厚切りトーストに何を載せようかと考えて、
豆腐と少量の油揚げ、大根を炒りつけ、味噌、こしょう、タバスコで調える。
これは大腸の滋養になるもので、
何かを見極めたいという時は、このような白くて辛味のあるものがよろしい、
それはさておき、
『十住心論』には、
身体の病は多いといっても、要はただ六種である。四大(地・水・火・風)の不調と鬼と業である。
身体の病を治す方法に、温泉、散薬、丸薬、酒、針、灸、まじない、いましめ の八つがある。
鬼や業は仏教の修法によらなければならない。
とある。
業は悪業の報いだから、懺悔(の修法)が有効だろうけれど、鬼は具体的には何だろうか、とあらためて『仏教医学辞典』を調べてみた。
鬼病は、
鬼が四大五臓に入る(『摩訶止観』8)ことで、その鬼は神通力のある夜叉と羅刹らしい。
『楞伽経』には、
1、金銀草木などの精
2、風に託して災いをなす
3、老いたる狐狸に託して人を惑わす
4、蛇蝮に託して人を害する
5、疫病
6、餓鬼
7、睡眠中に人を惑わす
8、水石などの精
9、八幡使者の鳩
10、吉凶禍福の言を伝える巫女のごときもの
という十種の鬼をあげている。
わかりにくいものもあるけれど、根本は煩悩ですね。
だから、十住心論には呪法をもって鬼病を治す、とある。
お金も食べ物も、もっともっとと欲しがり、
他人をだまし、過失を求め、
常に怒り、
暴虐で人肉を食らうような鬼
なので、
身体の不調以外の鬼と業による病は、
懺悔と反省、精神集中と自心観察(心静めの瞑想修行)
によって無くすことができる。
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