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[ 2024/03/29 09:30 | ]
広げたりまとめたり
密教では、

我即大日とか我即法界という言葉をよく使う。


大日は大日如来


(仙台市西光院の大日如来 )

大日如来の特徴は、僕らと似ていること。

異形ではなく、

手足が二本づつ、頭はひとつで、身を飾っている 


法界の法は五大(地水火風空)のこと、

界は蔵とか入れ物。

つまり、宇宙のこと。


瞑想次第にも、

『五字略頌』には、

我はすなわちアビラウンケン(大日如来の真言)


『五相成身』には、

我即ち卒塔婆のごとく


とある。

卒塔婆は法界を表したもの、

また、

大日を象徴するもの。だから、裏表に大日如来の真言が書かれている。

日の丸が日本をあらわすように

卒塔婆が大日である。


我れが大日、というのは、

どこからかウルトラマンのように大日がやってくるのではなく、

自分の中から現れる。細胞ひとつひとつ大日である。

もちろん、

中身が変わるのである。

大日の智恵が現れる。

それは五つあり、

生活する智恵
創造する智恵
学習して向上する智恵
身体を使って慈悲の行動をする智恵
生命そのものの智恵

即法界だから、

それは僕の中だけではなく、

一切衆生に、宇宙全体に、一塵の土の中にもある。


勉強や練習を重ねたら、

仕事や遊びや試合で自分の能力を発揮するように、

祈りや瞑想修行も、

生活のなかで、食事中でも誰かと会っても、風呂でもトイレでも、

忘れないようにする。

修行を生活化日常化する。


そうして、役に立つ。


 

 

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[ 2018/05/22 11:48 | Comments(0) | 眞天庵仏教塾・密教塾 ]

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