忍者ブログ


[PR]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


[ 2024/11/24 05:34 | ]
ゆば
山の坊さん何食うて暮らす

ゆばの付け焼き 定心坊

は叡山の童歌。定心坊はタクアンのこと。

高野山はごま豆腐がおもてなし料理ですが、比叡山はゆばがごちそうだった、と天台の和尚さんから聞いたことがあります。



次男と出かけて湯葉を買う。

その日は引き上げ湯葉

 >


翌日は本練の湯葉




僕の出身地・栃木は日光ゆばが有名。

京都は湯葉で、日光は湯波と書く。日光のゆばは厚い。



ゆばは豆腐と違い凝固剤を使わないので、大豆の味がより強く出ます。

豆腐よりは酸性で陰性なので、ワサビと醤油が合う。



僕の贔屓は

栃木県小山市天神町の(有)小堀商店
http://www.oyama-kankou.jp/member/391


福島県川俣町の扇田食品
http://oogida102.net/

京都錦小路の湯葉吉
http://yubakichi.jp/



ゆばにはモロモロになった状態の汲み上げゆば

引き上げ湯葉

引き上げ湯葉を薄く引き上げたさしみゆば


具を包んだ牡丹ゆばや東寺ゆばなどがあります。


家庭で作るなら


大豆2カップを一晩浸水してからすりつぶし、浸け汁と一緒に火にかけて、差し水をしながら弱火で40分。


布巾で濾して豆乳(湯葉汁)を作り、30分寝かせます。

それを湯煎しながら表面の薄い膜を棒状のもので引き上げます。



食卓でカセットコンロに載せて、引き上げながら皆で食べると楽しい。


PR

[ 2013/05/21 10:05 | 米ぞうの家 ]
『密厳院発露懺悔文』僕訳
興教大師覚鑁上人の『密厳院発露懺悔文』現代語僕訳。

歳をとると、より身に沁みます。


_______________________________________


僕はここに心から懺悔します。妄想と錯覚ばかりの毎日で、多くの罪を犯してきました。


僕の行動もおしゃべりも思いも、みんな悪いことばかりでした


他人に施しをすることもなく、気の向くままで、戒めなどまったく守らなかった。


いつも怒ってばかりで耐え忍ぶことをせず、怠けることばかり考えて努力をしない。 心はいつも乱れているのに座禅もしない。


人の道にはずれているのに、ちゃんと勉強もしない。

真面目に修行しないので、地獄行きの列車に乗り込んでいる。


僧侶の名を借りて寺院を汚し、僧侶の格好をしてお布施をもらっている。


授けられた戒律は、とっくに忘れてしまい、学ぶべき修行は嫌いになっている。


仏さまたちが嫌がっていることを恥とせず、菩薩たちを悩ませていることを恐れない。


遊びまわり、くだらないことばかり言っているうちに年をとり、心にもないお世辞や嘘を言っている間に、むなしく日は過ぎていく。


善き友を避けて、愚かな友と親しみ、善いことをしないで悪いことをしてしまう。

名誉のために自画自賛し、徳の高い人をねたましく思う。


自分より劣った人を見ては高慢になり、金持ちの暮らしを聞いてはあこがれ、貧乏な暮らしを聞いてはおぞましく思う。


過失でも故意でも殺人にかわりなく、大ぴらに盗んでも内緒で盗っても泥棒にかわりがない。


触れても触れなくても、不純なことばかり考えている。


悪い言葉と心のはたらきで、坐禅瞑想しても心が落ち着かず、経を読んでも間違える。


もし善いことをしても、その結果を期待するから、かえって煩悩まみれになる。


毎日の暮らしのなかで、知らないうちにたくさんの罪を犯している。

今ここに、仏・法・僧の三宝に告白いたします。


なにとぞ慈悲のお心でおゆるしください。


すべてを懺悔いたします。自らの行いと、言葉と、心の動きによってできた罪を、僕はすべての人に代わって懺悔いたします。


どうか、すべての人が悪行の報いを受けませんように。

このように懺悔をしましたので、もし「報い」があったとしても僕はそれを受けずに修行に入ります。



[ 2013/05/21 16:04 | 米ぞうの家 ]
教頭先生の話
PTA会合の後、校長教頭PTA担当先生らと一献。


津波や原発事故で近隣の県に避難している子は大勢います。


その子らが通う学校では、単なる転校生とは違う彼らに対して、地元の先生たちも戸惑いがあるようです。



当地でも、他県に避難している子らをサポートするために、県内の教員が出向しています。



教頭先生は去年、栃木県内の中学校でその子らと過ごしました。


津波で親友が流された子


家族がバラバラになった子

福島から来た、というだけでいじめられる子

・・・・



そういう子たちが心を開くには少々時間がかかります。


離れすぎず近づきすぎず、子どもが少しづつ話ができるようになるまで寄り添う。

あれからまだ2年とちょっと。


失恋や受験の失敗だって、元気になるには時間がかかる。



学校の先生がこのような対応をしていることに、感謝と畏敬の念を禁じえません。


[ 2013/05/26 07:59 | 米ぞうの家 ]
高野山森林セラピー ご案内
「森林セラピー in 高野山 '13」のご案内

http://koya-forest.jp/blog/2012/08/2012.html


東日本大震災を経験した子どもたちに、高野山の自然の中での野外体験活動を通した心のケアを行います。

・主催

高野山真言宗総本山金剛峯寺
高野山真言宗総務部
金剛峯寺山林部


・共催
高野山真言宗福島宗務支所



・日程

平成25年7月26日(金)から28日(日) 2泊3日



・対象者


福島県内に居住または避難している小学校4年生から中学校3年生までの児童生徒(但し平成23,24年度の本事業に参加した児童・生徒を除く)及びその保護者 40組80名



・活動内容

自然体験活動、自然観察、史跡見学ほか



・参加費


全額無料(交通費、宿泊代、食費、活動費、保険代)


・参加資格


健康で野外活動が可能な児童・生徒及びその保護者で、他の参加者と仲良くできるかたであれば、どなたでも参加できます。


参加者の宗派は問いません。


・問い合わせ先

眞天庵 須永 晃仁 
メール:gbqmk185@ybb.ne.jp
☎  :090-6257-1472




※ どなたでも参加できる高野山森林セラピーはこちら

http://www.fo-society.jp/quarter/kinki/koya.html

http://www.koyasan.or.jp/forest/taiken/therapy/



[ 2013/05/27 07:28 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
塗りの木魚
僕らのグループは木魚を使わない。お経も真言も口だけで平音に唱えます。


でも、せっかくあるのだからと、自宅の仏壇前に置いてます。







お参りに来たかたが、

塗りの木魚は珍しいですね。

と言う。



そう言われれば白木のものが多いかな。

手元のカタログを見ても白木ばかりだった。



料理の世界では、白木のお膳やお椀は神仏用。

人間は塗りを使います。おそらく正式な本膳は黒塗り。


その後、料理が映えるので朱塗りも使うようになったのではないかと考えています。


魚は眠る時も目をつぶらない。


だから、寝る間を惜しんで修行に精進しなさい、というのが木魚という名の由来。


そして、背をたたくことで煩悩を吐き出させる、という意味もある。



仏教ではモノに象徴的な意味を持たせることが多いですが、木魚はリズムをとるためのもの。


単調な音を延々と聞き続けるのはなかなか良いものです。


この木魚は仏壇の前にあり、仏壇には位牌があります。


これに「享年84歳」などとあるのを見ますが、ちょっとおかしい。

年と歳が重なっている。


正しくは「享年84」とすべきだろうな。





享年は「天から享(う)けた年。この世に生存した年数」ということ。


行年を使うこともあるけれど、これは「この世に生まれて経(へ)た年数」

どちらも歳は不要。



それから、葬儀などで清めの塩を配るのは止めて欲しい。

死も葬儀も、清めなければならないような汚いものではない。

[ 2013/05/29 08:25 | 米ぞうの家 ]
5月つれづれ
ここ数日、郡山市中学校体育連盟主催の試合で各部が大会に臨み、生徒も先生も親も悲喜交々。


僕もテニスの試合を観に行き、一時の清涼と感動を味わいました。

次男は2回戦フルセットの末敗退。


3年生はこれで一段落。次は受験。



隣県・栃木の高校を受験する予定で、あれやこれやの準備があります。受験情報収集中でございます。



我が家は長女長男が上京しており、次男もそのようなわけで関東へ。


被災した我が家も耐用が限度に近づき、僕ら夫婦も風に乗ってどこかへ運ばれるかもしれません。




人間は穀物で大脳が、季節の野菜で内臓が作られます。

子どもはそのような食事で育てればいい。


そして行儀規律習慣などを躾け、社会生活ができるような知識を教え、ひとりで生きてゆけるようにする。



ここまでやったのだからもう大丈夫、と言える親になればいい。

そして、 世間に送り出す。


さあ、好きなところへ行け! やりたいことをやりなさい。

と。




そのようにできたとも思えるし、全く及ばないような気もしますが、まあまあだろうな、と思っていれば良いのでしょう。



月末の用事を済ませれば、次は6月。

水無月、竹伐り月、風待月などともいい、6月の料理には夕涼の献立という言葉もあります。


お大師さんの誕生月でもあり、衣は単衣の夏物を出す。


桑や蔦、葛が茂ってきたので昨日は草刈りをしました。


春と夏と、暑さと肌寒さと、交互に感じるこのごろです。



[ 2013/05/30 09:12 | 米ぞうの家 ]
僕はなぜ生まれてきたのか。
サラリーマン時代に、


飲み会の翌朝こそ、いつもより早く出社しなさい。

と上司に言われました。



今日は休みだから、旅先だから、昨夜は飲み過ぎたから・・・・・、


疲れや飲みすぎも不健康と言えますから、いつも同じ時間に起床できるのがいい。早起きなら、なおよろしい。




それはさておき、



須賀川・プリムラ保育園のファシリテーション講座で、


「僕(須永)に聴いてみたいこと」

というアンケートゲームがあり、多くが料理の質問だったのだけれど、



「どうしてお坊さんになったのですか」

「なぜ、私たちは生まれてきたのですか」



という質問もありました。


前者はここに書くほどのことではないので後者の件、




天台の恵心僧都・源信が著した『往生要集』には


有情、輪廻に六道に生まるること、
 
猶し車輪の如く始終なし。

或いは父母となり、男女となりて、

世々生々に互いに恩あり。


(人間が生まれるのは、ちょうど車の輪のようにかぎりがない。人間はたがいに親となり、子となって、長い輪廻のあいだに恩を受けあっているのである)


とあり、


日々の『理趣経』では

「生生値遇無相敎」


(この生のうちに一切の執着・妄想を離れた教えに出会うことを)

と唱えています。




もし、奇跡というものがあるのなら、今ここに僕がいることこそが奇跡です。


先祖や自然環境あらゆるものが、ひとつでも欠けていたら僕はここにいない。

ガンジス河の砂ひと粒に出会う可能性より低い。



仏教では、これを「縁」ということばで表します。原因と条件が重なったもの。



お父さんお母さんおじいちゃんおばあちゃん、地球や太陽やお米や野菜や、あらゆるものが原因となり条件が関わって僕が生まれました。



因縁縁起によって生まれ生きてきたことが、僕が存在している理由です。



理性的論理的に答が出せないものを仏教は嫌います。それは戯論・無益なことであり、妄想です。


妄想は不勉強と修行の不足から生まれますが、煩悩を誘発するものでもある。



死にそうな経験したり、大切な人の死に直面したり、死とは何かを十二分に考察したり、物理的生理的な死を知っていると、途端に人生は濃くなります。


死もまた、因縁縁起を知る絶好の機会になるからです。



生まれてきたことを感謝するか恨むか、楽しむか苦しむか、という選択は僕自身にゆだねられています。それは僕が自由に決めることができる。


どう思うか、どう生きるかは、僕が選べるんです。

努力精進するか、怠けて文句ばかり言うか、僕次第です。





ところで、

この講座のファシリテーターが、ネーミング作家でその方面の碩学・居城さん。


夜は我が家で一献。


僕が知っている姓名学は山下桜洲、熊﨑健翁、大森英桜の流れを汲むもので、その理論的バックボーンは陰陽五行説と食養無双原理。



参考文献:
『姓名の神秘 』( 熊崎健翁著 ・ 紀元書房)
 『幸福の家』(山下櫻洲著 絶版 )
『運命を開く名前のつけ方』(宇宙法則研究会)




画数の吉凶性質は統計上得られた結果ですが、なぜその数が吉なのか、なぜ数によって健康や運勢が変わるのか、を陰陽の理論で追試してあります。


データの母数が膨大ですから、様々なパターンがある。


会社の名前、商品の名前、社長の名前、担当者の名前が交錯して、商品が売れるか売れないか、この先伸びるかそうでもないか、仲良しか内紛だらけか、などの予想ができる。



ある人が名前の画数を調べたら、あまり好ましい結果ではなかった場合、


・改名する、もしくはニックネーム俳号雅号源氏名をつける

・どうしようかと悩む

・気にしない、すぐ忘れる


などの反応があります。


もともと画数には関心を持たない、という画数を持つ人もいますし、それを知っても頑固に受け入れない、という画数もある。



悩む人、気にしない人、どちらも画数だけでは計れないものもある。



僕は、人生を決めるのは「食と祈り」だと考えていますが、


毎日の生活に影響を与えるもっとも重要な縁と条件は努力精進工夫、修行ですね。


その次に、脳に流れる血を作る食べ物、環境、そして名前。

食べ物は身体と脳を作る素なので、一生を左右します。



また、何であれ淡々と繰り返す修行をしていれば、身体と神経がそれを覚え、とっさの時や重要な場面で役立ちます。練習、トレーニングを積み重ねることが修行。



今までの修行や勉強が、はっきり間違いであると分かっても、今までの身体的時間的心理的投資を無駄にしたくないと思い、間違ったことをそのまま続ける、それをやめられない、ということは多い。


それが回収の可能性が無くても構わない、と思えるだけのことをするのがいい、と考えています。




人は考えることと行動によって自分の人生を思うようにコントロ-ルできますが、

名前の画数が良いほうが、自分以外からの力添えや、いわゆる法界力が増える可能性が高い。



子の名前は勿論、ペットの名前やハンドルネームもその辺を考慮すると、いろいろな効果がある。


[ 2013/06/02 09:45 | 米ぞうの家 ]
瞑想と深層心理
蒸し暑くなってまいりました。この時期は乾物と酸味がよろしい。

グルテン料理やトーストも梅雨時に合う。

家の周りではカエルの声がよく聞こえます。


息子が経を読むのを聞いた人が

やっぱりカエルの子はカエルだねえ

と言う。

うーん、

その言葉は、

「子は親の歩んだ道を歩むものだ。凡人の子はやはり凡人の子である(日本国語大辞典2)」

という意味で、身内について謙遜して言うもの。他人に言う言葉ではないのだけどなあ。

まあ、いいか。僕は凡人だから。



それはさておき、



ある程度長い期間、睡眠・食事・会話を制限して、瞑想などの行法を修していると、感覚がとても鋭敏になります。


普段は聞えないような微かな音が聞こえたり、いつもは匂わないようなわずかの香りを感じたり、ほんの小さなものも見えるようになります。


お線香が燃える音や蝶々が飛ぶ音が聞こえる、自らの死臭(一週間位断食断水すると、ハエがたかってくる)がする、・・・・。

わずらわしいものでもあります。


そのように五感が鋭くなると、普段は不思議と思っていたものが、そうではなくて自然界のあたりまえのこととわかります。普通の物理的生理的な現象であると。

なぜこんなことが起きるのだろうか、奇跡かしら、偶然かしら、神さまのいたずらかしら、

なんていうことが、

元素の化学反応に過ぎないことを知ります。


前世や霊など不可視の世界が見えても、幽体離脱を経験しても、それは感覚が鋭敏になった為の幻覚に過ぎません。


何かが見えるのは脂肪の、聞こえるのはたんぱく質の影響です。


肉卵の陽性な脂肪たんぱく質が身体にたくさん残っていると、それが排毒するときに陽性な音や景色が見えます。

排毒されないで身体にとどまっている間は見聞されず、身体にたまります。

乳製品大豆魚などの場合は、陰性なものを見たり聞いたりします。

同じように、夢と内臓と食べ物も関係があります。

怖い夢を見るのは腎臓の疲れ⇒たんぱく質の過多⇒改善したい時は酸味や辛味の野菜で。

などなど。



心を自在にコントロールできると、毎日が過ごしやすい。


心をコントロ-ルできなければ、煩悩が滅せず、衰えた肉体にもかかわらず執着が残るから、ちょっと醜いし面倒。



仏教の瞑想行では、

見る聞く嗅ぐ味わう触れるの五感を制御します。見るだけ、聴くだけにする。他を気にすることを止める。

そうすると意識をコントロ-ルできるようになります。

それを続けると、私が、私の、などという自我を滅することができます。


僕らの脳内にはそれら意識や自我の住居があります。そこが集団的無意識などの深層心理がある場所。

瞑想を積み重ねて、そこの動きを観察し、制御します。


そして、無我と諦観(「比べるものが無く」「何もいらない」「どうでもいい」)がもたらされます。

即ち、生死の迷いから解脱する。




[ 2013/06/04 07:47 | 米ぞうの家 ]
朝立ちを陰陽で考える。
おっさんが集えば、老眼・腰痛・糖尿・高血圧などの話題が、半ば自慢話のように出てきます。


酒が弱くなった、息子に腕相撲で負けた、物忘れがひどくなった、なども自慢になる。


あるお客さんが、


麻の下着に替えたら朝立ちをするようになった

と言う。


食事を変えたら、運動をするようになったら、呼吸法を試してみたら、などでもそうなるらしい。


山頭火が、


けふいちにちはなまけるつもりだったが、
おもいかえして、午後二時間ばかり行乞。


よき食欲とよき睡眠、そしてよき性欲とよき浪費

それより外に何もない



と書いているのは、歳をとっても食欲と性欲が衰えないことに絶望していたのかもしれない、と僕は思う。




朝立ちは、男の健康のバロメーター

などという文句を聞くことも多い。


生き物の目的は生きのびることですから、結婚して子を生み育て、その子を強く優秀にするのがよろしいのでしょうが、それができる可能性のある朝立ちは、力強く生きている安心感に浸れるのでしょうね。




朝立ちは浅い眠り(レム睡眠)のときに起こるので、睡眠中にも何度か勃起しているはずです。


定期的に血液循環が身体の中で行われているのでしょう。



勃起するのは陽性な現象ですが、陽性が強すぎると勃起力を持続することができません。陽性なほど力は短く、陰性な力が時間を伸ばします。


朝は環境が陰性から陽性に変わる時間帯ですから、朝立ちは時間的に一番最後におこる陽性症状と考えられます。


また、陰性なものが代謝するときに陽性な勃起をすると考えられますから、陰性な食べ物、陰性な環境や思考が多いほど、朝立ちする可能性は高い。


いずれにしても、朝立ちなどの陽性なエネルギーは、何かほかの活動的なエネルギーに転換すると、よい効果が現われると考えます。


[ 2013/06/08 08:31 | 米ぞうの家 ]
7月の精進料理メニュー
7月のメニュー  上級         5人分量 

        
1、小椀

そうめん     5束
昆布しいたけ出汁 5カップ
梅干し      3個

しょうゆ     大3
みょうが     3本
生姜おろし    小さじ4


2、かば焼き


豆腐  1丁   水切り (焦げ目をつけ醤油をからめる) 
山芋  150g すりおろし

炒り玄米  大3(3倍の水で柔らかく炊く)
くず粉  15g
地粉    5g
海苔    2枚
ごま油  しょうゆ

紅ショウガ(生姜、梅酢)



3、利休なす

なす  5本   (蒸し上げてから焼き目をつける)

白ごま 大3
麦みそ 大3
昆布出汁 少々
ごま油 大1



4、盛り込み


ジャガイモ(小) 5個
ごま油  大2、 醤油  大2
きゅうり  1本
オクラ   3本
トマト   1個

葛餡(吉野葛 大1、昆布出汁 大3、 醤油、塩)




5、白和え

きゅうり  3本

わかめ   5g
油揚げ   1枚
和え衣(豆腐 1/2丁、白ごまペースト 大2、梅酢小1/2、醤油小1)




6、ごはん




_______________________________



7月のメニュー 中級       5人分量

1、カツカレー

麦ごはん
高野豆腐  5枚

ニンニク  1片       昆布しいたけ出汁 5カップ
生姜    1片       醤油  大2

ごま油   大5       地粉、パン粉、揚げ油  
玉ねぎ   1個       
ジャガイモ 4個
人参    1本

トマト   3個、その他 インゲン、オクラ、ナスなど適量
炒り玄米  大5
塩、醤油、カレー粉





2、パンケーキ

ズッキーニ  2本  すりおろし
塩、コショウ、地粉、ごま油大3

トマト 2個 




3、コーンスープ 

トウモロコシ  3本  実を削ぐ
玉ねぎ   1個

炒り玄米  大2
塩、コショウ
昆布出汁
吉野葛  大1
パセリなど青味 少々





4、かぼちゃサラダ

かぼちゃ 250g
玉ねぎ  1個
セイタン 25g

きゅうり  2本
塩、コショウ 少々



5、ネギ味噌湯

長ネギ  2本 
味噌  60g

(昆布粉  少々)
紫蘇 少々



__________________________________




7月 メニュー 初級      5人分量

1、ごまだれそうめん

そうめん  4束

白ごま   大3
麦みそ   大3
しょうゆ  大1
昆布だし  1.5カップ
きゅうり  1本




2、茶筅なす

なす   5本
しょうゆ 大3
生姜   1片
大葉   3枚




3、高野豆腐トマトソース和え

高野豆腐 5枚
トマト  3個
玄米   大3

塩、コショウ
玉ねぎ  1/2個
オクラ  1本


4、ごま塩


黒ごま            ⇒    すりばち、すりこぎ
自然塩



5、夏野菜盛り込み


いんげん  10本
油揚げ   1枚
トマト   1個
きゅうり  1本
レタス   適量

ピーマン  1個
トウモロコシ1本

玄米ドレッシング             ⇒   ミキサー    

玄米大3、玉ねぎ1個、豆腐1丁、梅酢大2、醤油大1、コショウ少々



6、麦ごはん

五分つき米 3合

押し麦   大3



[ 2013/06/08 09:55 | 米ぞうの家 ]
万障繰り合わせの上
次男とキャッチボールをする。

PTA球技大会を前に少し練習のつもり。



夜眠れない時、好きなことをすればぐっすり眠れるのだけれど、夜にテニスをするところがないんだよなあ。

と次男が言う。



テニスをした後はすっきりして勉強もはかどるらしい。



僕はお酒を飲むとぐっすり眠ることができるけれど、仕事は全くはかどらなくなるから、テニスとお酒は違うのが明確だ。




それはさておき、


あるところからパーティ-の招待状が届きました。


万障お繰り合わせの上、お越しください。

とある。

僕は師僧から、


万障繰り合わせて、と言われたら何を差し置いても出席しなければならない、それが万障繰り合わせるということなのだから


と教わりました。




PTA、町内会、業界などの会議案内にも、万障繰り合わせの上ご出席ください、と書いていることがよくあります。



いつも気になってしまうのだな、この表現に。



万障繰り合わせの上、ということは出席を強制する言いかたです。こちらを最優先にしろ、と。「の上」だもの。


だから、何が何でも出席しなければいけない。どうしても無理なら、家人弟子秘書などの代理を立てなければいけない。



これは招待ではなく召集だ。


召集すべき会議もあるでしょうが、パーティーや宴会にはどうもねえ、相手に失礼ではないかと感じます。


大体、万障繰り合わせるのはこちらの問題であって、そちらから強要されても困る。


~させていただきます、~と思います、という言いかたも同じで、さも相手が中心であるような言い様に錯覚させている。だから気持ち悪い。



案内には、

ご都合よろしければ、ぜひいらして下さい

で良いでしょう。




阿川弘之先生は、招待状が届くたび返信はがきには「断然欠席」と書いて投函するそうですが、できれば僕もそうしたい。



[ 2013/06/09 10:06 | 米ぞうの家 ]
清浄な欲望
早いもので6月も中旬になりました。

このように、月日の経つのが「早い」とは言いますが、「遅い」とはなかなか言わないようです。



遅いものでまだ6月ですね、と言う人はいるのかな。


時間の経過を早く感じるのは陽性過多だからでしょうね。




いろいろな分野で若い優秀な人が活躍するのは頼もしい。

僕らおっさんは若い人に追い越されるのが嬉しいものです。


でも、死ぬのは僕らを追い越さないでほしい。死ぬのは歳の順にしてほしい。

そして、バカでもいいから健康でいてほしい


と葬儀の度に思います。




少し前ですが、5月20日付朝日新聞「apital 患者のための医療サイト」に


脳梗塞の陰に不整脈あり
http://apital.asahi.com/feature/others/2013052100014.html?page=1


という記事がありました。


陰陽で考えてみると、


コレステロールなどの陽性なものは陽性な心臓に集まりやすい。


そのような血液は流れにくいので心臓に負担がかかります。血がどろどろしているから詰まる、という感じ。


陽性なものだけが身体にあるわけではなく、陰性なものも同量ありますから、砂糖などの陰性が多ければ、陰性な場所である上部へ流れ、その陰性で血管を溶かします。


ですから、「砂糖と肉食」のような食事が多すぎる場合、陽性なものが心臓の負担になり、陰性なものが脳の血管を弱らせ、かつ詰まらせる、と考えられます。




脳や心臓ばかりでなく、身体に負担になるものが多いと心も乱れます。



病気の中で最も重症なのは自我の執着、つまり果てしない欲望です。


その欲望は病気の原因になるけれど、清浄なものに転換できると密教では説いています。


『理趣経』には


大慾得清浄  大安楽富饒
三界得自在  能作堅固利

(清き大欲があるゆえに 富み栄え

 この世の中に 思うままの 救いの根元が堅まる)

とあり、

大日如来の修法では


愛染の大楽こそが我が自性である

というような観想をします。




松長有慶管長猊下の『理趣経』(中公文庫)には、


性の本質、生命力を積極的に生かし、人類に奉仕する立場に振り向ける。

無我の境地に立つとき、欲望は浄化され清浄となる



とある。


例えば肝臓が弱っていると怒りに支配されやすく、何ごとにも我慢できない。


だから、肝臓が健全なら忍耐力があり、困難や怒りを耐え忍ぶことができるので、その欲望も清浄となる。



お腹が弱ければ不安と迷いの煩悩に浸る。

だから、お腹の丈夫な人の欲望は、理解力と同情心にあふれていて清浄と言える。





故に、平和のためにも協和のためにも、健康でいてほしい。



[ 2013/06/10 05:07 | 米ぞうの家 ]
座右
池波正太郎の書生をしていた佐藤隆介が



本物の夫婦か、そうでないか、どうやって判断するか。

簡単なことだ。


その日、メンチカツ一個でも、湯豆腐でも、おでんでも、ふたりで分け合って

「おいしいわね」

「うん、うまいナ」


とふたりで楽しく酒飯できれば、それが夫婦だ。



と書いています。(『食道楽の作法』新潮文庫)


そうなるには三十年くらいかかるらしい。



僕は恩師から



師弟であれ夫婦であれ、相手を理解するには時間がかかる。

仏法を理解する、信仰を自分のものにするにも時間がかかる。


十二年くらいはかかるものだ


と教わりました。



精進料理から教わったこともあります。




・ゆっくりと、もっとゆっくりと、作りましょう。

・食べている時は怒らない。携帯持たない。


・迷い・不安は落ち着くことと、道理を知ることで断ち切れる。

・心身の程度によって食を変えれば、必ず病は治る。


・決まったことなんてない。すべては臨機応変

・この料理を作るのはこれが最後かもしれない、と常に思っていれば、最高の料理ができる。


・何度も繰り返せば自信が持てる。自信があれば心が強くなる。心が強くなれば何があっても大丈夫。


・単純なことを淡々と繰り返していれば、いつか最高のものができる。

・・・・・・・・、





お大師さんから教わったこともたくさんあります。(『性霊集』ほかより)



・真実ははるか遠くではなく、心の中にある。

・さあ、始めよう、と思った瞬間に、目的地に到達できる。


・心のありかた次第で世間も世界も変わる。

・一番のよりどころになるのは自分の心


・宝石の知識があれば、ただの石ころなんて無い。

・みな自分のしたことによって世界を作っている。


・幸不幸を考えるのは迷っているからである。

・・・・・・・・、


さあ、今日も何かを作ろう。平安を祈ろう。




[ 2013/06/13 11:27 | 米ぞうの家 ]
言い訳
勉強や実践が足りない時

自分に自信が無い時

対象が嫌いな時

酔って面倒くさい時


僕は言い訳をします。




陰陽の考え方では、宇宙がビックバンから始まったように、何もない無限の世界から遠心性の陰と求心性の陽という二つの力が発生して分裂と震動が始まる、としています。


精子と卵子の受精とか、重力と公転の遠心力とか、まずはふたつから始まる。


その陰陽二つが交互に作用し合い、


大きい陰に小さい陰が引かれたもの
大きい陰に小さい陽が引かれたもの
大きい陽に小さい陰が引かれたもの

大きい陽に小さい陽が引かれたもの

の四つの力が生まれる、とします。


物理学では自然界にたくさんある力はすべて、4種類のいずれかの力に分類することができ、その4つとは「重力」「電磁力」「弱い力」「強い力」である


としています。

これら四つの力は、ビックバン理論によれば宇宙の始まり時点ではひとつでした。


宇宙の誕生時は高温高密度の火の玉状態(とても陽性。あらゆるものの始まりは陽性、終わりは陰性と考える)で、宇宙が誕生するとだんだん陰性になり、四つの力にわかれました。


分かれる、というのは陰性になる、ということ。



陰陽の理論では、その四つの力が相互に結びあい固まったものを素粒子としています。




現在では素粒子は17、もしくは18個発見されていますが、4つの力が相互に結びあうなら、4P4=24個あるかもしれない。




そうなると、元素の数は24の階乗で620448401733239439360000個ということになるのかな。


これは、光より速いものは無い、という特殊相対性理論を無視したものです。


陰陽から見れば、光より速いものはあるのでしょう。それが陰陽間の親和力や斥力なのかもしれません。



陰陽に関する書物の多くに、

素粒子は16個

元素は256個

と書かれています。



拙著でも

『宇宙を診る』6頁 下 ●宇宙のなりたち の表で、

4 素粒子  16

5 元素  256


『子どもたちの子どもたちの子どもたちへ』124頁 3行目からの


四つの力は十六の力になります。

十六の素粒子は二百五十六の元素となります。



とあるのは、間違いかもしれない。


先人から聞いたことをそのまま追試もせずに書いていました

とか、


陰陽の理論は成熟していないのかもしれない、


と言い訳をしておこうかな。


[ 2013/06/14 07:20 | 米ぞうの家 ]
月と人生と
身体が陽性になると、生理の始まりが新月の日に近くなりますか。


とか、

人の死と月の満ち欠けは関係ありますか。

という質問があって、


フムフム、さてさて、と考えました。


まずは、月の動きは自然現象です。人間の都合では動かない。


こちらの都合に自然があわせているという錯覚があるかもしれない。



生理は陽性なものが主の排毒ですが、身体が陽性気味なら周期と期間が短くなり、陰性気味なら長くなります。


ですから、生理が止まったり閉経すると陽性なものを排毒しづらくなるので、より陰性な食事にするほうがいい。



月の引力(陽性な力)が関係しているとしたら、公転や自転の遠心力(陰性な力)も関係するはず。


もし、満月や新月の日の大潮のように、引力・遠心力ともに最大となることとつながりがあるのなら、その影響は満月新月の日よりも数日遅くなるのではいだろうか。


遠くからエネルギーが伝わるには時間がかかりますから。

また、新月満月は月だけではなく太陽も関係しています。無視してはかわいそう。



月の公転周期とヒトの生理周期は近い数字ですが、同じではありませんから必ずずれます。

また、他の動物の生理周期は


キリンは14日

マウスは4日

ウシは14日から23日


などとバラバラで、人間だけが月の影響を受けている、とは考えにくい。



それよりも、感情線と小指の間にある結婚線は生殖器の様子が現われますので、この線がきれいになるように生活を工夫すれば子宝成就。


陽性過多ならこの線の先が上に曲がり、陰性過多なら下がりますから、まっすぐになるよう中庸な食事にします。





人が亡くなるのも、月との関係は薄いでしょう。


当庵の過去帳でも、日によって多少の差はありますが、毎日まんべんなく命日があります。あの震災の日も、多くの人が亡くなった翌日、翌々日も、満月新月ではなかった。




受精卵が成長し、最も陰性になった時に出産し、その瞬間が人として一番陽性な状態です。


それからだんだんと陰性になり、最も陰性になった時に人は死にます。そして、陽性な物質になる。



この陰陽差は人それぞれに異なり、それが人生とか生きかたの違いになります。




仏教では月を悟りや智慧の象徴として大切に考えています。

満月のような円満で清浄で潔白なものが我が心であり、


新月から満月への16日間のように、少しづつ修行すれば暗闇の迷いから、明るい智慧の世界が開けます。それは一瞬の出来事かもしれない。



雲の向こうに月があるように、迷いの向こう側に悟りがあります。


いつか雲は流れ去り、煌々と輝く月が現われます。





[ 2013/06/14 09:47 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
君を見て僕を知る。
昨日の午後は中学校のプール掃除。


カエルになる直前のオタマジャクシ、ミズカマキリ、アメンボが住処を追われてちょっと気の毒。


汚泥は集めて水を切り、線量を確認してからゴミに出す。

当地ではいまだに、そういう作業が必要とされています。


あの日以来、高圧洗浄機や線量計や医療用手袋が身近になりました。



津波被災地では高台移転のために山を削っています。それはそれで圧倒的、悲惨にも感じられる光景。


居住が制限された沿岸部は、メガソーラー建設予定地などもありますが、今はまだ広大な工事現場のよう。



凄惨を極めた場所は立ち入り禁止区域になり、そんな所には幽霊が出るとのうわさが立つ。

機会を作って拝みに行っています。





それはさておき、

最近では焦げつかない、焦げつきにくい鍋などがありますが、我が家の土鍋はよく焦げる。


おこげは最も陽性な状態。

陽性とは水分がより少ないことですが、内臓、皮膚、気候天候、野菜果物、何でも水分が少ないのが陽性。


だから、陽性過多の物、人、症状には潤いが無い。

だから、陰性な症状にはおこげが効く。カロリーがあるから陽性でお腹を温めます。



焦がした鍋は洗って使いますが、丁寧にコゲを落としても、また同じところを焦がしてしまう。



向田邦子が『夜中の薔薇』(講談社文庫)に書いています。


「一度癖がついてしまうと、それが本当にもとにもどるには大変な手間と努力がいる。

これは人間も同じかもしれない。」


僕の人生はいつも同じところをこがし、それをこそぎ落とし、また焦がしているような気がする。



おこげは今の季節によろしい。


蒸し暑くなって冷たい飲み物やクーラーが欲しくなる。

でも、湿気が多くて体が冷える。


陰性なものが三つ重なるとお腹が冷えて不調になります。

そんな時に、間におこげがあれば冷えすぎない。


炒り玄米を使った料理、焼きおむすび、焼きうどん、グラタン、トースト、味噌炒め・・・・・。



梅雨時の味は酸味。


代謝を良くして肝臓をいたわります。

梅干し1個と昆布出汁1カップをミキサーして梅ドレッシング。


梅酢と練りごま
梅酢と醤油とごま油
梅酢と味噌

梅酢の他に穀物酢、かんきつ酢、レモンなど、何でもいい。




この時期の素材は乾物もいい。湿気の多い時期には乾物。


乾物は「干す」という料理法で味が良くなっているのだから、戻しながら煮る、味を着せる。


豆類は蓋をずらしてえぐみが抜けるようにして炊く。




ところで、


望診法のひとつに「他身五臓」があります。

親の顔を見て子どもの内臓の様子を知る

妻の相を見て夫の様子を知る
親類の相を見て身内の病気を考える
社長の相を見て社員の状態を判断する



これ、結構おもしろいのですが、僕の顔はここ数日の屋外作業で焦げたようになっています。


焦げた顔からは・・・・。



[ 2013/06/19 13:59 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
内臓と心と食べ物の関係表
『内臓と心と食べ物の関係表』作りました。どうぞ、ご覧ください。

当庵ホームページ http://shintenan.hanagasumi.net/ 陰陽研究塾の段にあります。


[ 2013/06/26 15:58 | 米ぞうの家 ]
陰陽のヒント
最近、カラスがとても多いですね。

何かあったのでしょうか?

とご婦人がたに聞かれる。


そうですかねえ、気にしたから増えたのではないかなあ。


『鬼灯の冷徹(弐)』(江口夏実・講談社)には、

犯罪にはいつも烏天狗警察が目を光らせている

とあるから、犯罪者候補が増えているのかもしれません。

逮捕されると、等活地獄の場合は、嘘つきは釜ゆでに、酒乱は火で焼かれるらしい。






それはさておき、


冷えやアレルギーの陰陽について、わかりにくいところがあるようなので書きます。


まず、陰陽を観る方法として

さまざまな症状が身体の右側に多いなら陽性の排毒(身体の中に陽性なものが多い)

左側なら陰性の排毒の可能性が高い。


場所の陰陽では左が陽性で右が陰性なので、陽性なところからは陰性なもの、陰性なところからは陽性なものが出る、ということになります。


同じように、身体の

上部や前(お腹側)に多いなら陰性

下部や後ろ(背中側)に多いなら陽性の排毒と考えられます。


顔でいえば、頭や額に出る症状は陰性なものの排毒、顎あたりなら陽性と考えられます。

足の上部つまり大腿部は比較的脂肪が多くて陰性なお肉の排毒で、下部の足先は塩気の強い陽性な魚、ということになります。

ちなみに、静脈系は魚の、動脈系はお肉の影響が強い。


膿、お小水、鼻水、痰などが透明なら陰性の排毒、黄色なら陽性の排毒です。


陰性なら顔が青白くて元気が無く、お腹などを触ると冷たい、女性なら生理が長いなどの特徴もあります。


陽性なら顔が赤くて元気よく、身体に熱を持っていて、生理が短い。



皮膚は

陰性なら湿っており、陽性なら赤く乾いてカサカサします。

全体的に、

陰性は水分が多く(お小水が透明で量が多いなど)

陽性は水分が少ない状態(お小水が濃くて少ないなど)



冷え性の場合、

血色があって(酸化して赤黒いのも含みます)元気があるなら陽性です。きっと、声も大きく、明るいでしょう。

動物性食品や塩気の強いもの、圧力をかけたものなどが多くて陽性過多になり、血管が締まって血が流れにくい、または血が濃くて流れにくいなどが原因で冷えると考えられます。

暑い所に移動したり、異常な興奮や緊張が長く続いた場合も陽性過多が考えられます。


また、陽性な子どもや陽性な人が陽性な塩気をたくさん摂り続けていると、身体も内臓も固くなり、血行が悪くなる可能性があります。


そのような時は陰性なスープやジュースをたくさん飲んで、陰性な食事にします。

これからは陽性な夏になるので、陰性な身体を冷ますきゅうりトマトなどが採れますから、それらをたくさん召し上がると良いでしょう。


陰性な場合は青白くて元気が無く、お風呂に入っても運動をしても身体が温まらない。

原因として考えられるのは、お砂糖、アルコール、化学的添加物、水分、甘いフルーツなどの過剰か、香辛料などの使いすぎ、もしくは寒い所に長時間滞在したり、悲しみや畏れ、不安や悩みなどが多く溜まった場合も陰性過多が考えられます。


陰性な場合は造血作用のある陽性な食べ物をたくさん召し上がって、外からも体を温めると良いでしょう。


どちらかわからない時は、自分の考えを固定せず陰陽両方を試してみましょう。



皮膚の症状も上記のようなものなので、赤くてカサカサして黄色いウミが出る、などは陽性の排毒なので、陰性なものを飲んで身体を冷まします。


これからの時期は暑いので冷たいものたくさん飲み、エアコンなどで外からも身体を冷やすため、お腹が冷えすぎることがあります。陰性が三つ以上同時に重なると冷え過ぎます。

そういう時は外へ出たりして身体を温めましょう。そして、ねぎ味噌湯や梅醤シイタケスープ、、葛仕立ての温かい野菜スープなどでお腹を温めます。


炒り玄米を使った料理を時々召し上がれば、お腹が冷えすぎることも少ないでしょう。炒って焦がしたものは随分と陽性ですから。


陽性な時は陰性な方法、つまり生で飲み食いしたり、水分の多い調理法、陰性な酢や油を多く使うなどの方法があり、

逆に陽性にしたいなら、揚げたり炒めたりで水分を少なくします。味噌などを使うと良いでしょう。時間をかけることと、焦がすのは最も陽性になります。






一般的に

陽性な時の飲み物は

大根湯、しいたけスープ、ネギなど香りの強い野菜のスープ、香辛料入りのスープ、酸っぱい果汁、炭酸飲料などの陰性なもの。



陰性な時は

梅醤番茶、味噌汁、黒炒りや黒焼きして煎じたもの、醤油番茶、ごま塩番茶、濃いめの葛湯など。


玄米を煙が出るくらい真っ黒に炒ってから、10倍くらいの水でコトコト煎じたものは、随分と陰性な時に効果があります。



普段から普通の生活をしていれば、極端に陰陽どちらかに傾くことは無いでしょう。

ご飯とみそ汁と漬物、という普通の食事

旬のものを多めに使えば、季節の陰陽と身体の陰性が合います。

そして、楽しく食べたほうがよろしいです。

あとは睡眠と運動。



陰性な思考を望むときは陰性な食事と環境を、陽性にしたいなら陽性な食事と環境にすれば、考えかたもコントロールしやすくなります。


原則的には、陰性は広がる力なので、外へ外へと向かい、自然と排毒されることが多いですが、陽性は縮む力なので、ギュッと身体の中にたまる可能性があります。


陽性な感情もそうです。それが陽性になりすぎると陰性に転じ、反動で爆発することがある。バネを縮ませると反動でびゅんと伸びるようなものです。自殺もそのような仕組みなのかもしれません。


陰陽の基本は臨機応変。固定して考えないことです。


※ 表が見にくいので、ホームページに【陰陽の見かた】として載せました。
http://shintenan.hanagasumi.net/




[ 2013/06/28 16:33 | 米ぞうの家 ]
右と左、男と女
左右に一対あるものは、左のほうが比較的陰性なものが代謝するので、右と比べるとだんだん大きくなります。

だから、ガンなども左は右より大きく成長しやすい。

腎臓も睾丸も卵巣も、生きているうちにだんだんと左の方が大きくなるはずだけれど、それが度を過ぎるとちょっとバランスが悪くなります。





天子様は南向きだから、左手が東。太陽が昇る方角だから上位であり、だから右大臣より左大臣の方が偉い。法会でも左側のお坊さんの方が偉い、らしい。


左が偉いから、彼の右に出る者はいないのであります。

彼は最高!



船も電車も飛行機も魚も、絵に描くときは左に進むように書きます。

そのほうが書きやすい。左には「進む」という陰性が向かう(代謝する)からです。

巻物を広げる時は右から左へ絵が進みます。

右は過去であり、左は未来。未来は現在より先だから陰性です。

誕生などの過去は陽性。



左が上位で前へ出やすいから、ふたり並んで歩くと、心理的に上位の人が左側に位置し、一歩前を歩きます。それで陰陽のバランスが調う。その逆はバランスが悪いから歩きにくい。


男と女では、一般的に外見は男の方が陽性です。黒くて固くて締まって元気がある。

外側が陽性ということは内側は陰性になります。

だから、男の中にある精子は、細長くて数が多いという陰性なもの。



女は外側が白くて柔らかい陰性だけれど、中身は陽性。卵子は丸くて一個しかない陽性。

だから、芯は女のほうが圧倒的に強い。陽性だから子どもを生めます。


透き通るくらいに白くて柔らかくて、物腰もソフトで陰性な雰囲気の人は、芯がとても陽性で強いはずです。

逆に外側が陽性になると、中身は陰性になる。だから、おそれや不安に弱く、陰性な気分に陥り安い。卵子が陰性に傾くから妊娠しにくいかもしれない。


昔の男は今より外見は陽性でした。だから左側にいて、女より一歩前を歩いていた。今ではその面影も無い。


レディファーストで女性上位になって、天子様もお内裏様も右側になりました。


時代は変わる。


男は元来外側が陽性で中身が陰性だから、陽性なものを好み食べていた。

そして、男の中身は陰性だから、女より優しかった。

そうではなくなって、男は乱暴になったのかもしれない。外側だけの優しさ、雰囲気、ポーズだけになったのかもしれない。

そして女はもっともっと強くなるだろう。


大丈夫か、男!


[ 2013/07/02 10:38 | 米ぞうの家 ]
続・右と左 脳と心
こんなもの作りましたので、どうぞご利用ください。

【米ぞう質問相談箱】http://komezou.clu.st/


さて、

大脳も右と左に分かれています。

これは神経が発達してできたもので、神経は陰性ですから上に伸び、陰性ですからふたつに分かれ、陰性ですから大きくなります。

なぜ人間だけ大脳が大きいかというと、二本足で立つからかもしれません。

立ち上がるのは上に伸びる動きだから、陰性な力が働くでしょう。


より陰性になったわけは、陰性な植物を、特に穀物をたくさん食べたから、陽性な火を使ったから、などの原因が考えられます。


下の神経から伸びてきた力は、弱くなってふたつに分かれますが、分かれた右の力は右巻きで、左は左巻きで回転します。

これが、右脳と左脳の違いになります。伝わるエネルギーが反対なんですね。

陽性な左回転をした左脳からは陰性なはたらきが生まれ、右脳は陽性なものになります。

陽性な肉食の思想は右側から、陰性な思想は左になるかな。

身体にとって余分なコレステロールは、比較的陽性なので右脳にたまり、比較的陰性な中性脂肪は左脳にたまって、何がしかの悪さをするかもしれません。




左脳が論理的(陰性)であり、右脳が直感的(陽性)である、というのは陰陽で考えても正しいかもしれませんが、これは食べ物によって変わります。

陽性で酸化しやすいものが多ければ、右脳に大きく影響すると考えています。


勘が良いのは陽性な右脳の働きですが、心を調えるといったようなことは左脳の働き。

右脳はうそをつき、左脳がそれを見破るでしょう。


精神的作業は左脳が大きく関与していると考えられますが、右脳が優位になれば確認のための言葉が必要になります。


肉食と砂糖の摂取量が多くなった現在、脳の構造も働きも危なっかしくなっているかもしれない。


通常はご飯とみそ汁と旬の野菜でできた血が脳へ流れれば特に問題ないでしょうが、陽性の人が右脳の働きをより良くしたければ陰性なものを多く、陰性な人が左脳をより良くしたければ、陽性な料理や全粒の穀物を多くすると良い。

また、

左脳には陰性な力である呼気の工夫を、右脳には吸気の工夫をすれば、何か効果があるのではないだろうか。


[ 2013/07/03 15:40 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
不動明王護摩供 特別祈祷ご案内

皆様方におかれましてはご清栄のことと存じます。いつもご支援応援いただき、ありがとうございます。

さて、当庵は一昨年の震災で家屋が傷んだため、来春移転することとなり、当地で修法するのもあとわずかになりました。

移転までの間、現在の護摩堂からお不動さまのご利益を広くお伝えしたく、毎月二十八日の月例護摩供以外にも護摩を修法いたします。どうぞ、お護摩によって皆様の煩悩を焼き浄め、大厄を消除し、すすんで家内安全、商売繁昌、病気平癒、心願成就など、開運の祈願をなされますよう。ご案内いたします。

護摩は火を焚いて拝みます。本尊の智慧の火で迷い・不安などの煩悩を焼尽し、平安と静かな心を得て悩みを消します。

毎月の護摩供の時間、お気持ちのあるかたは御参坐し護摩修行を体験してください。もしくはご自宅等で般若心経や真言を唱えて、ご一緒に拝んでください。







【一座祈祷(1回祈祷)】

毎月28日護摩供の日10時よりご祈祷します。

御来庵になれない場合は、こちらで拝んでから護摩札をお送りします。

祈祷料 五千円(護摩札30㎝)




【添え護摩祈祷】

添え護摩という木にお願いごとを書いて護摩の火で焼きます。

お電話で願意とお名前を伺い、こちらで代筆することもできます。

添え護摩木代 三百円





【特別個人祈祷】

月例の28日以外で、ご都合が合う日に御来庵いただき、火の傍に坐ってご一緒に拝みます。

祈祷料 一万円(護摩札三十㎝)

 


【三か月間特別祈祷】

  護摩祈祷を三か月にわたり三回修法し、その間、毎朝不動明王真言によるご祈祷を百八回続けます。

祈祷料 十万円



【先祖供養】

ご来庵できない場合は、当庵で拝んだ後、回向の証をお送りします。

一座供養(年忌法要、追善供養など)        一万円

年間供養(過去帳に記載し、毎月命日に拝みます) 五万円



※お申込みお問い合わせは当庵ホームページをご覧ください。
http://shintenan.hanagasumi.net/

※当庵では坐禅、密教瞑想法、精進料理、手相人相(望診法)もお伝えしております。

出張もできますので、お気持ちがありましたら、どうぞご利用ください。



〒963-1246

福島県郡山市田村町谷田川字矢平202-12

電話・FAX:024・955・5370

メール : gbqmk185@ybb.ne.jp

眞天庵  須永 晃仁


[ 2013/07/05 07:36 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
死に際のわがまま
私が死んだらお葬式頼むわね。

なんて言われることがあります。

僕の方が先かもしれないのに

と最近では思わないこともないけれど。



先日は母が

これ、遺影にしてね。

と写真を持ってきた。



散骨の手続きをしてあるから、時間合わせてね

献体登録しているから、ご遺体無しで拝んでね

と、いろいろあります。



いずれにしても、家族遺族にしっかり伝えてください、と言います。

死に際は自分で決められるけれど、死後は身近な人の都合や気持ちもありますから。


例えば献体の場合、死後、お医者さんの役に立ってから、火葬する時に遺族へ連絡があります。

その時、お骨を持ち帰らないで処分してもらう、という方法もあります。

本人はそうしてもらいたい、と思っていても、その時家族がそうしてくれるかは難しい。


自らの死に際と死後のわがままはとても大切、と僕は思っています。

死に際がどうなるか、ぽっくり逝けるかどうかは、脳を作る食事と五感の刺激が大きく影響するでしょう。


さて、僕はどうしようかな。



人にはお釈迦さまやお大師さんのように、何かあればその場でピタッとわかるような鋭い人もいるけれど、何事にも鈍感で時間がかかり、歩みの鈍いのもいる。

僕は後者のようで、唯一僕に面と向かって真面目に意見してくれる妻の言葉を、理解するのにも20年くらいかかってしまう。

その妻の手相には向上線がある、ということも最近気がついた。



例えば、昔の偉人の手記を読む。

そして、自分もかくありたい、と願う。

でも、その手記は参考にもなるけれど、邪魔にもなる。

自分はあのように立派な事はできない、ということに直面する。

できない、届かないことを、どう理解するかが難しくなる。

自分の未熟さが原因なのに、おかしいな、何かがまちがっているんだ、と錯覚してしまうこともある。



自分の分限というものはなかなかわからない。


それでは死に際の準備もなかなかできない。妄想するだけになってしまう。



昭和36年6月3日

臨済の山本玄峰老師は断食後

旅に出る。きものを用意しろ

と短く言われて遷化された。96歳。


その550年ほど前

最乗寺の慧春尼は薪を積み上げ火を放ち

その中で坐禅をして定に入った。

そして

冷熱は生道人の知るところにあらず
(冷たい熱いということが、未熟な僧侶には分かるまい)

と言ったらしい。





お大師さまはこう言う。


迷いの世界の狂人は自分が狂っていることを知らない

生死の苦しみで眼の見えないものは、自分が見えないことが分からない

生れ生れ生れ生れても生の始めは分からない

死に死に死に死んでも死の終りは分からない

(『秘蔵宝鑰序』)


さて、

僕はどうしようかな。





※護摩の案内を更新しました。どうぞご覧ください。
http://shintenan.hanagasumi.net/



[ 2013/07/06 05:14 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]
会員用)免疫力を高めるメニュー 7月
本文を読むにはこちらからパスワードを入力してください。

[ 2013/07/07 05:23 | Comments(0) | 穀菜食の舎 ]
会員用)腸の不調に
本文を読むにはこちらからパスワードを入力してください。

[ 2013/07/07 05:40 | Comments(0) | 穀菜食の舎 ]



<< 前のページ  |  ホーム  |  次のページ >>