秋口には夏にとりすぎた陽性の排毒のために
共に肝臓由来ですが、イライラすることが多くなります。
このイライラは自分の中にあるものです。外にはありません。
自分が勝手に怒り、イライラするだけで相手には関係ない。
怒りやイライラは陽性の排毒ですが、イライラする人はその反動で陰性な排毒、つまり落ち込んだり、悲しくなったりも繰り返します。
仏教では最も根本的な三つの煩悩として、
貪り
瞋り(怒り)
癡 (無知)
を三毒としています。
このうち、怒りは無知から生じる、つまり、因果の法則や、実際には無いものを有ると錯覚することから起こるとしています。
怒り、イライラには原因がある、その原因をとりのぞけば怒りやイライラは無くなる
という因果の法則。
怒りがある、と考えているけれども、許す気持ちがあれば怒りは消えてしまう。だから、怒りというものが元々存在するわけではない。
そして、煩悩の中でも怒りと憎しみは最悪のものとされています。それらが戦争や犯罪を引き起こすことから考えても理解できるでしょう。
仏教徒が守るべき基本の十善戒にも「不瞋恚(ふしんに)」があり、
「怒りにくらんで己を失わず、度量のある人となるべき」
と教えています。
多くの法会で最初に唱える懺悔文(『華厳経』普賢行願品)では
「我れ昔より造る所のもろもろの悪業は
皆無始の貪瞋癡に由る」
とあります。
また、シャーンティデーヴァの『入菩薩行論』忍耐の章には
「善行のすべても
ただ一瞬の怒りにより破壊される」
とあります。
僕らは暑さ寒さを我慢できます。痛みやかゆみも我慢できます。それらは寒いだけであり、痛いだけです。
同じように日々の困難にも耐えることが出来ます。当然、怒らないように耐えることもできるはずです。
このような忍耐、耐え忍ぶことはとても重要です。それが後に良い結果を産むからです。
しかし、この耐える能力は人によって異なります。
気温35度までは耐えられるけれど40度はムリ、という人と、
いやいや、いくら暑くても楽しいよ
という具合に。
これは意志力の違いです。
暑さ寒さなどに比べて、怒りやイライラを耐え忍ぶ、忍耐には強い意志力が必要です
意志力は脾臓、膵臓、胃に影響されます。つまり、お腹が弱いと意志が弱くなります。
ですから、正しい食事と生活習慣でお腹を健全にすることが怒りやイライラを解決する良い方法です。
また、怒りやイライラは知性から生まれます。何も知らない人、知識や智慧が全く無い人には怒りもイライラもありません。
暑さ寒さ痛さに慣れるように、我慢することに慣れれば、怒りやイライラから離れられます。
それには瞑想などの修行が役に立ちますが、思いようを変える、心がけを変えるだけでも効果があります。
強い怒りは肝臓と関わりがあります。肝臓が傷むと怒りが生じ、怒りが強いと肝臓が悪くなります。イライラする人は肝臓がストレスを受けているのです。
肝臓は脂肪や薬物、多量の陽性毒に弱いので、それらを多く食べる人には、怒りやイライラが生じやすい。
怒りやイライラは陽性の排毒症状です。
食養的に考えると、
陽性毒がたまっていると肝臓が機能せず、脳に汚れた血が逆流するのでイライラし、
それが排毒するときに、大きな怒りとなるのでしょう。
排毒症状ですから、便秘もイライラや怒りの原因になります。
陽性で酸性な食事が多ければ怒りっぽくなり、イライラしやすくなる可能性が高い。
ですから、きれいな陰性を摂っていれば怒りの元である陽性毒は消えます。
動物性食品や圧力をかけた玄米など控えるか、適切な調理をすればよいでしょう。
怒りやイライラが無く、心が静かであれば、平安でしあわせな毎日が得られます。
心は強く思うところへ向かうので、
静けさを強く望むことでも、怒りを抑えることは可能でしょう。
怒りは心の静けさを破壊するものですから。
イライラしたら、それがどこからどのようにしてやってきたのかを考えてみましょう。
多くの場合、まったく実体のない錯覚や妄想、勘違い、わがまま、勉強不足などから生まれたことが分かるでしょう。
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穀菜食の舎会員ページ更新しました。
『子宮頸がんについて』
http://shintenan.syoyu.net/%E7%A9%80%E8%8F%9C%E9%A3%9F%E3%81%AE%E8%88%8E%E4%BC%9A%E5%93%A1%E7%94%A8%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8/%E5%AD%90%E5%AE%AE%E9%A0%B8%E3%81%8C%E3%82%93%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6
「『秘蔵宝鑰』十四問答段に見る護法論」(密教文化研究所紀要8、1994)
を参考に書きます。
奈良時代の780年、光仁天皇はこう言います。
天災災害が多いのは自分の不徳のためではあるが、僧尼は日頃の非法濫行のせいで、このような災害にあったということを恥ずかしく思わないのか (『続日本紀』巻三十六)
同じく巻三十八には
僧尼は仏の教えに背いて非法を重ね、私事で国と檀家の財産の搾取し、仏の功徳と称して愚民を惑わしている
とあります。
お大師さんの『秘蔵宝鑰』(十四問答段)には
現在の僧尼の状態を観ると、髪を剃ってはいるが欲を剃り落していない。
身は墨染めの衣をまとっていても、心を仏法に染めていない。
有徳の僧はきわめて稀であり、非法濫行が多い
それで良いのか
と、国を憂う男がある法師に問いかける場面があります。
そしてまた、
旱魃洪水などの天災がしきりに起こり、疫病も毎年流行する。
政治は乱れ、庶民は苦しんでいる。これはすべて僧尼の非行が原因である。
僧尼は福徳を生ずる田であり、国家を鎮護し、人々を幸福にする徳行の人ではないのか。
これに対して法師(つまりはお大師さん)が答えます。
災禍の原因には三つある。
第一は時の運
第二は天の罰
第三は業
悪業の衆生が同時に世に出て、その結果災いを招く、と。
ダライラマは
実際の行動と本人の意思を切り離して考えることが大切
とよく話します。
行為と人格を離して考える
あなたの意見には反対だけれども、それを言うあなたのことは尊敬します、と。
お大師さんもこの時、
僧尼の理念と現実の行為を切り離すように考えています。
悪いことをする個人の問題であって、仏法全体の非では無い、と。
仏法を信じ修行すれば、衆生の迷いや病は治すことができるのだから。
そして、人を謗ってはいけない。
仏法は人によって伝わる。
その仏法によって人は救われるのである。
だから、それを伝える僧侶は必要である。
僧尼の非行を問題にするのなら、官吏・公務員はどうなのか。
いたずらに国費を無駄遣いしているのではないか。
男は言います。
官吏は国家のために朝早くから夜遅くまで働いているのに、僧侶はただ堂内に座って自分勝手な修行をしているだけではないか。
それでよく、国家や納税者の恩に報いることができますね。
法師は答えます。
官吏は仕事であるが、僧侶はそうではない。だから、比べることがおかしい。
悟りのための修行者であるから。
現代は汚れて濁った時代である。
人々の性格性質は劣っている。
その中で、ひとり凛として修行をして清らかでいるのは難しい。
でも、すぐれた人が今いないからと言って、今後現れる可能性を否定する態度はよろしくない。
いずれにしても、寺院や僧侶の非行は法によって処罰されるべきで、憎しみや感情的に判断してはいけない。事実を客観的に判断するべきである。
(このあたり、原発事故後の当地でもっとも大切だと感じた)
善があれば悪があり、清らかな僧侶がいれば、悪行の僧侶はもっと大勢いる。
でも、悪者も善人になることができるのだから、仏の慈悲を仰いで理想を追うべきである。
ダライラマ著『傷ついた日本人』(新潮新書)の中、
なぜ大震災が起こったのか、という質問にたいしての答を要約すると、
直接的な地震発生のメカニズムは科学で解明できるでしょう。
被害については、その大きさと複雑さゆえ、因果関係を単純に読み解くことは難しいけれど、因と縁が複雑にからみあいながら、ある因は津波の被害となり、ある因は原発事故となる。
これらは個人のカルマ(業)で引き起こされるレベルではなく、社会全体の、世界共通のカルマのレベルの出来事です。
だから、大勢のかたが一度に同じ類の苦しみを味わうのです。
その因は規模が大きいだけではなく、はるか昔何世代も前から積み重なっていたものです。
そう考えれば人類全体の因果応報ともいえます。
たとえば自然を破壊したことが影響したのかもしれないし、物質的な豊かさを求めすぎたことが影響しているのかもしれない
ただし、人間にふりかかる物事は、ほとんどの原因は自分たちで産みだしています。
だからこそ、自分たちで解決できます。
・・・・・
さて、
世の中を見まわしてみれば
多くの人は行儀が悪く、
言葉の使いかたは乱れ
事あるごとにイライラし
背中を丸め足をひきづり
良書を読まずにスマホをいじくり
信仰はなく神仏の嫌がることをしている
勉強をせずに、金や名誉や異性を求め
規律を重んじることなく、煩悩のままに暮らし、
健康でないから人に迷惑をかける
暇があれば戯れごとに興じ
不満ばかり嘆いている。
これらは何か不運の因にならないのだろうか。
2、場所:福島県郡山市・眞天庵
3、参加費:1人1回1万円(穀菜食の舎会員 5千円)
4、持ち物:エプロン、筆記用具、持ち帰り容器
5、予定日(時間はすべて10:00~14:00)
講義内容
○9月27日(金)
腎臓病
アトピー
皮膚病
耳の病気
腰痛
リウマチ・神経痛・痛風
泌尿器・膀胱のトラブル
○10月11日(金)
肝臓病
目の病気
イライラを無くす
肩こり
頭痛
胆石・結石
○10月25日(金)
胃腸の病気
キレないために
意志力向上
認知症
糖尿
盲腸
ヘルニア
口内炎
歯
○11月1日(金)
肺の病気
呼吸
カゼ・インフルエンザ
ぜんそく
結核
○11月8日(金)
心臓の病気
情緒の安定
鼻のトラブル
血圧
○11月29日(金)
脳と神経(精神と感情)
智慧と知識
記憶力・判断力
精神障害
自律神経
不眠
心の統一法実修(調身・調息・調心・・・真言念誦行
授戒作法
入法界観
三密観
六種供養
他)
○12月13日(金)
婦人科系
子宮
卵巣
乳がん
前立腺
痔
※出張講座可(詳細はお問い合わせください)
※ご希望のかたはイトオテルミー温熱刺激療法体験できます。
(30分2000円)
※問い合わせ申込み先
穀菜食の舎 代表 須永 晃仁
福島県郡山市田村町谷田川字矢平202-12
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メール :sunagakounin@gmail.com
ホームページ:http://
みじん切りの玉ねぎ、人参、ピーマン、春雨、炊いた炒り玄米をごま油で炒め、塩コショウで調え、春巻きの皮で包んでからりと揚げます。
みじん切りにする、揚げる、と言う方法で陽性な料理にしますが、油が多いので大根おろしやスダチを添えます。
炒り玄米を使うことで、夏の余分な陰性を排毒させます。
陰性な茄子を素揚げ
油消しでスダチ、大根おろしを添えるの上記と同じ。
秋は食材が多いので、炊き込みご飯、けんちん汁、芋煮などが旬の料理ですが、材料を素揚げして盛り合わせる吹き寄せも秋の料理です。彩りを考えて野菜などを用意します。
秋の味は大根おろしやネギなどの辛味。
脂肪をとかし、消化を良くします。
リンゴなどの酸味がある果物も、消化吸収代謝によろしい。酸化した身体を調えます。
特にリンゴは肉の陽性を溶かします。
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☆【魔法のスープのテクニック】
一般的に陽性なものは身体から排泄されづらいので、それが酸性で繊維が少ない場合は、陽性毒として身体にたまります。
病気やけがのすべては陽性の排毒症状です。
ですから、季節の野菜、海藻、キノコ類などの陰性でアルカリのものを多く摂れば、身体のバランスを正常に保て、心身を改善することが出来ます。
また、塩気はミネラルバランスを取るためも必要なので、味噌、醤油などで摂る必要があります。つまり、
肉魚卵などの陽性な塩気が不調の原因になるので排泄を促し、
味噌醤油などのアルカリの塩気は適度に摂る
ということで健康が保てます。
暑い陽性な夏には陰性なものを摂りますが、それが過ぎると陰性過多になり、涼しく(陰性に)なった秋に毛髪が抜けたり、だるくなったりという陰性症状が現れます。
そんな時は陽性な水分がある料理にしましょう。時間と熱と塩気という陽性が入ったスープが良いです。
※※※ 秋のスープ 5人分量 ※※※
ささがきゴボウ 1/2本、
油揚げ 1枚 半分にして細切り
昆布 3㎝
ネギ 1/2本 小切り
人参、キャベツまたは白菜、レンコン、玉ねぎ、きのこ類、里芋、南瓜など。
各25~30g。すべてさいの目切り
①ゴボウと油あげを鍋に入れて弱火で炒めてふたをして蒸し煮。
②ごぼうの香りが甘くなったら昆布とネギを加えて炒める。
③ネギがしんなりしたら水を少し入れて沸かす。
④沸騰したら中火から弱火にして2分。
④玉ねぎを入れてまた2分。
⑤同じように2分づつ煮ていく。きのこ、白菜、レンコン、人参、里芋の順番で。
水が無くなったら少しづつ足す。
⑥火が通ったら人数分の水を加えて20分程度煮て、塩、醤油、味噌など好みで調える。
⑦刻み葱や紫蘇を散らす。
●暑い日、顔が赤い、火照る、そわそわして落ち着かない(陽性時)は
ごぼうと油揚げを使わずに、少しのシイタケ出汁を沸かし、玉ねぎ、大根、キャベツ、レタス、えのき、芋類などを順番に煮てから水を足して人数分にし、塩とこしょうで味を調えます。
※スープとして以外に、これを出汁にしてシチューやカレーなどにも使えます。
※体調が不良の時には、炊いた炒り玄米をひとりあたり小さじ1加えて煮込みます。
炒り玄米の作りかた ⇒ http://
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までご連絡ください。
☆このメール内容はコピー、リンク不可です。
☆解説ご希望の料理法、手当法などがありましたら、ご連絡ください。ご質問も承ります。
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住所:福島県郡山市田村町谷田川字矢平202-12
「わが身中に本より法爾無漏の性あり」
というのがあります。
私の中には何物にも汚されることのない、清浄心がはじめからある
ということ。
自分が何かに成功したり、立派な人柄に達したような場合、
それは価値あるものが外からくっついたのではなく
内なるものが現われ出たものである。
同じように、魔も外から来るのではなく、内から作られる
ようは心がけ次第。
同じ材料で、良質の調味料で、便利な道具を使って料理しても、
おいしくできる時と、できない時があります。
なぜ、おいしくないのか。
おいしさは材料や道具の良し悪しではない
というのが精進料理の立場です。
丁寧に心を込めて作った、ということがおいしさになる。
お米も大根も醤油も味噌も、それらを作る人はみな真剣に真面目に仕事をしているでしょう。
だからおいしいものができる。
無駄話をしながらうわの空で作っているのではない。
台所も同じで、ペチャクチャしゃべりながら適当に作ればまずい料理になり、真剣に作ればおいしくなる。
これも心がけ次第。
心は自由自在です。
感謝をすると不満が無くなる。
不満が多い人は感謝が少ないのかもしれない。
うらみ妬みが多い人は慈しみの気持ちが無いのかもしれない。
迷っている人は自信が無いのでしょう。
なら、逆にすれば解決します。
つらいと思えばつらく、不幸と思えば不幸になります。
楽しい、幸せと思えば良いのだけれど、そんな簡単なことが実は難しい。
座禅瞑想などの宗教的修行はそのためにあります。
僕らの業界がしているのは、思いかた・考えかたを変える、というそれだけのことです。
ものは思いよう。思う通りになります。
自分が今、しあわせだ、と思えば、その瞬間に幸せになる。
しあわせは僕自身の問題だからです。
ああ、つらい
そう思わなければ良いのだけれど、思ってしまうのなら、
諦める
放っておく
という方法もあります。
難しく言えば、
執着を捨てる
自我を無くす
ということ。
何がつらいのか、誰がつらいのか
をよく考えてみると、それが実在ではなく、全く自分が作ったイメージであることが分かるでしょう。
僕は望診法が専門のひとつだから、人の顔を観ます。
場合によっては手も見せてもらう。
すると、ほぼ全員に死相が出ています。 僕自身にもある。
当たり前です。この世に死なない人間などいないのだから。
生きるか死ぬかで考えれば、明日生きているか死ぬかの確率は誰でも半々。どちらかに決まっています。
僕は修行道場時代、痔とあかぎれが酷かった。
とても痛かった。
でも、よく考えると痛いだけだった。
最悪でも死ぬだけだし、ここで死ぬか家に帰って死ぬか
その程度の違いでいつかは死ぬ。
だから、今の時間が貴重になり、
恩師の言葉は宝石になりました。
死ねば痔もあかぎれも治る
そう思ったら痛いことは僕の中で重要なことではなくなりました。
すると、他に考えることが山ほどあることに気がつきました。そして、今すぐ勉強しよう、修行しようという気持ちになりました。
そんな星雲の志(充分にオッサンだったのだけれど)が今でも間断なく続いているわけではなく、面倒くさくて怠けることも多くなりましたが、
何かの時には思い出します。
そして僕の死相を確認します。
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この町はソーラーなどの自然エネルギーと縁が深いのですが、それらに関わる方々と料理教室。
場所は片岡家住宅。古い大きなお屋敷で快適。僕は料理と小話を担当。
サイエンスジャーナリストでガーデナーの森昭彦さんが写真を撮ってくれました。
ジャガイモ含め煮、覚也和え、カボチャ時雨煮、ゴボウと昆布佃煮、小松菜酢の物
ごま豆腐と生揚げ
森さんの著書はこちら
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その森さんから
仏教では虫を食べますか?
と予想だにしないことを聞かれました。
お釈迦さんの時代から続く修行方法に「安居(あんご)」があります。
雨期には草木が生え繁り、昆虫などの小動物が多く活動するため、遊行をやめ、一カ所に定住して瞑想修行することで、小動物に対する無用な殺生を防ぎます。
それが安居。
だから、積極的に虫を食べるなんてことはないだろうな。
虫に関係ありそうなのは蜂蜜。
護摩では油に蜂蜜を混ぜて供物にするけれど、これも本来は牛乳から作る油(牛酥)です。
『蘇悉地経』に
酥・蜜・胡麻を以て和して
とあるけれど、おそらくそれは砂糖や果物から作る糖蜜。
『正法念経』には
甘蔗汁を煮詰めて作る
とある。
虫で思い出すのは食時作法で唱える「蟲食偈(ちゅうじきげ)」
「我身中有八万戸 がしんちゅうはちまんこ
一一各有九億蟲 いちいちかくうくおくちゅう
済彼身命受信施 さいひしんみょうじゅしんせ
我成佛時先度汝」がじょうぶつじせんどにょ
自分の身体の中には八万の家があり、そのひとつひとつに九億の虫がいる。
彼らのいのちを救うために今、この食の施しを受けるのである。
自分が成仏した時には、まずこの虫から救われるであろう
この虫は身体のひとつひとつの細胞のこと、と理解していますが、
肉体をならしめている生命に感謝する。
自分のために食べるのではなく、我が生命を支える多くの力に施す。
自分の身体は借り受けたもので無常である
ということです。
食べ物以外で虫が出てくるのは寄生虫と細菌
『宝積経』には
出生後七日を経れば八万の虫が身体に生じる
とあります。
これらの虫は病因になるだけではなく、内分泌、消化吸収、精子卵子を産みだして生殖を行う
などの役割があると『観仏三昧経』にありますが、
この身体の中にいる虫は、その人が死んだ時にどうなるのか。
もし火葬したら、その虫が死んでしまうので殺生の罪になるのではないか、という議論もありました。
でも、それらは千手観音もしくは馬頭観音の真言念誦で供養になります
いずれにしても、仏教で虫を食べる云々は無さそうですが、どなたか詳しいことをご存知のかたがいらっしゃいましたら教えてください。
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No.1「秋の排毒法」9月20日配信
No.2「マクロビオティックの限界」10月1日配信
『大日経』によれば、
悟りとは、実の如く自分の心を知ることであり、
自分の心とは、明るく欠けることのない清浄な光の満月のようである。
そして『吽字義』には、
自分の心を知ったものは、一切を知る智慧を得たものである、
とある。
また、『性霊集』巻第二には、
湖面に映る満月を見ては、ありのままに生きるということを知り、
空中に輝く太陽を仰いでは、すべてのいのちが日の光りの恵みによって生かされていると知る。
とある。
月を拝むことは、
満月の光が白く輝き、すべてのものを明らかにするように、あさはかな分別の影をなくし、隠されていた根源の知を照らしだすこと。
満月から新月へ、そしてまた新月から満月へと月は姿を変える。
同じように、
わが心も、智慧が増すごとにだんだんと明るさを増し、やがて十五夜の満月のように、何の妨げのない心になる。
『秘蔵記』には
心は姿形のあるものではないが、もとより清らかで一点の穢れのないこと、あたかも満月のようである。
とあり、
『菩提心論』には
満月の光が虚空に遍満して、恍惚としてあらゆる計らいを離れたるごとく
悟りの境地は
その明瞭なること満月の潔白にして一切を照らす如くである。
とにかく、
満月の円明なる姿が、まったく悟りを求める心と似ているのである。
僕らの心は満月のように美しいのである。
19年前の9月20日十五夜満月の晩、
オリックスのイチローが日本で初めての200本安打を放ち、
我が家では長男が生まれた。
あの晩、幼い長女と見た月もまた、とても美しかった。
ご存じの通り、迷いの此岸に対し、悟りの岸をもって彼岸とします。
その岸は、はるか遠いところにあるのではなく、自分の心の中にある。
その辺のことをお大師さんは
自分のものでありながら、その実体を知りがたいのが自分の心である。(『十住心論』第九)
自分の心のありかたによって、世界はたちまちにその姿を変えるものである(『心経秘鍵』)
水と波が同じものから生じているように、悟りも迷いもひとりの中に同居しているのである。(『宗秘論』)
と言っています。
ともあれ、
お彼岸は大同元(806)年から続く日本古来の習慣であります。
お彼岸に限りませんが、仏前に供えるものに決まりはありません。
大切なのは、
お先にどうぞ、という気持ちでお供えすること。
ご飯、お茶、コーヒー、お菓子・・・
お先におどうぞ
と。
多くの世界では、
勉強と実践が足らないと
これをしてはいけない
と言う傾向が強いようですが、ある特定の空間ではある程度の作法があります。
例えば、
観音さまやお不動さん、お大師さんなどのご本尊さまには、生の野菜や果物をそのまま供えます。
そして、毎日の供物として、炊いたご飯を僕らが食べる前に供える。
対して、精霊ご先祖さまには、煮物椀物漬け物等、僕らが食べるものと同じものを供えます。
でもこれも、こうでなければダメよ、というものではありません。
特殊な事情で無い限り、作法通りでなくても構わない。
モノを供える事は、それに対する心構えとして大切ですが、心を供えることはもっと大切です。
水を供えることは布施の心を持つことにつながります。
水があらゆる命をはぐくむように、他人のために何かをしたい、という布施の心が供養になります。
花を見ると心が和み、微笑みます。
花を供えることも良い供養ですが、微笑むことはもっと供養になります。
お線香が燃えるように、淡々と自分の役割を勤めること。
ご飯を食べて安心するように、静かな心になること。
灯明に火をつけるとパッと明るくなるように、勉強して智慧を磨き、心の暗闇を無くすこと。
これらは最高の供養になります。
自然の中では、自然そのものも僕たちも、ある原因ときっかけが結果を生み、その結果がまた原因となって次のきっかけを招いて新しい結果を育てます。
それが仏教の基本的な立場、因果の法則です。
そして自然はいつも開放的でどんな変化にも適切に対応しています。
僕らも自然の仲間だから同じです。
心をを柔軟にして、
食べてはいけない、食べなくてはいけない、なんて物事を分けずに、
そのどちらでもない、どうでもいいものが僕らを自由に幸せにしてくれることを知って、心を全開にしましょう。
仏壇はお寺と同じです。
お寺は修行するところだから、仏壇の前も修行する場所です。
ですから、報恩感謝とともに、修行の心を持っていれば何をお願いしても構いません。
悟りを願って修行するように、故人先祖に感謝しながら、自他の幸福も祈ります。
どんな気持でも、自分の心を全開にして拝みます。
○正会員 :年会費 20.000円(ご家族1名が会員で家族全員有効)
分割払いでも結構です。
① 望診法、食養手当法の個人相談が受けられます
② 穀菜食の舎、陰陽研究塾主催行事の参加費が割引されます。
③ 食養粉炭、特製ごま塩が購入できます。
④ 季節ごとの食養手当法メール配信サービスが受けられます。
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○賛助会員:年会費 100.000円
① 会員特典に加えて、当会主催行事にて情報宣伝活動ができます。
※個人相談は会員に限りますので、相談ご希望のかたはご入会ください。
◎入会方法
下記ゆうちょ銀行口座に年会費をお振込みください。
会員証を発送しますので、郵便番号、住所、お名前、電話番号を郵便、メール、FAXのいずれかでご連絡ください。なお、講座料理教室など、会場での入会手続きも可能です。
ゆうちょ銀行
通帳口座 18200-33643231
普通口座 八二八店 3364323
口座名 陰陽研究塾
※連絡先
〒963-1246 福島県郡山市田村町谷田川字矢平202-12
☎/FAX:024-955-5370 穀菜食の舎 須永 晃仁
One day program 【眞天庵で穏やかな一日を】
お気持ちがありましたら、どうぞお越しください。
10:00~ 坐禅・密教瞑想体験 または、イトオテルミー温熱刺激療法体験
12:00~ 昼食 精進料理
13:00~ 手相・人相・望診法 または、加持祈祷
14:30 終了
※上記とは別プログラムで陽性毒のデトックス「無塩食体験」もできます。
(10時~密教ヨーガ、12時~無塩食のランチ、13時~排毒講座)
・参加費 1人 1万円(穀菜食の舎会員 5千円) 乳幼児 無料
・定員 1日 4名まで。
・日時などは、上記連絡先までお問い合わせください。
僕はあれが真正のサクランボだと思っていたのだけれど、
あれはサクランボではなく、チェリー
と妻が言う。
そもそも今見る佐藤錦だのなんだのという「ホンモノ」のサクランボなんて、その頃は存在すら知らなかった。
サクランボだけではない。
エリンギ グリーンアスパラ、ブロッコリー、モロヘイヤ、水菜、ミニトマト、サニーレタス、いろんなハーブ・・・。
子どもの頃は無かったものばかり。
その代り、馴染みのあったトゲトゲのキュウリ、トマト臭いトマト、まくわ瓜、シトロンソーダ、おっぱいアイス、銀紙包みのアイスクリームバー ・・・。
今でもあるのだろうか。
ところで、
イギリス食品基準庁ではジャンクフードを「高カロリー、高塩分、または多量の砂糖を含んだ食品」と定義しています。
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ということは、
高圧の玄米ごはん、塩気と油の多いおかず、陽性に過ぎたスープ・・・。
あれ、ジャンクフードなんですね。
それはさておき、
修行僧には食事に関する戒律が多く、『四分律』にあるだけでも四十を越えます。
ねぎ、ニラ、にんにく、生姜、ラッキョウなどは、その臭気のため修行や説法に差し障りがあるから避けるべき、とされています。
『僧祇律』には、
これらは熟したものを食せば淫を発し、生のものは怒りを増す
とあります。
だから食べないほうが良い、ということになっている。
そして、これら臭気の強いものには肉魚も含まれる、という考えかたもある。
しかし、肉魚以外の所謂五辛には、殺菌、防腐、滋養強壮、辛味が脂肪を溶かす、抗酸化作用がある、陽性毒を溶かす、などの特徴があるので、僕は料理や手当てに使います。
淫や怒は、動物性食品内の陽性とリンなどの陰性が結びついた結果だと、僕は考えています。
食事内容の他には、
正午から翌日の明け方までは食事をしない非時食(ひじじき)が定められています。
『十誦律』ほかにありますが、お昼を過ぎたら食べない、と言うこと。
また、美食を禁じた「索美食戒」は多くの仏典にあり、
『四分律』によれば美食とは
乳、酪、魚、肉など
これらは貪り、怒り、無知を増長するから行者は食べるべきではない。
かように健康な修行者に対しては、一日一食の粗食が厳格に守られていましたが、
病人には、
あらゆるものを食べてその心身を回復するように、
と教えています。(『十誦律』)
いかなる戒律を破ってでも治療に専念させる、
とうのがお釈迦さまの立場でした。
最も大切なのは修行して悟りへ向かうこと、その妨げになるものは改善する、という当たり前の考えかたです。
また、仏教には敬い仕えると福徳を生じる、という対象が八あります。
それは
仏・聖人・和尚・阿闍梨・僧・父・母・病人。
このうち、病人の看病が最も功徳を積む、とされていました。
翻って考えれば、
家庭のごはん、外食、自然食、離乳食、病院食、ジャンクフード・・・。
食べるべきもの、避けたいもの、時と場合によって食べるもの食べないもの
世の中にはいろいろあります。
人間の心身が毎日変化するように、野菜も米も毎日変化し、気候も何も一定ではありません。
だから、
僕の料理も毎日違います。二度と同じものは作らないし、作れない。同じものなんて役に立たない、意味が無い。
今、何が大切なのか 目的は何か
これが分かれば、たべものでいろいろなことができるようになります。
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会員用ページ更新しました。
「陰陽が調和する料理とはこういうもの」
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「凡そ一切の病は貪瞋痴より生ず」
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という相談があって、
それはそれはお気の毒に
と、そんな時にもおいしい料理などをお教えしたのですが、
20年ほど前、
漢方薬を超微量に希釈すると効果が大きくなる、という研究をしている薬剤師さんの話を思い出しました。
コーヒーでさえ、100倍、1000倍に薄めて飲むと薬効が高くなると。
つまり、
・大量に使うと病気の徴候を作り出す薬は、少量ではその病気を治す
・極端に薄めることで薬の効き目を高め、あらゆる毒性と副作用を取り除く
世の中の、あらゆるものは量によって質が変わります。
大量なら毒だけれど、少量なら薬になる。
お酒も味噌も放射線もそうですね。
お金やプライドもそうかもしれない。
ここで気になるのはワクチンとの相似。
ホメオパシーも超微量漢方もワクチンも、問題の成分を希釈して体内に取り込む
という処方。
前者2つは自然物に近く(まったく自然ではない、人が手を加えたものである)、ワクチンは人工物である、
という違いはあるかな。
どちらにしても、どんな物質でも
大幅に希釈する=極めて陰性にする、
ということですから、陽性な症状や陽性な体質の人にはある程度の効果があると考えられます。
しかし、陰性の症状、陰性な体質、陰性な季節には絶対に効かない。
イライラする、興奮するなどの陽性時には効果があるかもしれないけれど、落ち込む、ブルーになるような陰性症状には効かない。
これらの効果を波動や気で説明するのはナンセンスです。
薄めたものの波動が関係あるのなら、そもそも純粋な物質などあり得ませんから、目的とする以外の物質も含まれており、その波動もある。
それを作る人、それを患者に手渡す人、その時そばにある電子機器などの波動、
何よりそれを服用する人の波動が影響するはずです。
まったく影響の無い、いわゆる「良い波動」の人なら、もともとそれを服用するような状態にはならないでしょう。
油は辛味でも溶けます。
陽性なマグロは油が多いので、辛いワサビや大根を添えます。
...
大根は魚のタンパクを溶かすのに優れてもいます。
お刺身の下に敷く長さのあるツマは、陽性毒を吸わせる(血抜きの)ためなので食べません。
お刺身のそばに立てておくケンという短いツマは、一緒に食べて油やタンパクを溶かすものです。穂紫蘇なども同じ。
お弁当ではスダチ、生姜の酢漬けなどを油消しに使うのが便利です。
例えば自分はサルノコシカケでガンが治った。
だから、これを人にも勧めよう。
という態度は間違いで、人に迷惑をかけます。
人はみな体調も環境も違う。
例えば自分はアベくんが嫌いだから、人にもアベくん糾弾を勧めよう
というのもいけない。
人はみな因縁が違う。
うわさ話、自分の感想、自分だけの経験
これらは自分の中のもので、人にすすめると迷惑になる場合が多い。
なぜそうなるのか、どうしてそうするのか
を論理的に説明できないものを、戯論とか笑い話とかデマと言います。
注意しましょう。
1、栗のゆでかた
我が家では洗ってから鍋に入れ、たっぷりの水と、ひとつまみの小麦粉を入れ、火にかけて沸騰したら20~30分ゆでて、ざるに上げます。蓋はしない。
甘くしたいときは、1日程度栗を日に干してからゆでます。干しすぎると固くなるので注意。
2、豆乳について
豆乳は強い酸性で極陰性な食品です。母乳のかわりにはなりません。
砂糖、コーヒー、お酒と陰陽の性質が似ていますから、嗜好品程度なら問題ありませんが、毎日摂ったり、病気の人が摂るといろいろ問題が生じます。
それはさておき、
ある講演会でカラーセラピストという人が、色とチャクラの関係を説明していました。
チャクラもポピュラーになりましたね。
チャクラは元々ヨーガの理論にあるもので、その後インドやチベットの後期密教でも思想として採用しています。
最も古い文献では、古代インドの『ヨーガ・チューダマニ・ウパニシャッド』に記述があります。
ヨーガも密教も目的は、
転迷開悟、
輪廻からの解脱、
人格の完成、
ですから、チャクラもそのために活用しています。
悟りに向かう方法としては、ヨーガも密教も瞑想修行を主にしていますが、その準備として調気を大切にしています。
この気(プラーナという)は、呼吸のことであり、息のことでもあり、チベット密教では風としています。
僕らは、
身体の中に風が吹く、
と教わりました。
その風が吹く所が、ナーディという身体の中にあるストローのような気脈。そこに途中駅のごとく、いくつかのチャクラがあります。
で、普通の生活をしていると、煩悩や迷いのために、または食事などで血が汚れているために気脈が詰まって風が吹き抜けない。だからチャクラもじっとしているだけ。
そこで、完全な放棄(具体的には金と異性)、戒律を厳格に守る正しい生活、適切な指導者の元での瞑想修行によって、この風通しを良くすれば、チャクラが活性化します。
チャクラが開いて風が通るとどうなるか、
それは解脱、生死からの解放、三昧、悟りです。
その瞬間、ブッダになる。
三昧状態ですから、楽しいとか気持ちが良いとかの感情はありません。
それらは物事を対立的に見る煩悩にすぎませんから。
何もない、ただ、広々と風通しが良いだけ。
この考え方は、『大安般守意経』『倶舎論』『瑜伽師地論』などの仏教経典でも説かれています。
生理学的に見れば、チャクラは交感神経系の作用と考えられています。
交感神経は陰性なものに刺激されて、精神活動が活性化されます。ですから、チャクラを開発するためのヨーガ行者は陽性な肉食をしません。肉食していたらチャクラは全く機能しない。
また、瞑想修行のためには最低限の行動が必要です。
それは、
施すこと
身を正しく保つこと
耐え忍ぶこと
一心に努力すること
瞑想すること
空を認識すること
これらが完全にできるようになってはじめて、チャクラを開く準備が始まります。
チャクラの動きについては、
パラマハンサ・ヨガナンダが、『あるヨギの自叙伝』(森北出版)の中で、
ラーマクリシュナが、『ラーマクリシュナの福音』(ヴェーダーンタ協会)のなかで、
詳しく体験を話しています。
また、
チャクラが開くような修行体系については『虹と水晶』(ナムカイ・ノルブ 法蔵館)に詳しい。
チャクラを開くためには上記のような努力が必要です。
赤い色の服を着れば、赤に関係があるチャクラが開く
なんて簡単な世界ではありません。
ところで、
色の話を拝聴して感じたのは、
色の三原色は、絵の具のように混ぜることで紫や黄緑など、いろいろな色を作ることができます。色を重ねて着せる。
西洋料理やカラーセラピーはそのタイプの思想があるみたい。
日本の料理や仏教思想はちょっと違う。
光の色で見ると、
三原色を重ねると透明になります。
引いて抽いて透明にし、大切なものを引き出す。
そんな感じかな。
近所のCさんが新しいコンバインを買って、値段を聞くとベンツより高い。
ベンツのほうがええじゃないか、
とみんなに言われたら、
何言ってんだ、ベンツじゃ田んぼに入れねえ。
田舎ではベンツも形無しでございます。
テレビをつけたらキョンキョンがクノールカップスープのCMに出ていた。
以前から出演しているようですが、なぜこんな食品のCMに出るのだろうか。
生活に困っているわけでもなかろうに、僕の中にあるイメージが台無しでございます。
それはさておき、
「心を洗って香とする」
香がにおいを発するように、清らかな心からは徳の香りが流れて周囲を浄化する。
『性霊集』第八にある言葉ですが、同じく第八にある「設三七斎願文」には
花の散るように肉体は死滅するが、心は香しく残る
とあります。
これはとてもよくわかる。
おばあちゃん家の匂い、あの娘の匂い、お釈迦さんやお大師さんの香り・・・。
母親は自分の子を匂いで識別でき、子も母親を匂いで判別できます。ほとんどの父親はそれができない。
匂いは五感の中でも特に記憶を刺激します。見たもの聞いたものよりも、匂いは鮮やかに記憶を呼び起こします。
ですから、嗅覚はほかの感覚よりも陰性です。
よって、陰性な嗅覚のある鼻は、顔の真ん中という陽性な位置にあります。
比較的陰性なものを食べ、陰性で心静かな生活していると、記憶力が向上しますが、陽性毒が溜まると右脳が固くなり、ちょっと不便になります。
仏教は香りと縁が深い。
『金光明最勝王経』にあるのは弁天さまの香料風呂。
麝香、菖蒲、桂皮、沈香、丁字、甘松、ナツメグ、ウコン、ベルモットなど32種の香を入れた風呂に入れば、
病気・悪業・一切の災難から身を守ることができます。
『観音経』などに出てくる乾闥婆(けんだつば・ガンダルヴァ)は食香と意訳され、香りを食べる尊格。
『阿毘達磨大毘婆沙論』には、
夫婦和合の時にこの尊が現れると新たな生命が誕生する
とあります。
夫婦の香りによって命が生まれる、と解釈してもいい。
良い香りがする夫婦になりたいものです。
お客さまを向かえる時は、掃除をして花を活け、掛け軸を選んで、お客に合う香を焚き、それからお料理を出します。
密教ではそれと同じ作法をご本尊さんに対して行います。
使うお香の種類も多い。
線香、焼香、抹香のほか、護摩では何種類かの香を供物にします。
数種類の香粉を丸めた丸香。
これは結使の煩悩を表し、それを智慧の火で焼尽します。
いろいろな香を砕き削って混ぜた散香。
これは散乱の煩悩を表し、これも焼きます。
本尊と自身の身体には塗香を塗ります。
これはお浄めとともに、戒律を身に沁み込ませる象徴的行為。
匂うのは気体。固体や液体そのものは匂いません。熱したり溶けたりで匂い物質が気体になって匂います。
だから陰性。
その気体が水(陽性)に溶ける時に匂いを嗅ぐことができます。
だから、鼻の中は濡れている。
そこが乾くと匂いが分からない。乾いている、ということは陽性過多です。
匂い物質・香り成分のうち、油に溶けやすいものほど低濃度で匂います。
そして、陰性な油に溶けるのは陽性なものですから、匂い物質自体は陽性。
これは、セシウムなどの放射性物質は重い陽性な元素であり、崩壊して放射線を出すという陰性なを持つ、
というのと同じことです。
匂いや香りは「拡がる」のですから陰性で、香りの強いものほど陰性の働きが強く、陽性な成分が多い、ということです。
食べ物では、香りの強いものは陰性なので陽性な動物性脂肪やたんぱく質を溶かし、殺菌力や抗酸化作用があります。
陰性な香りは精神集中や心の安定に役立ち、陽性な香りは興奮をよびます。
よって、アロマテラピーなどで陰陽両方の手当てをすることは理論的には可能ですが、
実際には、匂い・香りは強い陰性の働きなので、陽性な症状・体質にのみ効果が期待できます。陰性な症状・体質には向かないでしょう。
匂いを判断するのは大脳旧皮質。
睡眠欲・食欲・排泄欲、性欲などの場所です。
合理的で分析的な思考や、言語機能をつかさどる大脳新皮質とは違い、動物的、本能的な場所です。
ですから、香りの効果は情動的な範囲に収まるかもしれない。
とか
和尚さんなのにお酒を飲むのですか。
なんてことを聞かれます。
この辺は難しい問題で、人それぞれです。僕は精進だけれど、お酒は飲む。
当たり前ですが、飲むべきでない期間は飲まない。
マクロビオティックではお酒は飲むのですか?
○○は食べて良いのですか?
などとも聞かれる。
僕のは精進料理で、マクロビオティックとは関係無いのだけれど、似たように思われるのでしょうね。
それにしても、食べて良いとか悪いとかはあるのかな。
玄米を食べるか食べないか、などはマクロビオティックと関係ないはず。
陰陽で臨機応変に判断して、自由で楽しい人生にすることが目的と聞いています。
人間は陽性過多になると言い訳をする傾向がありますから、その辺の問題かもしれない。
密教にも戒律がありますが、これをしてはいけない、と否定するのではなく、より良く生きるために、悟りのために、こういうことに努力しましょう、という姿勢です。
食べ物もそのようなことにすればいいのに。
いろいろな事象を陰陽で考えるのはおもしろい。
例えば、
老化とは身体が固くなることです。極陽性になる。
意識や心などの陰性なものが無くなって、遺体という物質になるのが死。
陰性な人間が陽性な物質になるわけです。そして陽性な構造物は、冷たいという陰性な性質を持ちます。
もうひとつ、よく聞かれること。
都会の縁者などから
福島の知人から野菜が送られてきたのだけれど、怖くて食べられないの。
どうしましょう
うーん、福島の僕に言われても何とも言えない。僕らは毎日食べているから。
でも、そういう人もいるのだろうな。
それにつけても10月は外より家の中が暖かくなるから、台所にもハエが多い。
彼らは嫌われ者だ。何も悪いことはしていないのに。
それはさておき、
妻はイトオテルミーという温熱刺激療法の療術師です。
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開業はしておらず、自身家族時折縁者を相手に、細々と施術をしています。
子育て、両親の介護、わがままな夫の世話などで手一杯だったでしょうから。
テルミーは温熱療法で身体を温めるのですが、そこにいろいろテクニックがあるらしい。
温めれば血行が良くなり、身体が柔らかくなります。
多くのトラブルは身体が固いこと、血行が悪いことが原因ですから、温めるのはとてもいい。
生きているということは身体が温かい、ということで、身体が温かければ心も温かくなります。
ともあれ、
心地よい療法ですので、どうぞご利用ください。
という言いかたは正しいのだろうか。
ウンコを出す
ではないだろうか。
ご飯を食べる
であって
ご飯をする
とは言わない。
それはさておき、
人生で大切なことは「食べて出す」ことであります。
楽しく食べて、爽快に出す。
そして行儀よく上品に。
これが出来れば人生は完成したといっても過言ではありません。
出すものは大小便汗呼気等いろいろありますが、もっとも人生を左右するのはウンコであります。
さて、このウンコ、なぜウンコという名で呼ばれているのでしょうか。
サンスクリット語では始まりの音は阿(あ、a)、おしまいは吽(うん、hum)であります。
阿は口を開いて最初に発する音であり、吽は口を閉じて発生する最後の音。
これが阿吽の語源であり、物事の最初と最後、万有一切の根源と帰着・究極を象徴しています。
修行においては、阿は菩提心、悟りを求める心、吽は涅槃、悟りの境地を示します。
ですから、営養滋養が入る最初の口が阿、最後に出てくる肛門が吽。そこから出て置かれるものが吽置、ウンチであります。
また、息子、キノコ、ヒヨコ、カズノコなど、小さく可愛いものには「こ(子)」をつけます。
よって、吽子(ウンコ)と言うようになったと考えられます。
お大師さんの『吽字義』には
際限の無い煩悩も表面だけであって、その奥の本心は、何時も変わらぬものである。
人はみずから作った世界の中に、わが身を沈めて苦しんでいるのである。
さとるとは、物事の真の意義をあやまりなく知ることである。
自分の心を真に知ったものは、一切を知る智慧を得たものである。
と書かれており、
ウンコをするのは究極への到達であり、悟りである
と知るべきであります。
※いろいろと質問がありまして、ふざけた文章にしたつもりなのですが真面目に受け取られかたもいらっしゃるようで申し訳ありません。上記は私説です。
そもそも、語源などというものを探し出すことができるのでしょうか、と思っております。
2013.10.4 18:00
の菅野さんがいらして、伺ったお話がみな興味深かった。
最近は経絡に微電流を流して云々、という機械があるのですね。
見てみたい、使ってみたい、よくよく観察したい。
それから、
薬剤師さんは放射線化学が必修なんですね。
だから、あの時もみなさん冷静でした。
何ごとも勉強していれば、いざという時に適切な対応がとれます。
以前、横浜のお医者さんから
医学部では栄養学は習わないよ
と、聞いたのとは違う印象で納得しました。
それはさておき、
護摩では薪の他にさまざまな供物を焼くので、拝んだ後にはそれらの灰が残ります。消し炭の状態。
これを欲しいという人がいるので差し上げています。
炭ですから炭の効果があるのは当然ですが、そんじょそこらの炭とは違う、と信じられています。
本尊の智慧、真言の加持力などが凝縮されている、如来加持力が備わっている、と。
加持は密教の言葉ですが、栂尾祥雲博士は「ちからぞえ」とフリガナを振っていました。
大師所伝では『即身成仏儀』中に
「加持とは如来の大悲と衆生の信心とをあらわす。
仏日の影、衆生の心水に現ずるを加といい、行者の心水、よく仏日を感ずるを持と
名づく」
人々を救おうとする如来の慈悲と、人々の信心とを表しており
仏の力が、人々の心の水に映じ現れるのを「加」といい、
修行者の心の水が、その仏の日を感じ取ることを「持」という。
とあります。
また『大日経開題』には
「加は往来渉入をもって名となし、持は摂して散せざるをもって義を立つ
すなわち入我我入なり」
つまり、
仏が我に入り、我も仏に入る
ということ。
これらの通り、加持は成仏・さとり・転迷開悟にとって必要なものですが、
病者などを加持する場合は
如来と病者と行者が一心にならなければ結果に到りません。
医者が勝手に治すのではなく、医者の治療の下で医者の言うことを聞いて自分も努力しなければ病は治らない。
病者加持には二つの手法があります。
本人に対面して直接施すものと、対面なしで名前と生年月日だけで行うもの。
後者が本筋で、前者は施術に近い。
お加持はどこでも修法できますが、
拝むその場所は南天の鉄塔内、
大日如来が金剛薩埵に教えを伝授した部屋のような
神聖で清らかな場所になります。
そこで、
本尊と受者と行者が加持感応する。
そして心が調い、貪りと怒りと無知が消える。
まだ走りなので白菜漬けなどには向きませんが、さっと煮る料理にはいい。
糸こんにゃく、油揚げ、舞茸を醤油で煮びたし、葛でとじたものを、色よくゆでた白菜で袱紗に包みました。
薄味の煮込み出汁を張ります。
同じ出汁で豆腐を締まるくらいに炊き、ネギを添えて口の休息にします。
ところで、
陽性で酸性な肉魚には、陰性でアルカリの野菜やキノコを合わせると味が引き立ち、身体にもよろしい。
特に魚には大根やネギ類、
肉にはナス科ウリ科キノコ類
を合わせて料理すると、味と滋養のバランスが採れます。
食養では、
魚で陽性過多の症状が出た場合には、大根おろしを使った飲み物
肉で陽性過多の場合はキノコのスープを使うと効果がありましたが、最近はちょっと変化があります。
キノコのスープより、白菜のスープのほうが肝系に効果があるみたい。
ここ数年は肉食が多いけれど、伝統的に魚の出汁などで陽性毒が溜まっている人が多いからかもしれない。
大きな白い葉はとても陰性なので、肉魚両方の陽性毒を溶かす
と考えています。
写経と精進料理の夕べ
写経は心を平静に保ちます。心を込めて文字を書いてみませんか。そのあとは、季節の精進料理をお召し上がりください。心を込めたお料理を差し上げます。
どうぞごゆっくりと、平安な時間をお過ごしください。
○日時 11月15日(金)
16時から写経 (用具はこちらでご用意します)
17時からお食事
○場所 マクロビオティック salon P I N O
〒564-0062 吹田市垂水町1-22-1(豊津駅徒歩6~7分)
電話090-7485-1450 http://
○参加費
穀菜食の舎会員 4500円
一般 5500円
写経のみ 1000円
個人相談 志 納
※個人相談(食養、望診、病者加持、精霊供養)
11月14日16時~17時、 15日10時~11時
○申し込み・問い合わせ
眞天庵・穀菜食の舎 須永 晃仁
〒963-1246 福島県郡山市田村町谷田川字矢平202-12
/FAX:024-955-5370
メール:gbqmk185@ybb.ne.jp
○定員 8名
○申し込み締め切り
11月5日(火)
※お料理予定
1、向 こんにゃく料理
2、飯 五分搗きごはん
3、汁 味噌汁
4、焼物 季節の野菜、豆腐料理
5、煮物 季節の野菜
6、小椀 湯葉料理
7、香物 白菜 昆布