ひとりぼっちの時、
僕はブロック塀と遊んだ。
塀にチョークで丸を書き、
そこをストライクゾーンにしてボールを投げる。
軟球である。たぶんC球だった。
跳ね返ってバウンドしてくるボールを受ける。
延々とそれを続ける。
そのうち、僕はエースになる。
相手はジャイアンツ。
一番、センター 柴田
とつぶやき、
塀に向かって、
つまりキャッチャーへ投げる。
バッターボックスには柴田がかまえている。
一球目はアウトコース低めのストライク、
二球目はインコース高め、
そうして、試合が進む。
そのままなら、三振かフォアボールのどちらかだけれど、
時々、
塀の縁に当たってノーバウンドで跳ね返ってきたボールを取ればアウト。
取れなければヒットで、相手は出塁する。
それを9回まで。
完投すると、そこそこの運動量になる。
井戸で足を洗い、
縁側に置いていある雑巾で足を拭き、
家に入って、おやつを食べる。
パソコンの前に坐っていないで、
今でも、そんなことをしたいと考えている。
僕はブロック塀と遊んだ。
塀にチョークで丸を書き、
そこをストライクゾーンにしてボールを投げる。
軟球である。たぶんC球だった。
跳ね返ってバウンドしてくるボールを受ける。
延々とそれを続ける。
そのうち、僕はエースになる。
相手はジャイアンツ。
一番、センター 柴田
とつぶやき、
塀に向かって、
つまりキャッチャーへ投げる。
バッターボックスには柴田がかまえている。
一球目はアウトコース低めのストライク、
二球目はインコース高め、
そうして、試合が進む。
そのままなら、三振かフォアボールのどちらかだけれど、
時々、
塀の縁に当たってノーバウンドで跳ね返ってきたボールを取ればアウト。
取れなければヒットで、相手は出塁する。
それを9回まで。
完投すると、そこそこの運動量になる。
井戸で足を洗い、
縁側に置いていある雑巾で足を拭き、
家に入って、おやつを食べる。
パソコンの前に坐っていないで、
今でも、そんなことをしたいと考えている。
PR