大きな「シキ」という貨車があり、当地の東光高岳というメーカーが作った巨大な変圧器を発電所まで運んでいます。
今では稀少な車掌車も連結して。
特大貨物列車。
この貨物列車が年に数回、工場から小山駅まで田園の中の専用線を走ります。
style="letter-spacing: 0px; color: #333333; font-family: 'MS PGothic'; font-size: 12px; line-height: 18px;" />
なかなか良い景色です。他ではなかなか見られない。
漬物は電気やガスを使わずにすむ優れた保存食品ですが、身体への効果としては、
漬物に含まれる植物性乳酸菌が酸に強く、生きたまま腸に届くので消化吸収お通じによろしい。
その他、免疫活性作用、発癌物質の排出・分解、便秘・下痢の解消、病原菌感染の予防.
もちろん、市販のもの大部分は余計なものが入っていて効果は半減以下。
漬物なのに保存料が入っているようではインチキに近い。
野菜ですから、繊維が多く脂肪が少ない。
漬物には塩気と圧力と時間という陽性があり、火を通さないという陰性があります。
ですから、
塩気の少ない浅漬けや、酢漬けや油漬けなどはかなり陰性。
塩気の強い漬物でも、生食という陰性の力は大きいので、酢やかんきつ類、大根おろしなどと食べることで陽性毒を溶かす力が大きい。
精進料理を志すなら、漬物を買うようではいけません。自分で漬けことで健康と魂の自由が得られます。
陽性過多の人は漬物が苦手かもしれない。でも、陰性なクエン酸のある梅干しや酢の物、かんきつ類の漬物はお好きかもしれない。
この野菜ラーメンは、きれいな陰性の力を身体に入れ、汚い陽性を抜くのにとてもよろしい。
小さく切った野菜ときのこ、ピーラーで細長くむいた大根を順番に煮込みます。
乾燥ニンニクと乾燥トマトをごま油で炒め煮し、醤油とコショウで炒りつけてタレにします。
精進おせち料理教室
下記以外にも、ご希望がありましたら、お伺いして作ります。
・12月8日(月)横浜市 いずみ中央
http://
・12月17日(水) 松江市 向日葵
http://
メニューは こちら
https:/
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※穀菜食の舎会員ページ
「陽性の冷えと陰性の冷え」
http://shintenan.syoyu.net/Entry/501/
化学、電気、建築、物理を専攻する若者と話をして、とても楽しかった。
知的バックグラウンドと言動が一致しているから、彼らの話にはうわさ話ではなく事実がある。
だから信用でき、明快で気持ちがいい。
心を汚し、しあわせを障げる原因は、元々心にあるものではなく、一時的に付着した塵のようなものにすぎない、というのが大乗仏教の考えかたです。
だから、その塵を洗い流せばいい。
また、それはあたかもお客さんのようなもの。
たまたまウチに来て、いつかはお帰りになる。
ずっと居座るわけではありません。
いつかは帰るものですし、洗えば落ちるもの。そういうものが迷い、不安、悩み、心の汚れです。
あらかじめ約束したのではなく、たまたまいらしたお客さんが迷い・煩悩。
こっちは知らないのに、勝手に付きまとってきた塵や埃が煩悩・迷い。
それらは偶然現れたもののように感じますね。
でも、偶然というものは、汚れの無い無知が原因で現われます。
だから、勉強して無知を減らすことはいろいろ有効で、塵も流れます。
女性は黒いものを食べ、男は白いものを食べるとよろしい。
女性は男より表面が白く柔らかいので陰性、外側が陰性だから内側は陽性が強い(だから陽性な卵子が作られる)、なので陽性な黒が滋養になります。
外面が固く黒い陽性な男の中身は、かよわい陰性(よって陰性な精子がつくられる)。
だから陰性な白がいい。
例えば黒いのは、
ヒジキ、ワカメ、昆布
黒豆、キクラゲ、
黒ごま、おこげ ・・・。
機根が不定な僕は、白いものを料理。
吉野葛、これはきめが細かく眩しいほど白いものが上等でうまい、品があってコクがある。
水で溶いて火にかけ練る。
今が旬の採れたて大根、エノキを加え、豆腐を載せて醤油味で炊き上げます。
それからキャベツを塩もみ、胃の薬。
黒は腎臓で白は肺
腎臓は勇気で肺は安心感
黒は恐怖心と憂鬱、白は悲しみと心配事
そういうものです。
で、黒と白は互いに引き付けあい、うまくいけば調和できます。
この時期、好きな景色のひとつが、
葉が落ちた木に残る柿の実
干し大根の風景とともに日本らしい風景だな、と感じます。
残柿、または木守柿と言います。
最後に残って木を守る実。
僕らの心の中には、僕らを守る種子があります。
それが成長して僕らは何かをする。
多くはつぼみまでしか成長しないけれど、稀に花を咲かせ、実をつける人がいる。
お釈迦さまとか、お大師さんとか。
仏教寺院や家庭の仏壇、拝む場所にはご本尊さんがおわします。
観音さん、お薬師さん、お地蔵さん、お不動さん、阿弥陀さん、文殊さん、虚空蔵さん・・・。
曼荼羅や経典やお念仏を本尊とすることもあります。
真言密教では、
大日経を理解していれば大日如来を本尊に、
金剛頂経を体得していれば曼荼羅の諸尊を、
どちらも理解していないうちはお釈迦さまを本尊に、
と僕は考えているけれど、いずれにしても仏さまはいたるところにおわします。
『秘蔵記』には、
本質として清らかな人の心は、あらゆるものの中で最も優れもっとも尊い。故に本尊という。
人は眼前の姿に眼がくらんで、仏と同じ本質を発揚できずにいるけれど、
無条件に自分を投げ出しておまかせするならば、真なるものに到らんと修行するものを救済する。
結果だけではなく、仏になろうとする、その努力が尊いのである。
とあります。
残り柿もその時その場の本尊なんだろうな。
鍋の中の野菜が硬くなる、やわらかくなる
それを食べて消化、吸収される
造血、溶血 する。
健康になる、病気になる。
生きる、死ぬ
それらすべて化学変化であって、何か不思議なことが起こっているわけではありません。
分量、時間、温度、圧力、触媒・・・、
いろいろな条件で化学反応は変化します。ほんの小さなことで変わる。
人と話をしていて、ちょっと噛み合わないなあ、ということがありますが、
放射性物質と放射線の区別ができていないこともよくあります。
セシウムなどの放射性物質はモノ、放射線はそこから出る電磁波でモノではない。
太陽と光のようなもの。
ニュースでご存知の通り、
「放射性物質を含む「指定廃棄物」の最終処分場の建設を巡り、栃木県内の候補地となっている塩谷町は指定廃棄物を福島県内でまとめて処理すべきだという提案をまとめました。」
http://
いろいろな考えかたがあるのは当然ですが、どうなのでしょうね。
処分場は山の中の国有地、というのがどうなのか。
僕は5月に福島から栃木に転居して、不要になった福島ナンバーの車を売ろうとしたら、
福島ナンバーでは売れないから栃木ナンバーに変えるように言われました。
福島ナンバーの車が嫌われるなら、福島で暮らしてきた僕も嫌われるのだろうか。
九州では、再稼動合意なんてニュースが流れています。
僕がいた福島は
僕らの痛みは
何だったのだろうか。
その痛みは今もあります。
そういう脳の思考も、ニューロン、シナプス、神経伝達物質といったものの単なる化学反応に過ぎない。
その反応は、何を食べているか、どう呼吸しているか、どのような言葉を発し、どんな生活をしているかで変わります。
姿勢が悪い、足を引きずる
という外見のほか、
会話の中で
でも、だけど、
と言うことが多い。
否定から始まりがちですね、不調時は。
ですから、
姿勢よく、足を上げて歩く
否定的な答え方をせず、
ああ、そうだね、それはいいね、それはおもしろいね
と言っていればいい。
姿勢といえば正座。
夏以降、仙台、郡山、千葉、東京、横浜、横須賀で葬儀をしましたが、どこの会場も今は椅子。
坊さんも遺族も参列者も椅子
寺の本堂も椅子を出すところが多くなりました。
イスは楽ですが、楽しているとそれまでなんですよね。イスまでの人間。
正座して片手で食事するのは難しい。
左手でお椀を持ち、右手で箸を持ち、両手を使うほうが食べやすく美しい。
正座できないのは陽性過多で、膝、かかと、股関節が硬いから。
正座しての食事は腹八分目で満足し、暴飲暴食を避けられます。
正座は瞑想に適しています。腰と胆が安定するから。
正座は畳の文化なので、畳の無いところでは違う座りかたで良いでしょうが、正座には、
集中力・持続力が身につき、内臓の働きがよくなる、バランス感覚が鋭くなる、立ち居振る舞いが美しくなる
という効果があります。
正座している人の背中はきれいだな、
と座禅会や瞑想会で感じます。
それを見て、『般若心経』の
一切の顛倒夢想を遠離す
を思い出し、自己中心的な顛倒した錯覚を反省します。
灯明が水晶を通してお厨子に映るのを見ると、鏡のような智慧を思います。
これは如来の五つある智慧のひとつ。
すべてをありのままに映す(見る)こと。
この智慧があれば、総てを一つに包んで生きるようになります。
そして、
一切の知るところの障害を離れる。
それが如来のさとり。
カルシウム、鉄、繊維が多く、身体のお掃除にもよろしい。
炊きたてのごはんに塩ゆでした青菜を混ぜてごまをひねります。
秋の野菜とキノコ、炒り玄米を煮て、リブレフラワーでシチューに仕立てます。
お腹を温めながら夏の陽性毒を溶かします。
包みくるむのはご馳走のひとつ
お揚げにゴボウとマイタケと炒り玄米を詰めてシイタケ出汁で炊きます。
陽性+陽性よりも、陰性+陽性のほうが身体が温まりますから、陰性な野菜と陽性な炒り玄米、陰性な豆腐を陽性に揚げた油揚げ、陰性な野菜料理を時間をかけて陽性にする、などが秋にはよろしい。
オウバクは優れた殺菌力と収斂性があり、湿疹、とびひ、口内炎、結膜炎に良い効果があります。それに似た色の黄檗焼きは、野菜のリサイクル料理として精進の世界ではポピュラー。
残り野菜と炒り玄米をグルテン粉や地粉でまとめて焼きます。
秋は食べた分、たくさん運動して代謝を良くしましょう。
秋冷の折、暖かくしてお大事にお過ごしください。
日本には食育基本法という、国家レベルで食事を何とかしようとする法律があります。
その中で食育は、
① 生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきもの
② 様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実 践することができる人間を育てること。
と定義されています。国がこんなことするんですね。
で、食育についての問題として、
① 「食」を大切にする心の欠如
② 栄養バランスの偏った食事や不規則な食事の増加
③ 肥満や生活習慣病(がん、糖尿病など)の増加
④ 過度の痩身志向
⑤ 「食」の安全上の問題の発生
⑥ 「食」の海外への依存
⑦ 伝統ある食文化の喪失
を上げています。詳しくは「食育基本法」
http://
人間は大脳があるのが特徴です。その大脳は食べもので作られます。
その大脳の働きが心ですから、食べ物が心に影響すると考えて良いでしょう。
さて、
何を食べるか、というと、
旬のもの
というのが第一。
野生動物も旬のものを食べていますが、家畜や養殖の生き物はそうではありません。
それから、本来の食べ物は、
天然で化学的に無添加
であるべきでしょう。
添加物の多いものを食べ続けていると、それが無ければ食べられなくなります。
それでは餌に近い。
食育ですから、何を食べるかと同時に「どう食べるか」が大切です。
まずは、
楽しく
そして、
行儀よく
これ人間らしい食事の特徴です。
人間は他の生き物と違い料理をして食べます。特に穀物を火食することが特徴で、これによって大脳が発達しました。
陰性な植物の中で、もっとも陰性な先の部分(実)を食べますが、陰性な部位には硬い陽性な性質があります。それを食べて大脳という陰性で大きなもの、そして陽性な働きをするものが作られます。
生食では陰性すぎて大脳の 新皮質が発達しません。
生食は、中脳、小脳、延髄など、本能や直感、感情、自律神経系、ホルモン系など、陰性な働きを司ります。陽性な四足動物はこれでいい。
人間は四足の動物より陰性なので、陽性な火食が必要になります。
さて、
どのように料理するかは大切なことですが、
これが無ければできない 、レシピ通り、
というのは料理ではありません。配合飼料のようなもの。
食べる人、気候、環境健康状態で自由自在、臨機応変に作ります。
それを食べる姿勢は、
自然作物、それを作る人運ぶ人売る人料理する人、手に入れるために働いてくれる人に感謝する。
自分はその食事を食べる資格があるのかどうか反省する。
食事をいただいて、より良い人間になるように誓う。
食事を丁寧に食べることで健康になり、人の役に立つようになる。
自分が幸せになり、他人を幸せにするために食べる。
ということが大切です
人間以外の食は、子孫繁栄、種族が生き延びることが目的ですが、人間は、
食べてホッとする
疲れをとる
怒りを除き、安らかな気持ちになる
勇気と希望が湧いてくる
健康になる
病を治す
リラックスして心地よくなる
などのために食べます。
人間は料理をする生き物ですから、買ってきたものや外食で食育を語ることはできません。
給食も、旬や行儀作法が伴わなければ食育にならないでしょう。
食べて病気になるようなものもいけません。
自分で家族や大切な人のために作ること、
旬のものを使い、楽しく行儀よく食べること。
感謝反省し、明日への希望が持てる心になること
食育とはそういうもの、と考えています。
雲の上には白ひげのおじいさんがいて、助けてくれるんだったけ。
それにしても、飛行機など乗らずに空を飛べたら、どんなに楽しいだろう。
翌日、
両毛線の115系電車に乗って、桑畑や赤城の山を見る。
車窓から、この沿線は何でも育つとても豊かな土地だと分かる。
上毛野は上野・上州群馬県、下毛野は下野・野州栃木県。
その両方の毛で両毛線。この毛は豊かなことで、豊かでないことを不毛と言う。
群馬甘楽町で料理。無塩の八宝菜は野菜が新鮮でうまい。
都会では出せない味が田舎にはある。
帰りの電車は、平日なのに世界遺産・富岡製糸場見学の人らで混んでいた。
翌日、
新潟でお墓参り。
墓石に
縁し人 ここに眠る
とある。
この家では家系図をつくるためにいろいろと調査をしているという。
家系図がある家は自殺が無い、と昔から聞く。
見れば自殺なんてできないのが家系図かな。
その後、
大学生10数人と料理する。
野菜をモリモリ食べてくれるのが嬉しいけれど、普段はあまり食べないらしい。
僕だって学生のころは食べなかったかな。酒ばかり飲んでいた、笑ってばかりいた。
翌日、
仙台でお墓の開眼をする。
この墓石には、
ごきげんよう
と彫ってある。
ご自宅に呼ばれ、
山芋とそば粉の鬼揚げ
帰りに梅干しを貰う。
僕がそれを喜ぶと、
喜ばれるのが嬉しいの
と言う。
これは人間でもっとも大切なことのひとつ。
帰路、お腹が痛くなったので新幹線のトイレでうんこをする。
トイレから出たらもう降りる頃。
特急料金3470円の有料トイレは快適だった。
ベラアロエ、アロエベラ
呼びかたを変えるだけでずいぶん印象が違うものですが、母が育てています。
以前、母がこれをテンプラにしたら、なかなか味わい深いものがありました。
生で食べてみたいけれど、どうしたら良いかな。
と言うので、
ごま油、スダチ酢、醤油で和える。
アロエ自体の味は淡いので、ドレッシングが強すぎるとその味だけになってしまうけれど、舌触りが楽しい。
でも、ワサビ醤油のほうがうまいかな。
そのドレッシングが余ったので、キャベツの塩もみ、水菜、焼いた油揚げと人参をサラダにして和える。
どちらも、ウンコがたくさん出ます。
鬼おろしですりおろせば肴になり、セラミックで細かくおろせばご飯に合う。
醤油をかけて熱いご飯に載せれば極楽ごくらく 。
そこにごま油をたらせば天丼の味。これは関節痛、神経痛、リューマチの治療食にもなります。
大根に限らず野菜は一物全体がうまいから、頭から尻尾まで全部一つの鍋に入れて炊けば、
皮の味、中心の味、上の陰性な味、下の陽性な味が重なって最高にうまい。
それができない時、たとえばふろ吹き大根なら、輪切りにした大根と、大根のしっぽと頭を一緒に入れて炊きます。
頭の部分には根になる力と葉になる力の両方があるので味が濃い。
しっぽからはごく陽性の引き締まる味が出る。
薄切りにした大根をごま油で炒りだし。
大根の甘さを引き出す料理でございます。
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※穀菜食の舎会員ページ
「疲れをとる、持続力を増す、心を落ち着かせる」
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「お金の話・増えるしくみ」
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サトイモは寒さに弱いから早めに食べます。
きぬかつぎもいいし、炒めても揚げてもうまい。
ヌメリは取ると台無しになるから、そのまま料理します。
山のものは海のものと味が合うから昆布だしで炊く。
同じ色のものを合わせると味が良くなるから、白ネギを入れて炊く。
ネギは鴨より里芋に合う。
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「お金の話・増えるしくみ」
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ネギは霜が下りるたびに甘くなります。
そして、裏側にネバリがあるのが良品。
ネギのひげ根は膵臓の薬、つまり糖尿の薬になるばかりでなく、良い味を出してくれるから、みじん切りにして料理に混ぜます。
ところで、
尊敬する薬剤師のスガノさんhttp://
は微量漢方の専門家で、著書には、何でも薄めると薬効が高い、とあります。
『秘蔵記』には、
酒を飲むときは茶で割り塩を入れれば薬になる、とあります。
だから僕は、純米酒を湯で薄めて飲む。
これで百薬の長。
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家で乾そばをゆでる時は、ゆで時間を少々長めの弱火にして、ふっくらするようにしています。
昨日は新潟フノリつなぎのそば。
今は大根とネギも旬。この陰性がそばの味を引き出します。
そばつゆは、
そばの香りと味を引き出すために、出汁は昆布で引くけれど煮込まないようにします。昆布の香りが強すぎると台無し。
昆布で引いてから、大根、切干大根、ブロッコリーの茎などを煮て出汁にします。
塩で調えてから、火から下ろす間際に醤油を入れる。醤油を入れたら煮立たせないほうが良い。
茹でたそばを冷水で洗い、そばつゆを張って、大根おろしと刻みネギ。
そば湯にも大根おろしとネギがいい。わさびは少し。
そばがきは
鍋の沸騰した湯にそば粉を入れる、
または、
ボウルなどにそば粉を入れて、熱湯を注ぐ
どちらの作りかたでも、よく練るほどなめらかでうまい。
蕎麦は穀物の中でもずいぶんと陽性なので、体調が比較的陰性な時や、左脳の働きが弱い時にうまい。
反対に、陽性で右脳が疲れている時はうどんがいい。旬の野菜ときのこと味噌で調えれば脳と腸の滋養になる。
子どもは比較的陽性だから、陰性なうどんが好き。陽性な地域ではうどんが名物。
蕎麦が好きになると、なんだか大人になったような気もするなあ。
食時作法の内容はそのようなものでございます。
というような講座附き精進料理の会を横浜umiのいえで開きました。
時間や材料の制限が無いので、のびのびと料理をすることができ、楽しゅうございました。
お料理は、まず大平。
これでまあ、おしのぎください。
というもので、そばがきとユリ根を炊いたもの
そのつぎにお椀
レンコンと山芋の巾着、大根、人参、しいたけ、えのき、がんもどき、ホウレンソウの炊き合わせ
次の献で湯葉のお刺身と菊花レモン和え
最後にご飯、きのことフノリのおつゆ、大根山芋の梅和え、
お遊びでマッシュルームのクリーム煮
ところで、
陽性な風邪の症状には陰性な大根湯やシイタケスープが手当てに使われますが、それを飲めば治るわけではなく、それらを飲んで発汗したり大小便を出して改善します。
ですから、飲んだら治る、というものではありません。
飲んだ後、布団を重ねて寝たり、入浴などで発汗して効果が出ます。
基本的に手当ての食事は飲み物です。
普段からスープや汁を飲み、良いおしっこや汗を出して排毒するのは大切なことでございます。
小鍋風に。
レンコンと黒ゴマの巾着、しいたけ、ニンジン、ホウレンソウ
ネギの切り和え
大根おろし、梅干し、レモン
味噌雑炊、キャベツと玉ねぎとフノリのスープ
リンゴ
味噌は大豆のカリウム、梅干しはクエン酸と、陽性の中に陰性な成分があり、それが排毒に役立ちます。
塩はそれだけでは陰性な力が無いので、コショウなどを足します。
手当ては食べ物ではなく、飲み物にします。
普段から汁・スープを召し上がっていればよいお小水が出る身体になっているので治りやすい。
手当ての飲み物を飲んだら発汗するようにします。発汗しないと解熱しない。
セキが出ているときは陽性症状なので、陰性なレンコン湯か大根湯、またはレンコン飴にします。
セキの間歇時にはコーレンが良いですが、陽性すぎるので、何かに溶かして陰性にして飲みます。
あの人はどこにいるのでしょうか
と聞く。
故人を想う人の心の中、脳内にいます。
他のどこか具体的な場所にいるわけではありません。
人は死ねば肉体が無くなり、脳も無くなり、記憶も判断力も、とにかく思うことは無くなりますから、死後どうなるかを自分で知ることはできません。
死ねばその人は目の前からいなくなるのは事実だけれど、何か見えないもの、魂のようなものがどこかにある、と思いたい。
お墓にあるのは遺骨です。
そもそも、
遺骨が残るのが土葬
遺骨が残らないのが火葬
でも、日本ではわざわざ遺骨が残るように火葬します。
日本人にとってお骨は大切なものだから。
もし、魂のようなものがあるのなら、あの世へ行くのはその魂だけでしょうが、お骨を大切にするのは肉体そのものがあの世に行くと思うからでしょうか。
あの世で死者が幸福であれば、生きている人が幸せで安心する。
だから葬儀や法事をします。
本来なら因果の法則通り、生前の生きかたが死者の幸福を左右します。
だけど、
死後における葬儀や法事など遺族の行動によって、死者の幸福が変わると考えられてきました。
お葬儀や法事をするのは、
故人を偲び、その人から学び、その人を尊敬し、襟を正す所はただし、より良く生きるためです。
故人を手本にして、自らの生きかたを自分で決めるためです。
親孝行とか生きていることへの感謝、ということでしょう。
それらの儀式よりも、
死者故人が喜ぶのは、
残された人たちが仲良く暮らしていることのはずです。
魂は死者だけではなく、生きている人にもありますから、この世でも仲良く暮らすことが幸せになります。
諸行は無常です。何もかもが常に移り変わり、変化しています。
原因も時と場所、縁と条件によって変わり、その結果も同じです。
だから、
生まれるのも生き続けるのも死ぬもの、縁と条件によって変わります。
当然のことながら、その内容である幸福か不幸かということも、人により場所により環境により変わります。
だから、
自他の区別や生死の区別など無きに等しく、
区別がなければ苦しみも無く、僕らはいつも強い心で幸せを得ることができるでしょう。
同時に死者も幸福になります。
翌日は三浦半島山中の霊園で79歳で亡くなったお母さんの納骨。
良い天気で空が大きく青かった。
息子が今年の春、歩き遍路をして徳島阿佐の海岸から室戸岬、高知、足摺岬まで、何日も左手に大きな海を見ながら歩いた。
海は毎日色が変わり、表情が異なり、美しかったという。
納骨の帰り、
横浜横須賀道路から湾岸高速を、右手に海を見ながら船橋まで帰った。
海は大きい、広い、深い。
その中に多くの生き物が育っている、海が命をはぐくんでいる。
母親とはそういうものであろう。
母の心は海よりも大きく深く広く、子を育てる。
華厳経中、海雲比丘が、
ただ海を12年間見つめるだけで悟りを開いた話を思い出し、
母親はもっとも身近な菩薩なのだと思った。
明日はお通夜。
あんなにもこんなにもお世話になったのに、導師をするくらいしかできない。
もっと早く会いに伺えば良かった。
そんなことを頻繁に感じる世代になっています。
おいしそうだなあ、とも思う。
それとは別なおいしさもあります。
お箸で取るご飯やお菜の量をなるべく少なくする。
ちょっとだけ口に入れる。
ほら、それだけでおいしい。
ありがたいなあ、というしみじみとしたおいしさ。
この大根は蘿蔔根(らふこん)と言い、この尊の住む山で採れ、お好きらしい。
僕は日本の国菜は大根だと思っています。.
法事に行っている間に妻が大根を掘り、
娘が大根キムチを仕込み
息子は大根サラダを作った。
精進キムチはりんごと梨と梅酢が決め手。
大根サラダはごま油と薄口醤油で決まる。
大根は味噌汁などの残りもので炊くとうまい。
柚子と醤油で漬ける。大根はすぐ漬かる。
月桂樹の出汁で炊いてリブレフラワーでクリーム煮。
これは腎臓と肝臓の薬になる。
あんた、レシピはどれくらいあるの?
と聞かれて、
大根だけでも200くらいはあるかなあ。
と答えたことがあります。
大根は切っても切らなくてもすりおろしても、生でも煮ても焼いても漬けても自在で無限。
何にでも染まりながらも存在感があり、臨機応変に相手を引き立て、安心を与え、煩悩や毒を溶かし、見ても触っても食べてもホッとする。
これは仏さまである。
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※※※ 眞天庵 年間祈祷 厄除け 先祖供養 ご案内 ※※※
年末も近づき、寒さも増してまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
当庵では例年、正月と毎月二十八日に護摩供を修法しておりましたが、今年五月からは不動明王加持作法と線香護摩にてご祈祷をし、護摩供は鳴門市不動院にて修法しております。
当地で護摩堂と仏教塾・密教塾建立次第、当庵での月例護摩供を再開する予定です。
さて、新年からも毎朝、みなさまの平和安穏と万福を祈念いたします。ご祈願のあるかたはどうぞお申し込みください。
護摩は火を焚いて拝みます。本尊の智慧の火で迷い・不安などの煩悩を焼尽し、平安と静かな心を得て悩みを消します。お護摩によって皆様の煩悩を焼き浄め、大厄を消除し、すすんで家内安全、商売繁昌、病気平癒、心願成就など、開運の祈願をなされますようご案内いたします。
○新年祈祷 祈祷料 5千円(護摩札30㎝)
○年間祈祷 祈祷料 1万円(護摩札30㎝)
・毎朝、不動明王の真言と加持作法、線香護摩でご祈祷し、機に従い護摩供を修法して祈願します。
護摩を焚く日は別途ご連絡します。
○添え護摩祈祷 祈祷料 500円
添え護摩という木にお願いごとを書いて護摩の火で焼きます。お電話などで願意とお名前を伺い、こちらで代筆することもできます。
○先祖供養 供養料 1霊 1万円
・年間供養(過去帳に記し、毎月命日に拝みます) 回向の証文をお送りします。
※お申し込みはホームページから
http://
または直接お電話、FAX、メールで
電話・FAX: 0285-35-4901
メール:gbqmk185@ybb.ne.jp
栃木県下野市柴七六二の十四
眞天庵 須永 晃仁
虎目石。その周りは星月菩提樹。
あるかたが斎場で、
数珠を持っていないのだけれど、構わないかな?
と言うので、ひとつ差し上げました。
数珠は持つことに功徳があり、仏道修行者の象徴です。キリスト教のロザリオと似ている。
数珠は本来擦り鳴らすものではなく、数を取るためのものです。
数珠の珠を一つ一つ繰りながら真言を唱える。
数珠を擦るのは、
その昔、鳥羽僧正が法要の際、念誦する真言の終わりを僧侶に知らせるために合図として数珠を擦ったのが初め
と伝えられています。
でも、
あまりジャラジャラするのは品がない。
数珠には僕らが使う百八顆のほかに、五十四顆、四十二顆などあり、材質もいろいろ。
虚空蔵さんを拝む時はカヤの数珠で房は黄色、などの口伝があります。
数珠は、
昔お釈迦さまが百八顆のむくろじの実を常に所持し、散乱なく念ずるにその功徳が大きく、
二十万遍にして天界に生じ、百万遍唱えて百八煩悩を断じた
とされています。
今でも、10万回を一区切りとして真言をたくさん唱えることが大切な所作修行。
数珠の各珠を貫く緒は観音さまの徳を表し、拝む人が観達自在になることを示します。
虎目石は、
周囲を浄化する力に優れている
と伝えられています。