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12-2、慈悲
瞑想修行の基本のひとつ、所作の最初に修めるべき心のコントロール法として、

四無量心観(しむりょうしん かん)があります。

この心に住すれば、自他を救うことができる。


四無量心とは、

慈・悲・喜・捨の四つ。


・慈無量心:相手の幸せを願う心。楽を与える姿勢

・悲無量心:苦しみを除いてあげたいと思う心

・喜無量心:相手の幸せを喜ぶ心。慢、疑の無い心

・捨無量心:執著しない心。私が慈・悲・喜の思いを持った、ということを忘れること。
      諦める心。



すべての存在は如来蔵。その中に仏(悟り)があります。

ですから、自他の身体・心・言葉は、本来仏と同じだと考えましょう。


すべての人やいのちは、自分は本来仏であるということを忘れがちなので、自他善悪好嫌などの分別が生じて煩悩を起こします。


ですが、

本来清浄、よそから埃のように舞い降りた煩悩は、智慧の風が吹きとばし、

たまたま来たお客さんのような迷いは、慈悲の水とともに流れ去る。


主観客観を離れて見れば、すべては平等

そう思うようになれば心は不生、あらゆるものは空。



たとえば、

あの人から悪口を言われた、馬鹿にされた

子どもが言うことを聞かない。

子が勉強しない

夫が無愛想だ

夫(妻)が文句ばかり言う

何もかも、思うとおりにならない


などと思っても、

それはそれだけのこと。心を動かす、心がゆれる必要はありません。それは心の無駄遣い。

怒ったり泣いたり、悲しんだりする必要も意味もない


相手はそれまでの人なのですから、ただ慈愛・慈悲の気持ちを持っていれば良いのです。


世の中で慈悲より強いものはありません。

慈悲の甲冑をつけていれば、もろもろの障害は去り、他を利益します。

だって、慈悲喜捨の心と姿勢を持ち、慈悲の言葉を話す人に対しては、どんなことをしても打ち負かすことはできないから。


四無量心を持つことで、最も恩恵を受けるのは自分自身です。この心を持てば相手が平安になり、

それを見て、自分自身の心が安らかになりますから。



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[ 2015/06/10 05:43 | Comments(0) | 眞天庵仏教塾・密教塾 ]

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