米ぞうの家
長野県飯田市 高野山真言宗 立石寺 住職のブログです。
精進料理
仏教医学研究
行法日誌
米ぞうの家
穀菜食の舎
陰陽研究塾
眞天庵仏教塾・密教塾
道草
望診法の世界
お次第
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
http://shintenan.syoyu.net
[PR]
[
2025/04/09 11:13
|
]
父母恩重経
「ぶもおんじゅうきょう」と読みます。
インド伝来ではなくて、中国で作られた儒教的な内容の経典ですが、日本ではポピュラーなお経のひとつです。
最近の世情を見ていると、僕はこの経典を思い出す。
子は、母の懐を寝床とし、母の膝を遊び場とし、母の乳を食物とし、母の情をいのちとしている。
お腹がすいて何か食べたい時、母が食べさせてくれる。
喉が渇いて何か飲みたい時、母でなければ飲ませてくれない。
寒い時、母が着物を着せてくれる。
暑い時、母が脱がせてくれる。
飢えて苦しい時も、母は口に含んだものさえ吐きだして、子に食べさせる。
寒さに苦しい時も、母は自分が着ている服を脱いで子に着せる。
そんなふうに育てているんだもの、いくら心配しても足りないくらいだよね。
母は家を離れて仕事をしていても、我が子が泣き叫んで、お母さんを恋い慕っていると思えば、胸が騒ぎ、心が驚き、すぐにでも家に帰る。
子は、その母が帰ってくる姿を見れば、喜んで母のもとに向かい、乳をもらう。
「これ両情一致、恩愛のあまねきこと、またこれに過ぎるものなし」
母は、
自分が好みの衣服は、みな子に与えて着せ、
自分は古い破れた着物をまとう。
だけど、子は大きくなると、友達や恋人や夫婦を大事にして、親を疎んじるようになる。年老いた親が頼るのは子しかいないのに。
親は、生きている間ずっと、子に何かあれば身代りになろうと思い、自分が死んでからも、我が子を護ろうと願っているのに。
お釈迦さんは言います。
父母のために、心力を尽くして、あらゆる供養をし、三宝に帰依し、父母の心を安穏にするよう努力するべきである、と。
実家で親の介護をしている妻から毎日電話がある。
「子どもたちは元気?」
PR
http://shintenan.syoyu.net/%E7%B1%B3%E3%81%9E%E3%81%86%E3%81%AE%E5%AE%B6/%E7%88%B6%E6%AF%8D%E6%81%A9%E9%87%8D%E7%B5%8C
父母恩重経
[
2015/06/01 09:16
|
Comments(0)
|
米ぞうの家
]
コメントを投稿する
名前:
コメント:
カレンダー
03
2025/04
05
S
M
T
W
T
F
S
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
リンク
管理画面
新しい記事を書く
Youtubeチャンネル「立石寺」
カテゴリー
精進料理 ( 0 )
仏教医学研究 ( 13 )
行法日誌 ( 13 )
米ぞうの家 ( 1266 )
穀菜食の舎 ( 164 )
陰陽研究塾 ( 107 )
眞天庵仏教塾・密教塾 ( 117 )
道草 ( 33 )
望診法の世界 ( 9 )
お次第 ( 1 )
フリーエリア
最新コメント
無題
[05/18 佐藤栄一]
無題
[02/18 お名前]
陰陽講座のご依頼
[04/14 小山さち淑]
無題
[02/01 佐藤栄一]
無題
[12/26 坪井]
最新記事
新しいブログをよろしくお願いします。
(07/15)
真理はどのように現れているのか。
(07/13)
男の子の不思議な心
(03/10)
夫が妻より早く死ぬ理由
(08/29)
市販食品を調べてみよう
(08/24)
最新トラックバック
プロフィール
HN:
春風 米ぞう
年齢:
63
HP:
千頭山 立石寺
性別:
男性
誕生日:
1962/01/06
趣味:
乗り物、野球、音楽、カメラ、ボルタリング
バーコード
RSS
RSS 0.91
RSS 1.0
RSS 2.0
ブログ内検索
アーカイブ
2020年07月 (2)
2020年03月 (1)
2019年08月 (6)
2019年07月 (6)
2019年06月 (29)
2019年05月 (29)
2019年04月 (25)
2019年03月 (38)
最古記事
行法日誌・食と心の関係 1
(12/01)
行法日誌 2
(12/01)
行法日記 3
(12/02)
行法日誌 4
(12/02)
行法日誌 5
(12/08)
P R
カウンター
Material by
dot colon
Design by
basei
忍者ブログ
/ [PR]
<< 食平等
|
ホーム
|
災害時メモ >>