当地も春らしくなってきました。
今日は婁宿。何かを急いで片付けるのに良い日です。
今年は母校の100周年で祝賀会があるのですが、当日5月5日は金曜張宿で金剛峰日。
その前3日は水曜柳宿で甘露日。
どちらも吉祥日。
日々是好日で拝めばいつも吉日になるのですが、暦でもおみくじでも、吉祥とあればなんとなく嬉しい。
それはさておき、
上野は終着駅。
僕は栃木育ちだから上京して着くのは上野駅。そこには今でも井伏鱒二『駅前旅館』のイメージがあります。
もっとも上野駅らしいのが13番線から17番線までの頭端式地平ホーム。
行き止まりの線路が並び、終着駅の風情がある。
東北新幹線が開通するまでは20番線まであり、東北へ向けて特急列車が発着していました。
東京駅や新宿駅にはこれが無いから風格に欠けるんだなあ。
昭和60年ころの14番線。「つばさ」秋田行き
上野には赤帽さんが大勢いて、 ターレーも行き交っていた。
上野で時間があればまず15番線ホーム終端の啄木碑を眺めます。
ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく
この右後ろには朝倉文夫作「三相 智情意」の彫像。
上野駅中央改札口を出て振り返れば、猪熊弦一郎の壁画「自由」
四国丸亀に猪熊弦一郎現代美術館があり、
京都東山五条の河井寬次郎記念館とともに、僕のお気に入り。
昔の改札口には、列車の出発案内が居酒屋の舌のようにならんでいました。
この改札口に向かって右側券売機の上には、平山郁夫のステンドグラス「昭和60年春 ふる里日本の華」があります。
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