安全保障関連法案に対する当山声明
2015年7月16日に衆議院を通過した「安全保障関連法案」について、
憲法と民主主義の精神を順守する立場から、また、仏教徒として、この法案に強く反対の意を表明いたします。
私どもは日々、自他の平安を祈念し、現世則密厳浄土となり、すべての人に悟りと幸せがもたらされるように、と願っております。
しかしながら、それらの願いを妨げ、愚かな戦争行為を可能とする憲法解釈や新しい法案が、「積極的平和主義」という言葉の下で進められようとしています。
『法句経』には次のようにあります。
「 ものごとは、心が先行し、心が最大の原因であり、心をもとに作りだされる。
もしも、けがれた心によって、話したり、行動するならば、苦しみがついてくる。
荷を運ぶ牛の足跡に車輪が従うように。」
「 ものごとは、心が先行し、心が最大の原因であり、心をもとに作りだされる。 もしも、清らか
な心によって、話したり、行動するならば、喜びがついてくる。 影が離れないように。」
「あの者は、私をののしった。私をなぐった。私に打ち勝った。私から奪った。」このように怨みをいだく者、かれらの怨みはしずまらない。」
「あの者は、私をののしった。私をなぐった。私に打ち勝った。私から奪った。」このような怨みをいだかない者、かれらの怨みはしずまる。」
「 まことに、怨みに怨みをもって報いるならば、この世においては、怨みのしずまることがない。しかし、怨まないことによって、怨みはしずまる。これは、いにしえより続く真理である。」
「 人々は知らない、争いによって破滅することを。この事を知るならば、争いはなくなるだろう。」
私は、仏教者として、ブッダの慈悲と智慧を学び修行するものとして、
平和憲法の精神を生かし守り、
武力に依らず、冷静な会話と互いの尊敬、高い精神文化と教養によって、世界の平安を実現させることを、
三権の長を始め、日本の代表者に求めます。
2015年7月18日
高野山真言宗 眞天庵 庵主 須永 晃仁
2015年7月16日に衆議院を通過した「安全保障関連法案」について、
憲法と民主主義の精神を順守する立場から、また、仏教徒として、この法案に強く反対の意を表明いたします。
私どもは日々、自他の平安を祈念し、現世則密厳浄土となり、すべての人に悟りと幸せがもたらされるように、と願っております。
しかしながら、それらの願いを妨げ、愚かな戦争行為を可能とする憲法解釈や新しい法案が、「積極的平和主義」という言葉の下で進められようとしています。
『法句経』には次のようにあります。
「 ものごとは、心が先行し、心が最大の原因であり、心をもとに作りだされる。
もしも、けがれた心によって、話したり、行動するならば、苦しみがついてくる。
荷を運ぶ牛の足跡に車輪が従うように。」
「 ものごとは、心が先行し、心が最大の原因であり、心をもとに作りだされる。 もしも、清らか
な心によって、話したり、行動するならば、喜びがついてくる。 影が離れないように。」
「あの者は、私をののしった。私をなぐった。私に打ち勝った。私から奪った。」このように怨みをいだく者、かれらの怨みはしずまらない。」
「あの者は、私をののしった。私をなぐった。私に打ち勝った。私から奪った。」このような怨みをいだかない者、かれらの怨みはしずまる。」
「 まことに、怨みに怨みをもって報いるならば、この世においては、怨みのしずまることがない。しかし、怨まないことによって、怨みはしずまる。これは、いにしえより続く真理である。」
「 人々は知らない、争いによって破滅することを。この事を知るならば、争いはなくなるだろう。」
私は、仏教者として、ブッダの慈悲と智慧を学び修行するものとして、
平和憲法の精神を生かし守り、
武力に依らず、冷静な会話と互いの尊敬、高い精神文化と教養によって、世界の平安を実現させることを、
三権の長を始め、日本の代表者に求めます。
2015年7月18日
高野山真言宗 眞天庵 庵主 須永 晃仁
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