インターネットをちょこちょこ覗いていたら、
陰陽を説明する記事に、
ねじの原理から、
右に回転→中心に集まっていく動き。求心性の力。陽性。
左に回転→外に広がっていく動き。遠心性の動き。陰性。
料理で考えると、
右回転→素材の栄養が集まり美味しくなる!
左回転→栄養もおいしさも外へ逃げてしまう
というものがいくつかありました。
これ、どうなのでしょうね。
右でも左でも、回転すれば遠心力が働いて広がる力(陰性)になります。
ネジが右回りで締まるのは、そのように溝を切っているからで、逆もあります。身近なものでは扇風機のネジ。
回転の遠心力に反対するものは重力(加速度)です。それが陽性なひきつける力。
地球は左回転していますが、金星は右回転。どちらも陰性な遠心力が働いて、太陽の陽性な重力とバランスをとっています。
石臼は左に回すと引いた粉が出てくるようになっていますが、これもそのように溝が切ってあるからです。逆に作れば右回りになる。
そもそも左右は見かたによって変わります。
北極を上にすれば左回転ですが、南極から見れば右回転。
自分のどちらが右なのかも変わる。
前を向いている時と後ろ向きでは左右は逆。
つまり、固定的な左右は無い。
陰陽で考える場合は、
左右ではなく、広がっているか縮んでいるかで判断したほうが良いでしょう。
面白いのは魚や乗り物の絵。
右から左へ走る、泳ぐ絵が多い。左側を頭や先頭にしますね。
それから、
ふたり並んで歩くとき、左側の人が先に進もうとする。
これらは日本語の文章が右から左へ進むので、読むのも書くのもそうしてきたから、それに目が慣れているからだろうけれど、
最近は横書きが多いから、左から右へ移るのも違和感が無いのかな。
ところで、
日本の所作作法では左が上位です。左大臣のほうが右大臣より偉い。
これは元々中国の思想。あちらでは「君子南面す」で、偉い人は南を向いて坐す。
皇帝は不動の北極星を背に南に向かって座るのが善し、ということ。
すると、太陽は左の東から昇って右の西に沈む。
日の出のほうが沈むより吉祥で尊いから、左が右よりも上位としました。
仏教ではインドの作法を引き継いで、右が左より清らかとしています。右が仏で左が凡夫。
これも建前というか、仮に二つに分けたほうが説明しやすい、ということで、本質は左右不二。
差別区別はなく平等で、合掌のように表裏一体すべては仏。
僕らが着ける袈裟は偏袒右肩(へんだんうけん)。布を左肩にかけ、右肩は出します。
右肩を出すのは敬意を表し、寺の法要などでは、本尊さまに右肩を向けて行道します。
攻撃する右手を見せて、敵意が無いことを示すため、とも伝えられています。
数珠は凡夫である左手に架けます。
西洋では、剣を持つ手が聖なる上位。
ナイフとフォークでものを食う民族らしいですね 。
だから、国旗は右側に立てる。外から見れば向かって左。
食養では、右に出る症状は比較的陽性の排毒と考えます。
でも、
それより前後のほうが影響が強く、さらには上下のほうが差が大きい。
そして、その人の姿勢や環境によって変わります。
もっとも陰陽の違いが出るのは水分の多少ですが、それも温度や時間によって変わります。臨機応変。
右が陽性、
などと固定してしまうこと自体が間違いなのでしょうね。
陰陽を説明する記事に、
ねじの原理から、
右に回転→中心に集まっていく動き。求心性の力。陽性。
左に回転→外に広がっていく動き。遠心性の動き。陰性。
料理で考えると、
右回転→素材の栄養が集まり美味しくなる!
左回転→栄養もおいしさも外へ逃げてしまう
というものがいくつかありました。
これ、どうなのでしょうね。
右でも左でも、回転すれば遠心力が働いて広がる力(陰性)になります。
ネジが右回りで締まるのは、そのように溝を切っているからで、逆もあります。身近なものでは扇風機のネジ。
回転の遠心力に反対するものは重力(加速度)です。それが陽性なひきつける力。
地球は左回転していますが、金星は右回転。どちらも陰性な遠心力が働いて、太陽の陽性な重力とバランスをとっています。
石臼は左に回すと引いた粉が出てくるようになっていますが、これもそのように溝が切ってあるからです。逆に作れば右回りになる。
そもそも左右は見かたによって変わります。
北極を上にすれば左回転ですが、南極から見れば右回転。
自分のどちらが右なのかも変わる。
前を向いている時と後ろ向きでは左右は逆。
つまり、固定的な左右は無い。
陰陽で考える場合は、
左右ではなく、広がっているか縮んでいるかで判断したほうが良いでしょう。
面白いのは魚や乗り物の絵。
右から左へ走る、泳ぐ絵が多い。左側を頭や先頭にしますね。
それから、
ふたり並んで歩くとき、左側の人が先に進もうとする。
これらは日本語の文章が右から左へ進むので、読むのも書くのもそうしてきたから、それに目が慣れているからだろうけれど、
最近は横書きが多いから、左から右へ移るのも違和感が無いのかな。
ところで、
日本の所作作法では左が上位です。左大臣のほうが右大臣より偉い。
これは元々中国の思想。あちらでは「君子南面す」で、偉い人は南を向いて坐す。
皇帝は不動の北極星を背に南に向かって座るのが善し、ということ。
すると、太陽は左の東から昇って右の西に沈む。
日の出のほうが沈むより吉祥で尊いから、左が右よりも上位としました。
仏教ではインドの作法を引き継いで、右が左より清らかとしています。右が仏で左が凡夫。
これも建前というか、仮に二つに分けたほうが説明しやすい、ということで、本質は左右不二。
差別区別はなく平等で、合掌のように表裏一体すべては仏。
僕らが着ける袈裟は偏袒右肩(へんだんうけん)。布を左肩にかけ、右肩は出します。
右肩を出すのは敬意を表し、寺の法要などでは、本尊さまに右肩を向けて行道します。
攻撃する右手を見せて、敵意が無いことを示すため、とも伝えられています。
数珠は凡夫である左手に架けます。
西洋では、剣を持つ手が聖なる上位。
ナイフとフォークでものを食う民族らしいですね 。
だから、国旗は右側に立てる。外から見れば向かって左。
食養では、右に出る症状は比較的陽性の排毒と考えます。
でも、
それより前後のほうが影響が強く、さらには上下のほうが差が大きい。
そして、その人の姿勢や環境によって変わります。
もっとも陰陽の違いが出るのは水分の多少ですが、それも温度や時間によって変わります。臨機応変。
右が陽性、
などと固定してしまうこと自体が間違いなのでしょうね。
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