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因陀羅網
当山四天王のうち 、


持国天


増長天

ともに藤原末期の作で、貴重なものですが、

調査に躊躇するくらい傷みが激しい。

これからどうしようかな、

と考えています。

四天王は等流法身(とうるほっしん)、

または、利益輪身(りやくりんじん)

というキャラで、

簡単に云えば大日如来の化身であり、

大日を社長とするなら、四天王は警備担当者、

相手に心やすい姿になって教えを説く、

という立場。


古いインドの世界観では、

中心に須弥山という、とてつもなく高い山があり、

その中腹に四天王がいて、東西南北を守護しています。

 
須弥山頂上の忉利天(とうりてん)には帝釈天が住んでいます。

その住まいを飾っているのが因陀羅網(いんだら もう:indra-jāla)

帝網とも云う。

インドラは帝釈天のこと。

で、

ここがとても美しいんですね。


網の結び目が水晶、瑠璃、瑪瑙、琥珀、珊瑚などの宝石で、

宝石が互いを照らし合い、映った珠がまた映じ合い、

無限に輝きが広がっています。

『即身成仏義』には、

「映った珠がさらに映りあって、

 かぎりなく映りあうのであるが、
 
 あらゆる人々が、かぎりなくとけあっていることを、

 その宝網によってたとえるのである」

「悟りをひらいた人と、

 その教えと、

 それを奉じる人々のみっつと、

 身体と言葉と心のみっつと、

 心と仏と人々のみっつと、

 これらは平等であり、ひとつである。

 ひとつであって、計り知れず、

 計り知れずして、ひとつである。

 そして、乱れることがない。

 だから、

 あらゆるものが帝網の珠さながらに照り合うのを

 (即身成仏の)即身という」

とあります。


世界は、宝石である僕らが結び目になっている、

慈しみの網で荘厳されている。


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[ 2019/10/21 10:23 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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