常陸国と下総国をあわせて常総と云う。 今の茨城県と千葉県。
現在、常総地方と云えば、
茨城県南西部、守谷市、つくばみらい市、取手市、常総市あたりを指す。
甲子園でお馴染みの常総学園があるのは、少し北の土浦市。
僕がいる栃木県南部から上京する時は、
車なら国道4号線、または筑波山を眺めながらの国道294号線
鉄道ならJR宇都宮線、東武スカイツリーラインなどいくつかルートがある。
過日、
千葉県船橋から栃木まで、一度乗ってみたかったルートで帰った。
高根公団から新京成電鉄・松戸行に乗車。
新京成沿線は工事中が多い。もっとも、日本は僕が生まれてからずっと工事中だ。
新鎌ヶ谷で東武野田線に乗り換える。
今は、東武アーバンパークラインという。
名前というのは、それが何であるか耳で聞いて分かるものが良い名前・言葉である。
野田線なら野田を経由する路線と分かるけれど、アーバン何とかでは何だか分からない。
やたらと横文字にするのは頭が弱い証拠だ。
柏でJR常磐線に乗り換え取手へ、ここから茨城県。
12:00発の関東鉄道常総線に乗る。これは国道294号線にほぼ沿う。
複線電化でレールも太い常磐線から、
単線で細いレールが左に分かれてカーブする景色には情緒がある。
ここから水海道までは15ヘッドで発車する。非電化のディーゼルカー。
乗客は多く、ロングシートの座席がほぼ埋まっている。
本数も乗客も多いのに電化していないのは、
近く(石岡市柿岡)に地磁気観測所があり、観測に影響を及ぼす直流電化ができないからだろう。
常磐線が乗客の多い土浦はなく取手で直流から交流になり、
つくばエクスプレスの守谷ーみらい平に交直セクションがあるのも同じ理由。
交流電化は車両費が高価になるので、関東鉄道は非電化のままなのだろう。
沿線は平将門ゆかりの土地。
非電化で複線なので架線が無く、運転席から見える景色が広い。
水海道で乗り換える。
駅でも空間が広い。
バブルが過ぎるころまでは、
そこそこの町には必ずキャバレーがあり、大規模な店をグランドキャバレーと云った。
夜は華やかだった。
今はおとなしく、精気の無い機械的な町が多い。
水海道からは単線で、客層も変わる。
車内で子どもが走り回り、
鼻毛を抜くおっさん、原色の服で髪を紫に染めたおばちゃん、都会よりがっちりした高校生など。
車窓には麦畑が拡がる。
5月には、黄金色の麦と青田の緑の対比が美しい。
石下を過ぎると右手に筑波山が見える 。
標高877メートルの低い山だけれど、広大な関東平野にそびえるから存在感がある。
下館でJR水戸線に乗り換え。
下館から二つ目、川島駅北の専用線廃止跡を眺め、
小田林を過ぎて小山に近づくと交直セクション。これも地磁気観測所との関係。
小山駅構内へ向かって右へカーブするあたりで、左へ分かれる廃線跡が見える。
これは、急行「つくばね」が走っていた水戸短絡線。
グリーン車も連結した455系だった。
小山で宇都宮線下りに乗り換え、次の小金井で下車。
帰宅して晩酌。
現在、常総地方と云えば、
茨城県南西部、守谷市、つくばみらい市、取手市、常総市あたりを指す。
甲子園でお馴染みの常総学園があるのは、少し北の土浦市。
僕がいる栃木県南部から上京する時は、
車なら国道4号線、または筑波山を眺めながらの国道294号線
鉄道ならJR宇都宮線、東武スカイツリーラインなどいくつかルートがある。
過日、
千葉県船橋から栃木まで、一度乗ってみたかったルートで帰った。
高根公団から新京成電鉄・松戸行に乗車。
新京成沿線は工事中が多い。もっとも、日本は僕が生まれてからずっと工事中だ。
新鎌ヶ谷で東武野田線に乗り換える。
今は、東武アーバンパークラインという。
名前というのは、それが何であるか耳で聞いて分かるものが良い名前・言葉である。
野田線なら野田を経由する路線と分かるけれど、アーバン何とかでは何だか分からない。
やたらと横文字にするのは頭が弱い証拠だ。
柏でJR常磐線に乗り換え取手へ、ここから茨城県。
12:00発の関東鉄道常総線に乗る。これは国道294号線にほぼ沿う。
複線電化でレールも太い常磐線から、
単線で細いレールが左に分かれてカーブする景色には情緒がある。
ここから水海道までは15ヘッドで発車する。非電化のディーゼルカー。
乗客は多く、ロングシートの座席がほぼ埋まっている。
本数も乗客も多いのに電化していないのは、
近く(石岡市柿岡)に地磁気観測所があり、観測に影響を及ぼす直流電化ができないからだろう。
常磐線が乗客の多い土浦はなく取手で直流から交流になり、
つくばエクスプレスの守谷ーみらい平に交直セクションがあるのも同じ理由。
交流電化は車両費が高価になるので、関東鉄道は非電化のままなのだろう。
沿線は平将門ゆかりの土地。
非電化で複線なので架線が無く、運転席から見える景色が広い。
水海道で乗り換える。
駅でも空間が広い。
バブルが過ぎるころまでは、
そこそこの町には必ずキャバレーがあり、大規模な店をグランドキャバレーと云った。
夜は華やかだった。
今はおとなしく、精気の無い機械的な町が多い。
水海道からは単線で、客層も変わる。
車内で子どもが走り回り、
鼻毛を抜くおっさん、原色の服で髪を紫に染めたおばちゃん、都会よりがっちりした高校生など。
車窓には麦畑が拡がる。
5月には、黄金色の麦と青田の緑の対比が美しい。
石下を過ぎると右手に筑波山が見える 。
標高877メートルの低い山だけれど、広大な関東平野にそびえるから存在感がある。
下館でJR水戸線に乗り換え。
下館から二つ目、川島駅北の専用線廃止跡を眺め、
小田林を過ぎて小山に近づくと交直セクション。これも地磁気観測所との関係。
小山駅構内へ向かって右へカーブするあたりで、左へ分かれる廃線跡が見える。
これは、急行「つくばね」が走っていた水戸短絡線。
グリーン車も連結した455系だった。
小山で宇都宮線下りに乗り換え、次の小金井で下車。
帰宅して晩酌。
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