ご飯とみそ汁と漬物があれば心配無い。
旬のものを楽しく食べれば健康でしあわせになれる。
なんてことを言うイケメンの坊主がいるけれど、本当なのだろうか。
1、1995年2月、朝日新聞朝刊で5回にわたり掲載された記事が「食べない人々」
採録⇒
http://shintenan.syoyu.net/Entry/131/
大阪の甲田医院院長・甲田光雄先生とその患者さんの記録。文字通り食べない人の記録と先生の思想を追ったものでした。
僕はその記事に関心を持ち、『断食療法の科学』(甲田光雄著・春秋社)を読み、毎月1,11、21日は妻も一緒に断食、スイマグを飲んで便の量を増やし、3歳の娘にもジュースに混ぜて飲ませていました。
2、昭和の終わりから平成の初めまで、何度か長い断食を試みていました。
そば粉を水で練って、もしくは炒り玄米だけをぽりぽり食べて40日ほど拝む、ということもありました。
体調は極めて良好、頭も快調で、坐禅瞑想もはかどったと思っています。
3、30代の時に50日間、40代で3週間、お籠りの行をした時は一日一食。最後の数日は断食断水でしたが、これも心身快調でした。
口伝では、行中の食事として火断ち、塩断ちを勧める記述もあります。先人はそれで効果があったのでしょう。
4、無塩食をすると陽性な症状がほぼ改善され、その後に塩気のあるものを食べると、とてもおいしく感じます。
5、我が家の犬は、畑から採ったばかりの大根や白菜をよく食べます。
以上のことからいくつかの疑問が浮かび上がります。
〇塩は必要なのでしょうか。
古代、人は海岸近くか、岩塩のある所でしか生きられなかったのでしょうか。
イノシシなどを食べていれば、そこに含まれるナトリウムで足りていたのかもしれません。
肉でも野菜でも、塩が無ければおいしく感じません。
そして、塩だけでは飽きて、こしょうなどが必要になります。
その上、醤油は塩コショウの味を凌駕します。
ということは、塩気は習慣的に、嗜好品として欲しているのではないでしょうか。
アル中が酒を欲しがるように、塩中毒で塩が欲しいだけではないでしょうか。
母乳には塩気はありません(ナトリウムはあるけれど)
乳幼児の食事は薄味にしなくてはいけません。そうしないと陽性になりすぎて成長に影響が出ます。
牛や馬が草だけで生きられるのは、たんぱく質や脂肪がおそらく体内で生成されていると考えられます。
塩も同じではないでしょうか。野生の草食動物は塩を食べているのでしょうか。食べていたとしてもほんのわずかではないでしょうか。
緑の植物を食べて赤い血ができます。
草だけを食べていてもたんぱく質や脂肪・筋肉や骨ができます。
クロロフィルのマグネシウムからヘモグロビンの鉄ができます。
(参考:
『原子転換というヒント』久司道夫著・三五館
『生体による原子転換 』L.ケルヴラン)
同じように、草を食べて呼吸をしていれば、体内でナトリウムが作られているかもしれません。
例えば地中にあるリチウムが植物に移行していれば、ナトリウムに転換している可能性を、僕は考えます。
そもそも野菜にもナトリウムは含まれています。『五訂日本食品標準成分表』によれば、
Na,K,Ca,Mgの順に
大根
270,3200,540,170
白菜
6,220,43,10
玉ねぎ
2,150,21,9
ねぎ
0,150,21,9
http://cgi.members.interq.or.jp/sapphire/satoshi/cgi-bin/nutrition/
塩や醤油を使わなくても、これらに含まれているナトリウムで足りるのではないでしょうか。塩気を摂りたいのは、単なる煩悩なのでは?
現代人の病気はほぼ陽性過多が原因でしょう。
痛み、コリ、腫れ、ガン、うつ、ケガ、暴力、離婚、便秘、冷え・・・。
陽性で締まりすぎ、固くなっているからと考えられます。
この陽性は塩かもしれません。
肉食でなくてもそれらにはなりますから。
陰性なアトピ―、陰性な冷え性、陰性な便秘に出会うことはほとんどありません。
また、減塩で具合が悪くなった人がいるとしたら、それは旬の野菜が足りないからかもしれません。
〇穀物は必要なのでしょうか。
玄米、特に「圧力鍋」で「毎日」のように玄米ご飯を食べると、陽性過多で酸性体質になります。胃腸、肝臓にも負担が大きい。現代人は陽性気味だから、陽性なご飯を食べなくても良いと考えられます。
また、噛めば噛むほど陽性になります。
時々食べる、おかゆにする、炒り玄米にしてから炊き、季節の野菜と一緒に料理するのは、上記の欠点が減り、とても良いでしょう。
白米も身体を酸性にしやすく、中性脂肪にもなります。それを避けるには梅干し、ゴマ塩、漬け物、味噌汁などと一緒に食べますが、そうまでして食べなければならないのでしょうか。
食べたい、という習慣性のためではないでしょうか。
穀物はそば粉以外、火が必要です。火を使うことは人間の特徴ですが、火を使ったから人間になったのではなく、人間になってから火を使うようになったのではないでしょうか。
歯の構造が穀物に適しているという意見もありますが、炊いたご飯やボイルした麺なら、前歯のような歯で充分ではないでしょうか。
個人的には、ガン、アトピー、認知症などは食べ物の影響が大きいと考えています。
もちろん、食べ物だけではありません。
人間の陰陽比は5対1程度
(参考:『無双原理講義録』大森英桜・宇宙法則研究会)
ですが、あらゆるものは最も陽性な誕生から、最も陰性な死に向かいます。日々、陰性になるのが成長であり発展です。
ですから、陽性な塩や火は、それほど必要ではないかもしれません。
僕は個人的に、味の素、漬物の素、~の素の類を使うことが心身に深刻な影響をもたらすと考えていますが、それ以上に問題なのが、現代人は野菜を食べる量がとても少ない、ということだと感じています。
人間は植物より陽性ですが、四足動物より陰性で、大脳がありその特有な生きかたができます。それは野菜の陰性によるものではないかと考えています。
料理は健康とか長寿とかのためではない、というのも最近の僕の考えです。
文学スポーツ絵画音楽香道書道坐禅瞑想などのように、心の平安と日常のしあわあせのため、と思っています。精進料理が「さとり」のためにあるように。
旬のものを楽しく食べれば健康でしあわせになれる。
なんてことを言うイケメンの坊主がいるけれど、本当なのだろうか。
1、1995年2月、朝日新聞朝刊で5回にわたり掲載された記事が「食べない人々」
採録⇒
http://
大阪の甲田医院院長・甲田光雄先生とその患者さんの記録。文字通り食べない人の記録と先生の思想を追ったものでした。
僕はその記事に関心を持ち、『断食療法の科学』(甲田光雄著・春秋社)を読み、毎月1,11、21日は妻も一緒に断食、スイマグを飲んで便の量を増やし、3歳の娘にもジュースに混ぜて飲ませていました。
2、昭和の終わりから平成の初めまで、何度か長い断食を試みていました。
そば粉を水で練って、もしくは炒り玄米だけをぽりぽり食べて40日ほど拝む、ということもありました。
体調は極めて良好、頭も快調で、坐禅瞑想もはかどったと思っています。
3、30代の時に50日間、40代で3週間、お籠りの行をした時は一日一食。最後の数日は断食断水でしたが、これも心身快調でした。
口伝では、行中の食事として火断ち、塩断ちを勧める記述もあります。先人はそれで効果があったのでしょう。
4、無塩食をすると陽性な症状がほぼ改善され、その後に塩気のあるものを食べると、とてもおいしく感じます。
5、我が家の犬は、畑から採ったばかりの大根や白菜をよく食べます。
以上のことからいくつかの疑問が浮かび上がります。
〇塩は必要なのでしょうか。
古代、人は海岸近くか、岩塩のある所でしか生きられなかったのでしょうか。
イノシシなどを食べていれば、そこに含まれるナトリウムで足りていたのかもしれません。
肉でも野菜でも、塩が無ければおいしく感じません。
そして、塩だけでは飽きて、こしょうなどが必要になります。
その上、醤油は塩コショウの味を凌駕します。
ということは、塩気は習慣的に、嗜好品として欲しているのではないでしょうか。
アル中が酒を欲しがるように、塩中毒で塩が欲しいだけではないでしょうか。
母乳には塩気はありません(ナトリウムはあるけれど)
乳幼児の食事は薄味にしなくてはいけません。そうしないと陽性になりすぎて成長に影響が出ます。
牛や馬が草だけで生きられるのは、たんぱく質や脂肪がおそらく体内で生成されていると考えられます。
塩も同じではないでしょうか。野生の草食動物は塩を食べているのでしょうか。食べていたとしてもほんのわずかではないでしょうか。
緑の植物を食べて赤い血ができます。
草だけを食べていてもたんぱく質や脂肪・筋肉や骨ができます。
クロロフィルのマグネシウムからヘモグロビンの鉄ができます。
(参考:
『原子転換というヒント』久司道夫著・三五館
『生体による原子転換 』L.ケルヴラン)
同じように、草を食べて呼吸をしていれば、体内でナトリウムが作られているかもしれません。
例えば地中にあるリチウムが植物に移行していれば、ナトリウムに転換している可能性を、僕は考えます。
そもそも野菜にもナトリウムは含まれています。『五訂日本食品標準成分表』によれば、
Na,K,Ca,Mgの順に
大根
270,3200,540,170
白菜
6,220,43,10
玉ねぎ
2,150,21,9
ねぎ
0,150,21,9
http://
塩や醤油を使わなくても、これらに含まれているナトリウムで足りるのではないでしょうか。塩気を摂りたいのは、単なる煩悩なのでは?
現代人の病気はほぼ陽性過多が原因でしょう。
痛み、コリ、腫れ、ガン、うつ、ケガ、暴力、離婚、便秘、冷え・・・。
陽性で締まりすぎ、固くなっているからと考えられます。
この陽性は塩かもしれません。
肉食でなくてもそれらにはなりますから。
陰性なアトピ―、陰性な冷え性、陰性な便秘に出会うことはほとんどありません。
また、減塩で具合が悪くなった人がいるとしたら、それは旬の野菜が足りないからかもしれません。
〇穀物は必要なのでしょうか。
玄米、特に「圧力鍋」で「毎日」のように玄米ご飯を食べると、陽性過多で酸性体質になります。胃腸、肝臓にも負担が大きい。現代人は陽性気味だから、陽性なご飯を食べなくても良いと考えられます。
また、噛めば噛むほど陽性になります。
時々食べる、おかゆにする、炒り玄米にしてから炊き、季節の野菜と一緒に料理するのは、上記の欠点が減り、とても良いでしょう。
白米も身体を酸性にしやすく、中性脂肪にもなります。それを避けるには梅干し、ゴマ塩、漬け物、味噌汁などと一緒に食べますが、そうまでして食べなければならないのでしょうか。
食べたい、という習慣性のためではないでしょうか。
穀物はそば粉以外、火が必要です。火を使うことは人間の特徴ですが、火を使ったから人間になったのではなく、人間になってから火を使うようになったのではないでしょうか。
歯の構造が穀物に適しているという意見もありますが、炊いたご飯やボイルした麺なら、前歯のような歯で充分ではないでしょうか。
個人的には、ガン、アトピー、認知症などは食べ物の影響が大きいと考えています。
もちろん、食べ物だけではありません。
人間の陰陽比は5対1程度
(参考:『無双原理講義録』大森英桜・宇宙法則研究会)
ですが、あらゆるものは最も陽性な誕生から、最も陰性な死に向かいます。日々、陰性になるのが成長であり発展です。
ですから、陽性な塩や火は、それほど必要ではないかもしれません。
僕は個人的に、味の素、漬物の素、~の素の類を使うことが心身に深刻な影響をもたらすと考えていますが、それ以上に問題なのが、現代人は野菜を食べる量がとても少ない、ということだと感じています。
人間は植物より陽性ですが、四足動物より陰性で、大脳がありその特有な生きかたができます。それは野菜の陰性によるものではないかと考えています。
料理は健康とか長寿とかのためではない、というのも最近の僕の考えです。
文学スポーツ絵画音楽香道書道坐禅瞑想などのように、心の平安と日常のしあわあせのため、と思っています。精進料理が「さとり」のためにあるように。
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[ 2013/02/06 12:05 | 米ぞうの家 ]