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[ 2024/11/23 20:54 | ]
地獄から極楽へ行く方法
八大地獄とか十六小地獄というものがございます。

焼けた鉄の床に寝かされたり、大釜でゆでられたり、身体をバラバラに切断されたり、何とも恐ろしいところなのですが、人間界で過ごす200年とか400年が地獄の1日でございます。

つまりですね、地獄では寿命がとんでもなく伸びて、長生きしなければならないんです。衆人の寿命が500歳なんていうのはザラなんです。

だから、焼かれても切り刻まれても死ぬことはなく生き返ってしまう。

生き返ったらまた、焼かれたり切り刻まれてしまう。永遠に苦しむことになるんですねえ。

なんともまあ、空恐ろしいことでございます。よくもまあ、こんな恐ろしくてひどいことを考えたものです。


でも、よくよく考えてみると、現実の世界も同じようなものでございます。


暴飲暴食してお腹が痛くなったり頭痛に悩まされたりして、もうコリゴリだ、なんて思っていたのに、しばらくしたらまた煩悩のままに食べ散らかして苦しむようなことがありますね。

つまらないことを言ってしまってから、ああ、あんなこと言うんじゃなかった、なんて後悔反省したのに、また同じような戯論に興じてね、いやな思いをすることもあります。


人はみな、地獄の住人なんですな。


地獄なんてあるのかね、なんて聞かれればね、そりゃあ、あるんです。無いものについて話すことはできませんからね。

どこにあるかと言えば、私らの頭ん中にあるんです。自分で地獄を作っているんですなあ。


ところで、仏教は瞑想の宗教でございます。

頭の中で地獄を想像することと、地獄のような体験をした、と思うのと、瞑想で心を調えるのは、当然ながらまったく違います。

瞑想では、聞こえるものも、見えるものも、感じるものもございません。何もないんです。広々として風通しが良いだけ。

ですから、瞑想中に何かが見えた、聞こえた、感じたというのはすべて妄想・錯覚でございます。あなたの脳が勝手なことを想像しているだけ。

まあ、リラックスはしているのかもしれませんけれどね。



あらゆる不安・悩み・迷いは煩悩から生まれます。

煩悩とは貪り、怒り、無知、疑い、慢心などでございます。

また、煩悩は執着を生み、その執着は自我を育てます。自我は煩悩の産物です。自我があるかぎり、地獄から出られることはないでしょう。

自我を離れ無我になった時に、地獄もなにも一切が消えて無くなります。

瞑想はそのための優れた方法でございます。


しかしまあ、瞑想なんて難しそうなことを言わなくても、ものは思いようなんでげすな。

地獄の経営者は自分です。やめちゃえば無くなりますし、やめられない時は夜逃げでも死んだふりでもしておけばいいですな。

愛情の反対は無関心と言いますが、地獄なんて無関心でいればいいんでしょうな。

で、そうでないものに愛情を持つ。そこが極楽と思いますね、きっとそうですね。

あたしゃね、これから極楽へ行ってきます。

皆さんもどうぞお越しください。
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[ 2012/12/04 08:17 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
秘密
まだよく揺れておりますが、

備えておくと役に立つものは、

・車のガソリンは満タンに。

・灯油もなるべく備蓄。

・発電機、充電器のチェック

・車のシガーソケットから100ボルト電源が取れるインバーター

・ヘッドランプ式の懐中電灯

・お風呂に水を。

・お粥のレトルトパック

・炒り玄米、乾燥ワカメ、味噌、醤油

・現金

・安否確認の電話・メールはなるべく遠方の親類友人に。

・・・・・・・


さて、

人生でもっとも大事なものは希望ですが、とても困難なことに出会うと、希望を持てるようになるまでに少し時間がかかります。

その間は秘密の食べ物が役に立ちます。


1、ごぼうの秘密

ささがきごぼう(水にさらさない、皮をむかない)と細切りの油揚げを炒め、香りが良くなったら昆布出汁を入れて煮ます。

ゴボウから出るアクは陰性なので、強火で煮込んで陽性にすれば、そのアクは気化します。その時に甘味が出ます。

良い具合になったら火を止めて味噌を溶き、お椀によそい、刻みねぎを散らします。

これはお腹が温まるので不安が無くなります。



2、ネギの秘密

昆布だしに3センチ長さに筒切りしたネギを入れて、沸騰しないように煮てから火を止めて味噌を溶きます。

大きく切った長ネギは噛まないと呑み込めないので、その咀嚼によって心が安定します。

陰性なネギを噛むのが効果的です。玄米などの陽性なもの噛むと、陽性過多になります。



3、すりおろす秘密

植物は細胞壁がありますが、すりおろすことでそれが破れ、消化酵素が効果的に吸収されます。

酵素が多いと小腸が安定し、脳も安定します。



4、クエン酸の秘密

乳酸などの疲労を呼ぶ物質や酸化した身体を中和するクエン酸は、梅干しやかんきつ類に多く含まれますが、陽性な梅干しに陰性なスダチ・レモンなどを絞れば中庸になり、精神の安定に役立ちます。

大根おろしと梅干しの組み合わせでも、陰陽は調います。

ただし、梅干しは無添加に限ります。


5、おでんの秘密

寒くて乾燥する冬には、陽性な水分があるおでんが最適です。


6、お新香の秘密

火を通さないために消化酵素が多い、塩気と圧力という陽性がある、強いアルカリ性である、などの理由で、特に冬の食卓にあれば腸と脳の安定によろしい。


7、お餅の秘密

お餅はうるち米よりたんぱく質が多いので陰性です。

また、蒸す、搗く、焼くなどの陽性な力を加えてから食べるものです。

ですから、寒い冬に適当な食べ物となります。

陽性な人が冬に食べるにはとてもよろしい。魚を多く食べる日本人が冬に食べるのも、とてもよろしい。


ちなみに、おねしょにもお餅。

膀胱が収縮する夜中から朝におねしょをして、寝ている間はぐっすりと寝て目が覚めない。昼間は元気。

このような子は陽性なので陰性なお餅を食べると改善します。

わかめ、大根、油揚げ、昆布だしの味噌汁に玄米もちを入れる。

または、寝る前に焼いた餅を、醤油などの塩気無しでそのまま食べるのが良いでしょう。


寝入りばなや昼間におしっこをもらして、顔が青白いなら陰性です。

黒焼き、炒り玄米 がよろしい。

陰陽どちらも干葉の腰湯、生姜湯のお風呂に入ります。


腎臓膀胱系は怖れに弱いので、絶対的な安心感があれば改善します。

慈悲深くいつも心優しくし、

子どもには抱擁と微笑みで

[ 2012/12/10 07:03 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
ちょっとした話
昨夜は義母の五七日。息子らと読経。

この日のご本尊さんはお地蔵さん。お地蔵さんの真言は、

オン カカカビ サンマエイ ソワカ

舌の回らない次男が唱えると、

おん あかかび さんまえい そわか

と聞える。

赤カビ??

長男と妻が吹き出してしまう。

毎回そんな調子の法事でございます。



それはさておき、


先週、松江の朝ごはんで食べた「めのは」という板わかめがおいしかった。

地元の奥さんが

島根の板わかめと鳥取のそれとでは味が違うのよ。

だって、海の味が違うから。




阪神大震災で被災した奥さんが、

あの時は大変だった。あんたたちもあの気持ちになっただろうね。

だからね、私は何も言わない。




ファシリテーターの居城葛明さんから教わったのは、


会議話し合い講演で大切なのは、

教えない、仕切らない、まとめない。



考える工程というものがあって、

1、目的をはっきりさせる。
2、現状(問題点や長所)を感情ではなく事実で把握する。
3、その解決方法を見つける。

これでOK。



情報生産というものもあって、

テーマ⇒取材(インタヴュー)⇒編集⇒発信

これを外さなければ、何でもうまくいきます。





15日付朝日新聞『be』の「作家の口福」で、

人は、質が上がった時には意外とわからない。しかし、下がった時には瞬時にわかる。

と平野啓一郎。

ウマイものが分からない人は多いけれど、マズイものは誰でも瞬時に分かる。


サッカーのルールで、

手を使ってはいけない

と聞くか、

手以外はどこを使っても良い

と聞くかで、ずいぶんと心の余裕が変わってくる。

[ 2012/12/17 08:29 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
しあわせはどこにある?
お大師さんの『般若心経秘鍵』に、

それ仏法はるかにあらず、心中にしてすなわち近し。真如外にあらず、身を棄てていずくんか求めん。迷悟われに在れば発心すればすなわち到る。明暗他にあらざれば信修すればたちまちに証す。

という文がございます。

悟りと言うものは、どこか遠くにあるのではなくて、自分の心の中に、すぐ近くにあるんですよ。

だからね、今すぐにでも、そこを目指して修行を始めなさい。始めさえすれば到達できますし、悟りも迷いもあなた次第ですよ。



迷いが多いから悟りも多いのですが、悟りというのは簡単に言えば「しあわせ」と言うことです。

悟りもしあわせも、名詞ではなくて動詞なんです。しあわせになる。


行住坐臥すべてが悟りのためにあるのですが、人はしあわせになるために仕事をし、遊び、病を治し、戦い、投票し、ご飯を食べます。

しあわせになるために考え、迷い、記憶します。

僕はそう考えています。



例えば、

貧乏はしあわせにはならない、不幸であると考える人がいる。

いやいや、貧乏でも家族が仲良くしていればしあわせだと感じる人もいる。


政権を取らなければ不幸であると考えたり、そんなもの無くても、地元の人の役に立てばしあわせだとと思う人もいる。




家族が流されてひとりぼっちになった人がいる。


自分を助けに来てくれて流された人がいる。自分だけ助かってしまった、と感じてしまう。

あの日あの時発電所で働いていた人がいる。大きな恐怖の中で。

その人たちもしあわせになれるように、と拝んでいる人も大勢いる。小さな小さな力だけれど、いつかしあわせになるように、と。



お釈迦さまもそうだったのだけれど、自分ひとりで凛としてしあわせにはなれないものです。なぜなら、しあわせも苦しみも伝染するから。




しあわせは自分の内にあるものだけれど、それはある程度の精進工夫をしないと見ることができない。味わうこともできない。


みじん切りがみじんでなく、薄切りが薄くない人と、

細心の注意を払っていないことと、

陽性過多と、

人間関係の不満と、

治らない病気とは、みな同じ状態です。

何かがちょっと足らない。


僕は自他共に、しあわせになるために料理をして、しあわせになるために食べますが、そう思うことを忘れないようにする、そうすることが習慣になる、というのがただ今の気持ちでございます。

 

[ 2012/12/19 05:16 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
少しづつゆっくりとしあわせになろう
煮物や煮しめを作る時に、一気に味を加えてはいけない。

特に醤油や味噌は少しづつ加えて調える。そうしないと野菜の味が引きだせない。調味料の味になってしまう。

ちょっと醤油を入れて煮る。

味が沈んだらまた、ちょっと加えて煮る。

3回目くらいで良い塩梅になるようにする。


納豆も一気に醤油を入れてはいけない。豆の味が弱くなって台無しになる。

よく練ってからネギを入れ、醤油を少し。

また練ってから醤油をちょっと。

もう少し練って醤油を足し、好みの濃さにする。



黒豆も一気に甘くしてはいけない。シワがよってツヤがなく、味も含まない。

少しづつ甘くする。



人生もそうなんだろうな。

速いのは下品である。

夢や希望を持つにも時間をかけて、熟成させたほうがいい。

ただし、間断無く淡々と、サイやゾウが歩くように。





空間に存在する元素と元素の間は真空なのだろうか?

暗黒物質で占められているのだろうか。

などと息子と話していたら、


そういえばさあ、方舟のチケットが売られているらしいよ。

とも言う。

マヤのナントカで、助かるためにはノアの方舟みたいなのに乗らなくてはならなくて、その乗船券が中国で売られている、と。

しかも、今はクリスマスセールで半額なんだ、と。


僕は乗り物マニアだからそのチケットも欲しい。コレクションに加えたい。

それにしても、船のようなゆっくりとした乗り物で間に合うのだろうか。

それとも宇宙戦艦ヤマトみたいなものかしら。


横から妻が、

でもさあ、国防軍とかじゃなくて、お坊さんたちが中国でもどこでも乗りこめばいいじゃない。

と言う。


軍隊ではなくて、宗教者が束になって対応する。

そっちが軍備増強するなら、

こっちは降伏のご祈祷しちゃうぞ、と。

罰が当たるぞ、と。


宗教をそんな風に見られても困るのだけれど、少しずつゆっくりと、人も社会も変わるのがいい。祈りのように。

陽性で速いと必ず争いが起こるから。


家族も友だちも仲間も人類みんなも、

ずっと一緒にいるのだから、

いろいろ積み重ねて、

少しづつゆっくりとしあわせになろう。





※新年初祈祷護摩奉修のおしらせ

眞天庵では例年の通り、正月三日間平和安穏と各位の万福を祈念して、不動明王護摩供を修法いたします。ご祈願のあるかたはどうぞお申し込みください。

三日間ご祈祷した後、護摩札をお送りいたします。

詳しくはこちらhttp://shintenan.hanagasumi.net/





 

[ 2012/12/22 12:08 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
so this is x'mas
誕生日にはお墓参りをするように、クリスマスイブには仏器を磨く、というのが当方の習慣でございます。

今年も追跡が始まったようですね。http://www.noradsanta.org/ja/

北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)の公式発表では、

... 「50年以上にわたる我々の追跡から導き出された結論は、サンタが世界中の子どもの心の中に実在し、愛されているということだ」

とのこと。

今年は北朝鮮の人工衛星追跡もあるから、彼らも忙しいでしょう。

サンタ師は同じ業界なので、会議などで何度か会ったことがあります。広く深い慈愛に満ちたかたで感銘を受けました。

毎年プレゼントをもらっていますが、去年は「勇気」と「やさしさ」をいただきました。

さて、今年は・・・

[ 2012/12/25 06:19 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
納め不動
雪が積もると、そこに一番最初に足跡をつけたい、と思うのは純真な僕らの気持ち。

僕は早起きだから、今朝も一番に足跡をつけた。

息子の中学校に行ったら、野球部の子らが広い校庭の雪上に大の字になって寝ていて、なんだかとてもうらやましかった。

でも、雪もたくさん降るとちょっとつらい。


冬は雪下駄と長靴で過ごしていたのだけれど、今年はスノーブーツとやらを買った。


けれど先日、それを履いて郵便局の駐車場で滑って転んだ。

転ぶなんて何年振りだろうか。


恩師・田中千秋僧正が、

寒い高野山で暮らしていると、その上、歳をとって元々弱い身体がさらに衰えてくると、年に何度か大げさに滑って転ぶ。ここは危ないと思っているところで転ぶ。

それが何年も積み重なって、だんだん身体の傷みがたまってくるというようなところがある。

難儀なことだけれど、そういうもので、身体が枯れてくるとともに欲も枯れてくる。

そして楽になる、身体は弱くなってくるけれども・・・・


僕も雪で転ぶくらいに衰えてきて、田中先生に近づいているようで嬉しい。



夜『法華経』を読む。「譬喩品」にあるのが火宅の人。

ある大きな家で火事が起き、火が勢いよく家を包もうとしているのに、中では子どもらが遊びに夢中。怒鳴っても出てこない。

その子らを助けるために

「ほら、出ておいで。外にはもっとおもしろいおもちゃがあるよ」



僕らは煩悩の家に閉じこもって、執着の中で満足している。

その家が煩悩の火で燃え盛り、焼け死んでしまうことも知らずに。

ただ、智慧によってのみ外へ出て助かることができる。


全ての病気は煩悩由来で、病気は排毒であり、症状があれば排毒している、ということ。

だから、病気になれば病気にならない。

心も同じ。心に動きがあるのは、排毒していると言っていい。



自分の気に入ったものについては、何かと理由をつけて肯定しようとするのは人間の本性で、これも煩悩だけれど、それだけだとうまくいかないこともある。

だから、勉強したほうがいい。



あなたのことが好き

ということはただそれだけのことであって是非は無いのに、

「なぜ好きなの?」

と聞かれることが少なくない。


なぜ?

と聞かないと気が済まないのは、煩悩のためである。

理由はあるけれども、理由があるということだけで済ますのがいい。




煩悩の中でももっとも面倒なものが貪りと怒りと無知ですが、それを滅することは可能。

正しい生活、食事、呼吸、生きる姿勢、論理的思惟法などの他に、祈りと言う方法もあります。


本日10時より納め不動。今年最後の護摩供で、煩悩を焼いて世界の平安を祈願。津波で縁者を亡くされた方々が書いたお写経も焼きます。

みなさまも少しだけ拝んでください。


ともあれ、今年もお世話になりました。良いお年をお迎えください。


来年はサーファーになるんだ。

[ 2012/12/28 06:14 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
新春随想 ~ 元日の風景 ~
新年祈祷の護摩を修し、元旦の用事を済ませてから家族5人で義父の見舞いに行く。


助手席に座った妻はいつもしゃべっている。

辻から曲がるときは

はい、左オッケー

と指示する。


他人のOKでアクセルを踏むドライバーはいないと思うけれど、必ず言う。


カーステレオから流れるビートルズの「I Wanna Hold Your Hand」を聞いて

アホな放尿、って聞こえるよね

と言う。

そんなことは絶対にない。



それはさておき、

義父はほぼ寝たきりになって半年以上。もう、お正月も何も分からないかもしれない。

言葉はほとんど出ないけれど、何かの反応はする。何か言いたそうに見える。

寂しいとか悲しいとか、感じているのだろうか。それとも、昔のことを思い出しているのだろうか。


認知症で寝たきりの人の脳内を可視化できたら、と思う。何かとてつもない哲学的思惟があるかもしれない。


僕は望診する。額、目、髪の生え際、耳、掌などを観る。


妻が「都の西北」を枕元で歌う。義父の母校。

僕が「紺碧の空」を歌う。

僕は東京六大学の校歌応援歌を総て歌えるという特技があるんだ。

長女と長男も日大の校歌を歌う。


正月も盆も普段も無い、無言の人の病室が一瞬賑やかになる。
 

[ 2013/01/04 15:31 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
新春随想 ~ ウルトラセブン ~
高野山の修行時代、護摩行で火を前に瞑想していると、ポール星人をよく思い出した。
http://www.youtube.com/watch?v=rPiTTxYVs5w


年末年始、ちょっと一息の時間にウルトラセブンのDVDを観た。

あの素晴らしい地球防衛軍、ウルトラ警備隊のエネルギー源は原子力。ウルトラ警備隊基地の地下には原子炉がある。

あのころは万博もアトムも原子力。


その原子炉もポール星人の前では凍りついてしまい役に立たない。


ウルトラセブンはじめM78星雲の勇者たちのエネルギー源は太陽。

地球上でエネルギーを消耗したセブンは、太陽の近くでその光を浴びて充電する。

そして、地球を救うのはウルトラセブンたちなんだ。


セブンたちは地球上であまり長い時間戦えない。

現在の太陽光発電もエネルギー効率は非常に低い。


なんと象徴的なんだろうか。



以下、ウルトラセブン中語録。


侵略者は超兵器に対抗して、もっと強烈な破壊兵器を作りますよ

我々は、それよりも強力な兵器をまた作ればいいじゃないか!

それは、血を吐きながら続ける、悲しいマラソンですよ・・・
               (「超兵器R1号」)




メトロン星人の地球侵略計画は、こうして終わったのです。

人間同士の信頼感を利用するとは、恐るべき宇宙人です。でもご安心ください。

このお話は遠い遠い未来の物語なのです。

何故ですって?

我々人類は今、宇宙人に狙われるほど、お互いを信頼してはいませんから・・
                (「狙われた街」)




教えてやろう。

我々は人類が互いにルールを守り、信頼しあって生きていることに目をつけたのだ。

地球を壊滅させるのに暴力をふるう必要はない。人間同士の信頼感をなくせばいい。

人間たちは互いに敵視し、傷つけあい、やがて自滅していく。どうだ、いい考えだろう?          ( 同上 )




「みんな、何を疑っているんだ!まず、相手を信じることです!そうでなければ人間は、永遠に平和をつかむことなどできっこないんだ!」
                (「ウルトラ警備隊西へ」)

[ 2013/01/04 15:53 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
レンコン


内田百閒の言う通りレンコンは穴がうまいので、その穴にいろいろ詰め物をすると、うまさが無くなってしまう。

レンコンは縦に切るか、輪切りなら強火で料理すると歯ごたえが良い。



 レンコンは水分の多い陰性な畑で採れ、横に伸びる陰性な性質のために、陰性な臓器である肺に良い効果がある。

レンコンは仏さまが坐る蓮華の根だから、慈悲の食べ物と言える。

だから、人に楽しみを与え、苦しみを抜く味になるように料理する。

作りかたはこちら ⇒ http://blogs.yahoo.co.jp/gbqmk185/32118431.html

[ 2013/01/08 12:04 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
スタンバイ
姓名学で数による運勢を観る場合、1画~81(9×9)画までは数の吉凶の統計が確認されているようですが、世の中には3ケタやそれ以上の数字もたくさんあります。

その辺はどうなっているの?

とネーミング作家のイジロさんに聞いたところ、

各桁の数を足したもので良いでしょう

とのこと。

で、キャッシュカードの暗証番号を吉数に変えてみたら・・・・。

その結果はナイショ。



それはさておき、

どのような気持ちで料理するかで人生は変わります。

一週間に3回くらい僕のご飯を食べてくれれば、あなたの思うとおりの人生になります。

いえ、僕だけではなくて、誰でもそうなります。

そしてそこに日々の行動発言が薫習され、人格が作られます。



ご飯を炊く、味噌汁を作る、漬け物を漬ける。

すると、「我が家の味」ができます。


アンタの料理を食べたら、おいしくて泣きそうになった、という人がいて、

僕はその人に何かあれば、すぐにでも何か作って助けてあげたいとスタンバイしている気持ちがあります。「僕の味」で。

これも誰でも同じ。家族や友達のためにそう思ってスタンバイしているはず。


しあわせになるかどうかは、「我が家の味」があるかどうかと言ってもいい。ひとり暮らしなら「私の味」でいい。外食や買ってきた味でなければいい。

幸不幸を感じるのは脳ですから、脳細胞を作る食べ物が影響します。

食事は味覚と視覚と嗅覚を刺激しますから、その他の触覚や聴覚も素敵な生活にすればもっとよろしい。


あらゆることは脳と身体を作る食べ物で解決できると僕は考えていますが、そのためには料理ができなくてはなりません。


当庵ホームページhttp://shintenan.hanagasumi.net/にある、

・精進料理の作りかた【オンライン・レッスン】

の料理ができれば大丈夫。どんなことにも対応できるでしょう。


また、もっと工夫したいかたは

・料理教室用【精進料理レッスン前期メニュー】

を参考にしてください。


精進料理のレッスンは今年度、横浜いずみ中央と、須賀川「水彩カフェ」で教室を開きます。


水彩カフェでは4月から毎月1回、僕がランチを作る日があります。
http://happy-aquas.jp/archives/category/cafe

どうぞお越しください。


4月から長男が上京します。僕も関東の用事が多いので、月に一週間くらい居候します。

そこでもレッスンや坐禅ができるように考えています。





〇ご案内

1月16日(水)講座・魔法の食卓(吹田市・PINO)
       http://shintenan.syoyu.net/Entry/75/

  17日(木)坐禅瞑想会・心の探求(吹田市・PINO)

  17日(木)小さな精進料理教室(吹田市・PINO)
 ・・・・・・・・・・多少残席あります。

  22日(火)お話会・陰陽講座(岡山・足守公民館)

  23日(水)相模原の講座は都合により中止となりました。

 (3月14日よこはま自然育児の会例会も、僕は欠席となります)

  24日(木) 精進料理教室(相模原)

  28日(月) 初不動・護摩供(眞天庵)

  30日(水) 食養生講座「魔法の食卓」 (横浜・umiのいえ)
        http://uminoie.shop-pro.jp/?pid=53119756

  31日(木) 精進料理教室・望診法かんたん講座(横浜いずみ中央)


2月12日(火) 精進料理教室・望診法かんたん講座(横浜いずみ中央)

  20日(水) 『Bow's Club at PINO』まじめな心の話
        (吹田市・PINO)
   ・・・・・・・・・・・・・・多少残席あります。

  21日(木) 『Bow's Club at PINO』心を調える料理教室
        (吹田市・PINO)

  28日(木) 初不動・護摩供(眞天庵)

詳しくはhttp://shintenan.hanagasumi.net/

[ 2013/01/12 17:24 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
DON'T STOP BELIEVIN'
カラオケではJourneyの『OPEN ARMS』を歌います。
http://www.youtube.com/watch?v=2lLmYLw0WRI


同じアルバム『Escape』に入って1981年にヒットしたのが
「Don't Stop Believin' 」
http://www.youtube.com/watch?v=VcjzHMhBtf0


Don't stop believin'
Hold on to that feelin'
Streetlight, people ♫♫♫

信じるのをやめないで

どうかあきらめるのは待って、

そのまま生きて


なんて歌っていた。



それはさておき、

11日だけ頁を付け足した過去帳を、今月も拝みました。

この供養もできない場所があります。人前であの話をできない人もいます。

いろいろなところでいろいろなことがあり、多くの人がまだ落ち着きませんが、まあまあ少しづつ変化しております。


中学校からのプリント「心のアドバイス」の

【震災以降、できるようになったこと】

という項目に

死んでしまったら何もできなくなってしまうので、勉強や部活を一生懸命にやり、震災前よりは、学力、体力が向上した。


と我が家の中学生が書いています。



【震災以降、工夫して取り組んだことは】

前よりは勉強などを積極的にやるようになった。

毎日少しはテレビでニュースを観るようになった。

祖父母の介護など、手伝いをするようになった。

お店などで募金をしている。




中学生ですからね、周りのみんなと同じようなことを書くのかもしれません。


どんな状況でも努力工夫すればそういう結果があり、そうしなければそうなりませんが、誰でも自己の中に大切なものがあるはずです。

だから生きていけるのですが、それを信じることをやめないほうがいいな

、と毎月福島での11日に思います。

[ 2013/01/13 16:33 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
病気になりやすいタイプ
誰かが病気になったりケガをしたり、そんな時、

ああ、あいつは自業自得だよ

なんて思うこともあるかもしれないけれど、

気の毒だなあ、かわいそうだなあ。

と思うほうが心が調う。

因果の法則や陰陽の秩序に間違いはないけれど、その通りにすべてを当てはめるのは良いこととは言えない。人はそういうものなんだ。


普段、怒りや慢心や疑いの中にいる人も、

病気で苦しんでいる人を見ると、優しい気持ちになることがある。

ひょっとすると、病気は他人の怒りを鎮め、優しさや同情心を引き起こす力があるのかもしれない。


ところで、

1980年代中頃、聖子ちゃんの「SWEET MEMORIES」を聞きながら、ペンギンがサントリービールを飲んでいた。

サッポロからは「冬物語」が発売されて、冬に飲むビールもファッションになった。


アルコール飲料の中でもビールはもっとも陰性な飲み物。

だから、ビールが好き、という人はかなり陽性過多の人と考えらる。

日本酒よりビールが好きな人が陽性であるように、100パーセント果汁より炭酸飲料が好きな人も陽性気味。

そんな人は、お野菜と旬の果物をたくさん食べましょう。陰性が陽性の5倍くらいで自然のバランスがとれますから、お肉お魚よりたくさん。ガン、アレルギー、認知症にならないために。


現代でもっとも病気になりやすいのは陽性過多の人。

ハシカに罹らないから陽性毒が排泄しない。

肉食が多いから陽性になる。元々日本人は陽性な魚料理、魚の出汁を常用している。

ベジタリアンでも玄米や塩気の多い食事をしていると陽性過多になる。

陽性の人は血液が濃いから排毒に時間がかかる。

陽性な人が多いから、陽性どうしがぶつかって争いがおこる。ケガをする。砂糖などの陰性も、身体が締まりすぎて排毒できない。

いろいろと原因がある。

陰性なものは広がる力が強いから割合早く排毒されるけれど、陽性なものはギュッと縮まって身体の中にたまりやすい。


迷いと悟りは別のものではなく、物事の見かた捉えかた思いかたの違いですが、幸不幸も同じ。

天国と地獄も同じ

健康と病気も同じ。


陽性な西洋文明より陰性な東洋文明を心安く思う人も、陰性な食生活にしたほうが良いだろうな。

[ 2013/01/15 04:52 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
凍る油
ご縁のあるカフェから、

ヘルシーでおいしくて、アトピーの子でも食べられるドレッシングとスープをメニューに取り入れたい。

ということで、現場で教授。


炒り玄米と野菜の組み合わせがポイントですが、カフェでいつも料理をしている人ですから、

これくらいに炒って、こんな感じで。

と伝えます。そうしか言えない、できないから。

その厨房台所の火力、鍋、季節、気温、室温、材料の質、誰が食べるか、によってみな違いますから。

料理は総合的な判断力がないと上手にならない。

だから、

何分炒るのですか?

分量は?

などと聞かなくてもわかるようにしましょう。




それはさておき、

この季節、我が家の台所では油が凍って固まります。

使う時は湯煎して溶かすか、油揚げを代用するか、何か工夫します。


オリーブオイルの融点は0~6℃

以下、

ごま油 -6℃ ~ -3℃
なたね -11℃ ~ -0℃
コーン油 -15℃ ~ -10℃
ヒマワリ油 -18℃ ~ -16℃

つまり、オリーブオイルは氷点下にならなくても凝固します。

我が家の台所はおよそ氷点下ですが、ごま油なら冷蔵庫に入れておけば凝固しない。

低温で固まるのは陽性の反応です。陰性なものは低温でも固まらない。

低温という陰性が陽性を引きつけるからです。

例えば卵の黄身は白身より内側にあるから陽性と考えられます。

だから、卵を温めれば、白身が先に固まり、黄身だけ柔らかくできます。

逆に卵を冷やせば、黄身だけ固めて白身は柔らかいままにできます。


同じごま油でも、低温で凝固するものとしないものがあります。

固まらないものは添加物などが入って陰性になっているのでしょう。よって、油は冷やしてみれば、純正なものかどうかがわかります。


固まらない便利な油を使うか、面倒だけれども純正な油を使うか、は生きかたの違いですが、こういったことは全てに当てはまることでしょう。

固まった油を湯煎する手間を惜しまない人は、料理が上手になり、判断力が上がります。


ちなみに、陰性な油でも梅干しや炒り玄米を入れる、低温で時間をかけるなどの料理法で陽性にすることもできます。

[ 2013/01/20 16:23 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
花粉症にも箸洗い
人相を観る時には最初に耳と目を見ることが多かったのですが、最近はまず鼻を観ます。

鼻で、

生きる姿勢

身体の丈夫さや寿命

子孫を残せるかどうか

陽性なものの排毒能力

などを観ることができます。

もちろん、相を変えることも可能。


鼻は顔の真ん中という陽性な場所にあります。

だから、陰性な香りを引きつける。



私の鼻はおじいちゃんに似ていたんだね。

と義父の葬儀で娘が言う。

娘、長男、僕は鼻が大きめ。

妻と次男の鼻は低い。

でも、次男の鼻は天狗みたいにいつも高い。これは僕と同じ。

それにしても子どもは陽性。一緒に読経していると、唱えかたがどんどん速くなり、輪唱しているよう。




それはさておき、

濃いめのしいたけ出汁を引いて温めます。

その出汁で白菜、またはキャベツの葉をゆでて引き揚げ、繊切りにしておきます。

出汁に炒り玄米ひとつまみとセイタンひとかけらを入れ、柔らかく煮て火からおろします。

お椀によそい、大根おろし、生姜おろしを加え、三つ葉を飾ります。


白菜やキャベツはごまで和えて添えます。


塩番茶で鼻を洗うのも、とても有効。

[ 2013/01/21 07:10 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
お葬式
子どもに持たせるのは弁当で、お父さんのはお弁当、と向田邦子が書いていたけれど、葬式とお葬式も違うような気がする。

僕らの葬儀では、故人ご遺体に戒律と戒名を授け、出家の作法をする。僕らが得度してお坊さんになる儀式と同じ。


ご遺体にそんなことをして何の意味があるのか?

と聞かれた僧侶の答えはさまざまだろうけれど、ビジネスでやっているとしたら、それは葬式というショーかパフォーマンスかもしれない。

まあ、それはそれで意味があるけれど。


ここ数ヶ月の間に義父母の葬儀が続いて、息子二人に手伝わせて拝んだ。

入院介護のためだけにこの地に来て、知り合いもいないので、家族だけで湯灌納棺葬儀火葬し、春になったら故人が希望していた富士山麓に埋葬する予定。


お父さんは人が死ぬ瞬間を見たことがあるの?

と息子が聞く。

呼吸と鼓動の停止、瞳孔反射の消失が肉体的な死だけれど、人は人生において何度か死ぬ。

他人から忘れられるような社会的な死もある。

人生の目的を失うような哲学的な死もある。

少しづつ死に近づいている様子を見ながら、その死のまわりにいる人を見ながら、人生の幕を下ろすのがどの瞬間であるのかを考える。

故人の生死は、今の自分とどのような関係があるのか。

そして、生死も因果の法則のなかにある。


そう思う機会がお葬式。

[ 2013/01/25 09:43 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
玄米と肉
石塚左玄は『食物養生法』のなかで、

昆布は卵と同じ作用がある

と書いていますが、『五訂日本食品標準成分表』によると、100gあたりの成分㎎はNa、K、Ca、Pの順に、

昆布  ⇒4300、8200、940、300 

鶏卵・生⇒140、130、51、180


陰陽では植物性食品はカリウムの多少で、動物性食品はナトリウムの多少で陰陽を比べます。

また、カルシウムとリンの割合で、カルシウムの多いものが所謂アルカリ食品、リンが多いものを酸性食品と考えます。


卵は陰性なカリウムと陽性なナトリウムがほぼ同じ割合なので、食品の中ではとても陽性なものです。

昆布のほうがカリウムが多く陰性ですが、陽性なナトリウムもかなり多く含まれています。

このあたりから、石塚左玄が言うような陰陽両方の影響があると考えられます。

ただし、カルシウムとリンの比率を見れば、昆布はアルカリ食品ですが、卵は強い酸性食品と言えます。

昆布は繊維が多く脂肪が少ないので排毒に効果があり、卵はその反対である、という事も言えます。



さて、玄米と肉を比べてみると、

同じくNa、 K、Ca、Pの順で、

玄米   ⇒1、230、9、290
白米   ⇒1、88、 5 、94

牛・ひき肉⇒49、310、4、170
豚・ひき肉⇒58、310、6、170
鮪・赤身⇒⇒49、380、5、270

となっています。

単純に玄米と肉魚のどちらが陰性か陽性かを言うのは難しく、料理法によってずいぶん変わります。

白米はカリウムとリンの量が少ないので、玄米の表皮(陰性な部分)にこれらの陰性な元素が含まれていると考えられますが、陰陽の理論からみると、陰性な部分には陽性な元素も多くあるはずです。

表からは、玄米も肉魚も強い酸性食品と言えます。

また、牛も豚もひき肉状態ではナトリウムとカリウムの比が1対6くらいです。もちろん、生きている身体では違うでしょう。

牛豚と同じく、哺乳類である人も陰陽は5~7対1くらいでバランスをとっている、と食養では言われています。

ですから、玄米に圧力をかけて陽性にし、ゴマ塩、タクアン、キンピラなどの陽性でアルカリのおかずを添えればバランスが取れると考えられますが、果たしてそうでしょうか。

陽性になりすぎないでしょうか。

酸性体質は避けられるのでしょうか。

二本足で歩き、大脳を持つ、という点から、人間は強い陰性を必要とします。

四本足で、大脳を人間らしく使わない場合とは、陰陽の比率が違うかもしれません。

植物と動物を比べると、動物のほうが陽性。

動物の中でも人間は陰性。だから、陽性な火を必要とします。

陰陽は結びつき、陽性と陽性は反発します。

さて、どうでしょうか。

[ 2013/01/25 14:13 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
デリヘルの後味
彼女から、

この服、似合うかしら

と聞かれて、

I say my darling, you are wonderful tonight ♪♪

とクラプトンは歌っていた。
http://www.youtube.com/watch?v=vUSzL2leaFM


そんな夜が明けて外を見れば、また新しい雪が積もっている。

Oh, wonderful !

これから雪かきだな。



それはさておき、


縁者の家に2時間ほどお邪魔して、ご飯を作って話をしたら、

あんたはデリヘルだね

と言われた。

健康をデリバリーした、ということなのだろうか。


カフェテリア車両から座席に飲み物を届けるデリバリーサービスが鉄道にはある。

家庭では、台所から安心と平安と活力を食卓にデリバリーしている、と言う使いかたで良いのだろうか。



deliveryを辞書で引いてみると、

①配達、 送付、…便

分娩(ぶんべん), 出産

の意味もある。

a delivery systemといえば兵器の運搬手段。



僕は年間40泊くらいホテルを利用するけれど、デリヘルを呼んだことはない。


世間で言うデルヘルは電子レンジみたいなものらしい。

料理を作る時に大切なのは淡味だけれど、心に残るのは後味。これが美しいものがおいしいもの。

昔、全国の食堂車で味が一変した時期があった。調理が電子レンジに変わった時がそれ。とてもまずくなった。

電子レンジを使っていると素材のおいしさは分からなくなり、後味も悪い。


「delivery僕」の後味は大丈夫だろうか。



[ 2013/01/26 09:19 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
シジミと肝臓の怪しい関係
日本には川からの淡水と海からの海水が混じりあった「汽水湖」が多い。

サロマ湖、網走湖、小川原湖、涸沼、浜名湖、三方五湖、中海、宍道湖・・・・。

そこにはさまざまな生き物がいますが、シジミもそのひとつ。

日本で売られているシジミのほとんどはヤマトシジミで、ほかにはマシジミとセタシジミがありますが、環境悪化で激減しています。


シジミは小さいですが、その内部はメスが青黒色、オスは白色ということと、メスは10万個以上のたくさんの卵を産むことから、陰性な生き物と考えられます。



松江のご婦人が宍道湖のヤマトシジミをたくさん送ってくださり、お汁にしました。

今は寒シジミの旬。


テレビや街の料理人・食通が信用できないのは、旬から離れた材料を平気で使って人を指南していること。

目だけの料理なんだろうか。舌は役に立っていないと思われます。


それはさておき、

シジミは肝臓によろしい、という話は人口に膾炙していますが、それはなぜでしょうか。

オルニチンだのタウリンだの鉄分だのいろいろ言うようですが、シジミは煮れば分かるように陰性な色のエキスが出ます。


肝臓は酸味に刺激される陰性な臓器なので、陽性な毒がたまります。主に動物性食品の陽性にくっついた脂肪や添加物など。植物性でも酸化した脂肪は負担になります。

ちなみに肝臓は目とつながりがあり、目のトラブルは肝臓の影響です。目を見れば肝臓が分かり、肝臓が支配する怒りと忍耐力も目に表れます。

ほとんどの陽性毒は、脂肪と結びついていれば肝臓(目)に、たんぱく質となら腎臓(耳)にたまります。

陽性は固まり締めつけるので血行が悪くなり、代謝も悪化しますから、頭痛、腰痛、肩こり、打つ、アレルギー(陽性)ケガ、ケンカなどの原因になります。だから、これらは陽性を抜けば治ると考えられます。


その陽性毒を溶かすのに陰性なシジミがある程度役に立ちます。

シジミそのままでは効果は低く、ネギや山椒をたっぷり入れて動物性の陽性を消した方がいい。


シジミよりもヨモギのほうが、ヨモギよりカワラヨモギのほうが肝臓にはよく効きます。

これらは無塩食と同じくらい効果があるでしょう。


通常なら、シイタケスープや白菜スープ、ネギスープ、かんきつ類でも肝臓の助けになります。


[ 2013/01/28 18:21 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
戒名
世の中には仙人や魔法使いのように、観念的なものを現実とするタイプや、感覚や感情で前進する犬のようなタイプの人もいる。

そのどちらにも偏らない、中庸な人もいる。


女は男より比較的陰性なので空間を大切にする。陽性な男は時間を大切にする。

両方を同じように大切にする人もいる。



新幹線や飛行機に乗って飲む酒はうまい。

通勤電車や路線バスで飲む酒はうまくない。


かように世間人間はいろいろだけれど、終着駅に着いて人生から降りるときは誰にでもある。

さて、僕はいつ、どこで降りようか。



妻の実家には菩提寺が無く、お墓も数十年前に買った民間の霊園で、義理の息子が僕だから、戒名を僕がつけるのは自然。

先に逝った義母には

錦紅院浄法照鏡大姉

義父は

錦正院城空八葉居士


これが良い戒名かどうかは何とも言えない。義母のは詰め込み過ぎたきらいもある。

故人を現すに充分かどうかは、よくよく考えたつもりだけれど、蓮台の上で何か感想でも文句でも言い合ってもらえれば幸甚。

お釈迦さん、お大師さん、田中先生、津波と地震で逝った縁者、祖父母親類友人知己、

僕もいつか仲間に入り、娑婆で戒名などつけているヤツの文句でも言おうかな。



[ 2013/01/29 08:05 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
宿酔についての一考察
とりあえずビール

と言う人は多い。


最初にビールを飲み、次に日本酒を飲むのは良いけれど、
その逆はいけない。

ワインの後にビールを飲むのもいけない。


酒を飲む、というのはだんだん陰性になる、ということ。水分が増えていくから。

食事も同じ。飲み食いする前より、それが終わったときは陰性になる。

ビールは日本酒やワインより陰性。だから、陽性な時に陰性なビールを飲み、ビールを飲んで陰性になったら、ビールよりは陽性な日本酒を飲むのは、その逆より負担が少ない。

後に陰性なものを飲めば陰性過多になり、吐くようなこともあり得る。

吐く、というのは陰性過多の状態。

こんなどうでも良いことを考えながら飲んでいると、いつのまにかお酒の量が増えてしまう。


[ 2013/01/30 04:49 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
人生はカラシである。
高校生の長男が学校でホールボディカウンターの検査をして未検出異常無し。

中学の次男は甲状腺エコー検査で異常無し。

当地では行政学校が細かく対応しております。


次男が茨城へ遠足に行くから、同意書に目を通して、

と妻が言う。

日本原子力研究開発機構に、ホールボディカウンターの検査に全校で行くらしい。観光バスでお弁当附き。

何とも手厚いことです。



関西で人のために活動している人が、

関東で放射能のために具合が悪くなっている子を大阪に呼んで手当てをしたら改善した。

で、また関東に帰したら具合が悪くなった。

だからまた、関西に呼んで治した

という。


その人から、あんたはどこから来たの?

と聞かれたから

福島です。

と答えた。

僕らの存在は、こういう人から見れば営業妨害かもしれない。



3月5日に神戸、6日に大阪吹田市PINO、7日に名古屋で料理とお話をするのでプログラムを作っていたら、神戸のタイガースショップと名古屋の新しい鉄道博物館に行く時間が取れないことに気がつき困惑する。


ドイツ文学の高橋義孝先生が、

旬というものが無くなったのは、餓鬼道にも民主主義が浸透したからだ

と書いていて、なるほどなあ、と思った。
(『言いたいことばかり』新潮文庫)



それはさておき、

今年初めて横浜菊水に寄る。ここはカラシの溶きかたがいい。

カラシは陰性だから、陽性な番茶で、怒りながら(陽性な感情で)溶くとうまいと言う。

僕の祖母は生前、カラシは意地が悪い人が溶けばうまい、と言っていた。

意地が悪いのは陽性毒がたまっているからだ。特に砂糖の陰性にくっついた魚の陽性。


京都・蛸長はおでんダネも酒も最高にうまいからカラシは要らない。

家で作るおでんにもカラシは不要。一番うまいようにダシを調えているから。

居酒屋や屋台のおでんにはカラシがあったほうがいい。余計な脂肪の味を溶かしてくれるから。

おでん屋台では、いつもちょうど良く練ったカラシがある。あわてて練ったものではない。


あれを家では作らない。

どこでも必要なものではないけれど、そこにあったほうが人の役に立つカラシがある。

辛味は油を溶かす。油は怒りを催す。

[ 2013/01/30 18:32 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
戒名 後記
僕の好きな名前に、今日子・ジョディ・弘法・シッダルダ・不空成就、などがある。

でもこれは、名前そのものが好きなのではなくて、その人が好きなんだ。

好きな人を呼ぶにはその名前が必要で、その人と名は分かちがたい。

だから、名前はその人そのものだとも言える。



毎日の道ですれ違う人も、スーパーのレジのおばさんも、電車の車掌さんも、何かのきっかけでその名前を知れば、その前とは気持ちが変わる。


その人の名前を知れば、ただの人ではなく、○○さんになる。

僕にとって人生に影響する人になる。僕と関係がある人になる。


だから、名前は大切なものである。名をつけるというのは、よくよく考えなければいけない。

人間の思惟は名前から始まると言っていい。



戒名は仏さまの名前である。なるべくなら、

なんて読むの?

などと聞かれないように作るほうが良い


得度などで僧名(戒名)をつけるときは、その人の性格や希望のイメージと、画数を考えてつける。

故人の場合も、その人となりや性格や全人的なイメージから考える。もちろん、仏教的な文字を聖典経典などから選ぶ。


うるはしくかきもかかずも文字はただ読みやすくこそあらまほしけれ

は明治天皇御製。字を書くことについてのことだけれど、戒名でも俗名でもこれがいちばん大切だろうな。


[ 2013/01/31 06:19 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
夫婦円満
世界中のお父さん全員が

「妻に国民栄誉賞をあげたい」

と思っているに違いありませんが、


卵焼きにも国民栄誉賞をあげるべきだよね。

と息子が言う。

思い出の中で、卵焼きとお母さんのイメージが重なる人は多いかもしれない。



ところで、

自分で物事を決まられない人のために、「あみだくじ」という優れたシステムがあります。

また、自分で判断できない、自分で人生を切り開けない人のために「占い」や「ウワサを信じる」という方法もあります。


僕らはご祈祷をします。節分もご祈祷する機会。

これはどのようなシステムかというと、

幼い子が遊んでいる時、危険が無ければお母さんは洗濯物をたたみながら子を遊ばせておきます。

でも、何か危険が迫った時、子が、

お母さーん、と叫べば、母親は洗濯物を放り出してすぐに助けに行きます。


このように、子が助けを求める、母親がそれに応じる、この関係が祈祷に似ています。


また、月が鏡に映るように、仏の慈悲と智慧を凡夫が受け取ることを加持祈祷と言います。

仏の慈悲智慧は、自分以外の宇宙自然他者縁者などのあらゆる力、と考えて良いでしょう。

僕ら凡夫には、それを受け取る力が必要です。そのために努力精進しなければなりません。



例えば夫婦円満を祈る時、

関係が良くなるような工夫は必要です。例えば、陰性な女性と陽性な男性は仲が良いでしょう。

しかし、その女性が陽性になれば、男性の陽性と衝突してケンカになります。全ての争いは、陽性毒を抜けば無くなります。

また、相手のことを祈るのは大切な成就法です。相手のことを思わなければ円満になどなりません。

仏はすべての人の心の中におわします。身体は仏の住居であり、仏と心は同一なものです。

だから、自分の心中に向かい祈り、願います。



[ 2013/02/02 06:47 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]



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