ちょっと調べものついでに、
| Na | K | Ca | P | Na:K | Ca:P |
大豆 | 1 | 1900 | 240 | 580 | 1:1900 | 1:2.4 |
豆乳 | 2 | 190 | 15 | 49 | 1:45 | 1:3.3 |
豆腐(もめん) | 13 | 140 | 120 | 110 | 1:11 | 1:0.9 |
油揚げ | 10 | 55 | 300 | 230 | 1:5.5 | 1:0.7 |
牛乳 | 41 | 150 | 110 | 93 | 1:3.7 | 1:0.8 |
ヨーグルト | 48 | 170 | 120 | 100 | 1:3.5 | 1:0.9 |
チーズ(エダム) | 780 | 65 | 660 | 470 | 1:0.1 | 1:0.7 |
真昆布 | 2800 | 6100 | 710 | 200 | 1:2.2 | 1:0.3 |
かつおぶし | 130 | 940 | 28 | 790 | 1:7.2 | 1:28 |
煮干 | 1700 | 1200 | 2200 | 1500 | 1:0.7 | 1:0.7 |
(単位㎎ 可食部100gあたり 文科省:食品成分データベースhttp://fooddb.mext.go.jp/)
Na:K =1:5~7
くらいが中庸です。
それよりNaが多いものを陽性、Kが多いものを陰性とします。
そして、
Caが多いものをアルカリ食品、Pが多いものを酸性食品と
食養では考えています。
牛乳や煮干しはカルシウムが多いけれどリンも多いですね。
さあ、どう考えましょうか。
大雑把には、
おおよそ動物性のものは比較的陽性
植物性のものは比較的陰性
といえます。
豆乳と牛乳では陰陽は反対の性質があり、共にアルカリ食品(ただし、脂肪の質を考えれば違う判断になります)
チーズはかなり陽性ですね。昆布は中庸。
牛乳と油揚げを比較するとおもしろい。表の成分以外に、牛乳には水分という陰性がかなりあります。
僕は、
カルシウム補給のためには牛乳より、油揚げと豆腐とわかめの味噌汁や
油揚げと青菜の煮びたしのほうが効果的である
と考えています。
もちろん、
味噌汁と牛乳
煮びたしと牛乳
などという組み合わせは下品。
ある食品の中で一つの成分だけを見て、それが有用かどうかを判断するのは全く意味がありません。
また、何と合わせて料理するかで効果は変わり、
煮る焼く揚げるなど料理法でも変化します。
何よりも、どのような体調の人が、どのような環境で、どんな心持で食べるのかが、味や滋養に影響します。
牛乳を飲む人と飲まない人では、脳にどれくらいの違いがあるのか。
牛乳を飲んでいる子のほうが、優秀で健康で朗らかなのか。
牛乳を給食で飲ませるべきと主張する立場の人は、
そうでない人より、健康で落ち着きがあり、心も安定しているのか。
そもそも、
おおぜいの子どもが同じものを同じ量で同じ時に食べている、
のが気持ち悪い。
いろいろなことが気になります。