忍者ブログ


供養と回向
当家の先祖全員の回向をお願いします、

と、ご婦人がご先祖さん13名の戒名と命日、続柄を書いた手紙を送ってきたので、

毎月命日に拝んでいます。

菩提寺が無く、歳をとっていろいろお参りも出来ない、

家で供養は出来るけれど、回向は出来ないから

と言う。

ご家庭のお仏壇で拝むだけでも良いのですが、何かもう少し、というお気持ちがあるのでしょうね。

 
供養はサンスクリット語 プージャ(pūjā)の訳語で「尊敬する」という意味。


尊敬する人に対してですから、

花を捧げ、香を炊いて清浄にし、馳走をもてなし、明かりを灯す。

というような供養を、僕らは本尊に対して行います。

水が生命を潤すように布施の心を持ち、

塗香が身体にしみこむように戒律を保ち、

花を観て微笑むように怒らず、

香が淡々と燃え続けるように精進し、

ご飯を食べて心落ち着くように座禅瞑想し、

勉強して智慧の明かりで迷いの闇を破る

というのが本来の供養。これらは悟りを求める行い。

自他一緒の悟りを志すことが最高の供養です。


葬儀法事日々のお勤めでは、

故人に学び、良いところを受け継いでいこうとする、

長所に学んで自分たちの生きかたを考えるのが供養になります。


回向はサンスクリット語 パリナーマ(Pariṇāmanā)の訳語で、意味は「あまねくふりむける」こと。
自分が修行した功徳を広大にするために本尊に回向する。
 
自分が積んだ功徳で、他の願いをかなえ、皆一緒に悟りの世界に行こうとすること。

日ごろから他への心遣いを練習することが、回向になります。



PR


[ 2017/04/10 13:40 | Comments(0) | 眞天庵仏教塾・密教塾 ]

コメントを投稿する






<< 脳と食事  |  ホーム  |  肝臓と腎臓 >>