日の出前に起きて外を眺めると、
まだ暗い街に、
街灯やお店の照明
ビルの黒い陰
車や列車のヘッドライトとテールランプ
その向こうに、
朝焼けの黄色オレンジ赤
青くなってきた大空
海の向こうに朝日が上れば、
空と雲と太陽と海と岩と、
黒白金銀赤橙黄青群青などの色。
世界は、宝物が詰まった蔵のようなもので、
ひとつひとつの宝物のなかにも、
世界があります。
様々な色、形、音、匂いは、
その宝物の表現。
密教ではそれを法界とも我とも大日如来とも云い、
それぞれが悟りや本来清浄な心のシンボル。
昔々、
インドのアショカ王が仏塔を建立し、
お釈迦さまの遺骨を納めて仏教宣揚のシンボルとし、
生き物を慈しみ
真実を語り
やさしさと思いやりと忍耐の行いを勤め、
困っている人を助ける、
という思いで仏教を広めました。
その塔をサンスクリット語でストゥーパ(stūpa)と云い、
「卒塔婆」と音訳され、塔婆や塔と略されます。
ストゥーパにはお釈迦さんの遺骨が納められ、
もうひとつ、
チャイトヤ(caitya)は遺骨の無い塔。
『法華経』には明確に区別されているのだけれど、
随分昔から、この二つは混同されている。
板のお塔婆は、上部が五輪の形に刻んであります。
上から、
宝珠、半月、三角、円、方形
それぞれ、
空、風、火、水、地
の象徴。
そこに、
それぞれを表す梵字を書きます。
これは、
慈悲の世界、胎蔵大日如来を現しています。
裏には
智慧の世界、金剛界大日如来のシンボルである梵字を書く。
つまり、
お塔婆は大日如来ですから、
これが法界(宝物が詰まった宇宙)であり、我でもある。
なので、
本来ストゥーパではなくチャイトヤなのだろうけれど、
内部にマンダラが描かれ、仏像が配置されている塔も同じで、
瞑想修行の対象です。
いずれにしても、
卒塔婆も仏塔も、悟りや本来清浄な心のシンボル。
我即塔婆、我即大日、我即法界 、私は即ち宇宙や世界そのもの
と観じて、
心の夜が明けます。
まだ暗い街に、
街灯やお店の照明
ビルの黒い陰
車や列車のヘッドライトとテールランプ
その向こうに、
朝焼けの黄色オレンジ赤
青くなってきた大空
海の向こうに朝日が上れば、
空と雲と太陽と海と岩と、
黒白金銀赤橙黄青群青などの色。
世界は、宝物が詰まった蔵のようなもので、
ひとつひとつの宝物のなかにも、
世界があります。
様々な色、形、音、匂いは、
その宝物の表現。
密教ではそれを法界とも我とも大日如来とも云い、
それぞれが悟りや本来清浄な心のシンボル。
昔々、
インドのアショカ王が仏塔を建立し、
お釈迦さまの遺骨を納めて仏教宣揚のシンボルとし、
生き物を慈しみ
真実を語り
やさしさと思いやりと忍耐の行いを勤め、
困っている人を助ける、
という思いで仏教を広めました。
その塔をサンスクリット語でストゥーパ(stūpa)と云い、
「卒塔婆」と音訳され、塔婆や塔と略されます。
ストゥーパにはお釈迦さんの遺骨が納められ、
もうひとつ、
チャイトヤ(caitya)は遺骨の無い塔。
『法華経』には明確に区別されているのだけれど、
随分昔から、この二つは混同されている。
板のお塔婆は、上部が五輪の形に刻んであります。
上から、
宝珠、半月、三角、円、方形
それぞれ、
空、風、火、水、地
の象徴。
そこに、
それぞれを表す梵字を書きます。
これは、
慈悲の世界、胎蔵大日如来を現しています。
裏には
智慧の世界、金剛界大日如来のシンボルである梵字を書く。
つまり、
お塔婆は大日如来ですから、
これが法界(宝物が詰まった宇宙)であり、我でもある。
なので、
本来ストゥーパではなくチャイトヤなのだろうけれど、
内部にマンダラが描かれ、仏像が配置されている塔も同じで、
瞑想修行の対象です。
いずれにしても、
卒塔婆も仏塔も、悟りや本来清浄な心のシンボル。
我即塔婆、我即大日、我即法界 、私は即ち宇宙や世界そのもの
と観じて、
心の夜が明けます。
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