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心を込めて
なぜ、お焼香するのでしょうか。

それは、

妙香を薫じて清浄ならしめるため。

何を清浄にするかといえば、

匂いによって心を汚す(乱す)もの。
 
つまり、

鼻根香塵をきれいにする、

言葉や行動をきれいにするのと同じです。

また、

『観智儀軌』には、

焼香は精進をあらわす、

それは、よく絶えず燃え続けるから。

それによって地獄道の苦を離れる

とあります。

精進は、なまけず淡々と続けること。

精進努力を怠ることなく続けなさい、

というのはお釈迦さまの遺言でもあります。

焼香の真言は、

「法界に入ったものよ」

という意味ですが、

真如の薫香が遍く法界に周辺する、

と観じます。
 
『金剛界礼懺』に、
 
「真如薫金剛焚香」とあるように。

 
焼香の香煙のように、

常に精進して続けていれば、

身体・言葉・心みな真実へ到達します。


『大日経疏』第八には、

焼香は遍至法界の義なり
天の樹王の開敷するとき、
香気、逆風、順風に自然に遍布するがごとく
菩提の香も、またしかなり。
一々の功徳に随って、
慧火のために焚かれ
解脱の風に吹かれて
悲願力に随って
自在に転じて遍く一切を薫ず。
ゆえに焼香という。

と書かれています。

精進の香火が、解脱の風に随って、虚空に遍満する、

ということ。


良い香りを嗜むと、心が落ち着き、平安になります。

そのように、

智慧の香りによって喜びを増し、

貪り怒り愚痴疑い慢心の邪見から離れる、

ことの象徴でもあります。



ところで、

葬儀法事などでのお焼香の回数は、

その地域の習慣文化ですから、それに合わせればいい。


基本的には、
 
焼香は自心を清浄にするため

または、自身中の仏に対する香りの供養、

(だから、自分が安心するような良い香りを択ぶ)

線香は時間を計るものなので、

心を込めて1回、1本で充分でしょう。


修法時の焼香は、
 
『秘蔵記』45に文があり、

香の種類については、

『蘇悉地経』上(分別焼香品)に詳しく書かれています。







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[ 2019/11/28 07:07 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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