。
お正月を迎えるにあたり、
大掃除をして鏡餅や注連飾りを準備し、おせちを作り、
年が明ければ初詣をして年賀状を読む
お盆には、先祖供養をする。
こういうことも、しなくても良いけれど、したほうが面白い。
宗教の基本は信心ですが、何を信じるのかといえば、
前世とか霊魂とか血液型占いとか噂話ではなく、
成仏・成道(悟り)という世界があることと、
そこへ至るまでの修行方法を信じることです。
そういうことも、道草を食っているうちに少しわかる。
真っすぐ一直線な人生というものがあるのかどうかわかりませんが、
回り道にはたいてい付き合い、ついて来てくれる人がいます。
それが何よりもありがたい。
その人のお蔭で、道草回り道も無駄にならないのだろうな。
ともあれ、
今年も平安でありますよう、お祈りいたします。
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