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[ 2024/11/26 17:41 | ]
弘法大師の著作から仏性を探す
仏性は、仏の性質、仏になる原因のことですが、

お大師さんの文章にもいくつかでてきます。


「卒塔婆はバン字の一字の所成なり。またアビラウンケンの五字の所成なり。
 一一を取るに任せて、自性清浄心とも、真如とも、仏性とも、如来蔵とも、法性とも観ずべし」 (秘蔵記)
 
宇宙そのものも、僕らも含めて宇宙にあるものは全て大日如来であり

見方によれば、大日如来が変化したものであり、

考えようによっては、大日如来を宿しているものである。

つまり、仏性がある、

すでに悟っている、完成している、

それを観想して、宇宙と大日、自分と大日、自分と宇宙が同じであると悟る、

ということ。


「雙林に滅を告げてついに仏性を顕わせども、しかも聴衆あって果に羅漢を上ず」
                                  (十住心論四)

『法華の儀軌経』にいわく、

「一切衆生の身中にみな仏性あり。如来蔵を具せり。一切衆生は無上菩提の法器にあらざることなし」                                                                                                              (十住心論八)


仏性があるのだから、修行してそれを開発する、

仏性があるからこそ、修行すれば仏になれる、

ということ。 


「毛鱗角冠、蹄履尾裙、有情非情、動物植物、同じく平等の仏性を鍳みて忽ちに不二の大衍を証せむ 」                          (為式部願文)

「鱗衫羽袍、蹄舃角冠、誰か仏性無からむ。早く実相を見よ 」 (藤大使為亡児願文)


毛のあるもの、ウロコがあるもの、角、蹄、尻尾があるもの、動物植物鉱物、

みな仏性があるのだから、仏になる可能性を持っている。

だから、みんなが悟りを開いて幸せになりますように、

ということ。

不二は唯一、

大衍(だいえん)は大乗

証は、悟り

実相は真如・悟り

のこと。
 
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[ 2019/04/12 14:41 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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