「あらゆる難行に耐えたからとて、
どうして無上なる悟りを得ることができるであろうか。
あなたは、一切如来の真実を知らないのだから」
と言われた一切義成就菩薩は、
「私はどのようにすれば、真実に到達できるのでしょうか」
と問います。
一切如来とは『金剛頂経開題』に説明があります。
それは五智の仏。
五智とは、
鏡の如き智慧:あらゆるものを、ありのままに認識する智慧
隔てなき智慧:あらゆる存在が平等であると認識する智慧
見きわめの智慧:あらゆる存在の違いを認識する智慧
ワザをなす知恵:他に働きかけ、救済し、教化する智慧
最高の智慧:真理の世界そのものの本性のもつ智慧
この、
世の中の総て(の智慧)を集めて自分の身体とするのが五仏。
だから、
この五仏=一切如来は、すべての存在の根源なり
とあります。
そして、
真実とは何か。
『金剛頂経開題』では、
真は真如
実は実知実相
として、
『釈摩訶衍論』から十種の真と如を引用しています。
それを、大雑把にまとめれば、
一切は本来清浄である、ということ
実知実相は不二のこと。
不二についてはこちら。
ちなみに、
金剛頂経の注釈書である『タントラ義入釈」には
真実とは、
心真言、印、真言、明
の四つ。
『真実光明論』には、
曼荼羅、真言、印、我と処の守護、諸尊勧請儀軌、
陀羅尼、禅定、内外自性具足の護摩、修練、供養後撥遣
の十真実が説かれています。
僕は、
自心を観察する三摩地samādhiや禅定dhyānaによって、
つまり、
心をまとめ、心を静かにして、
自性清浄心を知ること、
と考えています。
どうして無上なる悟りを得ることができるであろうか。
あなたは、一切如来の真実を知らないのだから」
と言われた一切義成就菩薩は、
「私はどのようにすれば、真実に到達できるのでしょうか」
と問います。
一切如来とは『金剛頂経開題』に説明があります。
それは五智の仏。
五智とは、
鏡の如き智慧:あらゆるものを、ありのままに認識する智慧
隔てなき智慧:あらゆる存在が平等であると認識する智慧
見きわめの智慧:あらゆる存在の違いを認識する智慧
ワザをなす知恵:他に働きかけ、救済し、教化する智慧
最高の智慧:真理の世界そのものの本性のもつ智慧
この、
世の中の総て(の智慧)を集めて自分の身体とするのが五仏。
だから、
この五仏=一切如来は、すべての存在の根源なり
とあります。
そして、
真実とは何か。
『金剛頂経開題』では、
真は真如
実は実知実相
として、
『釈摩訶衍論』から十種の真と如を引用しています。
それを、大雑把にまとめれば、
一切は本来清浄である、ということ
実知実相は不二のこと。
不二についてはこちら。
ちなみに、
金剛頂経の注釈書である『タントラ義入釈」には
真実とは、
心真言、印、真言、明
の四つ。
『真実光明論』には、
曼荼羅、真言、印、我と処の守護、諸尊勧請儀軌、
陀羅尼、禅定、内外自性具足の護摩、修練、供養後撥遣
の十真実が説かれています。
僕は、
自心を観察する三摩地samādhiや禅定dhyānaによって、
つまり、
心をまとめ、心を静かにして、
自性清浄心を知ること、
と考えています。
PR