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初夜と優しい朝
一日は日没から始まります。イヴ(evening)から。


そして仏教では一日を六つに分けます。


晨朝 (卯の刻 夜明け)
日中 (午   お昼前)
日没 (酉   夕方)
初夜 (戌   夜)
中夜 (亥~丑 深夜)
後夜 (寅   日の出前)


行者は三時に修行しなさい、と『慈氏菩薩念誦儀着軌』などに書かれていますが、高野山ではこの三時を

後夜  寅の刻(午前4時ころ)
日中  午  (正午前)
初夜  戌の刻(15時ころ、または日没のころ)

として、毎日その時間に修法することになっています。

例えば市井のお寺では、お通夜は初夜の行法。翌朝のお勤めが後夜行、その後のお葬儀が日中行になります。これでワンセット。


後夜行は朝の4時、寅の刻。

この時間は水に花が咲き澄浄至極であるので、仏前に供える水はこの時間に汲み、その水で沐浴します。


朝早く拝むのはそんな理由から。


また、寅の刻は肺の機能が高まるので拝むのによろしい。ヨーガや太極拳やウォーキングにも良いでしょう。


そして拝んでいるうちに日が昇ります。

苦しみ、不安、悩み、懊悩とした暗い夜のような心が、朝日によってパッと明るくなり、鳥の声とともに優しい心に変わります。


そして夕方。日没でその日が終わり、新しい一日が始まります。それが初夜。

新しい希望の祈りを始める時間です。



ところで、時間は人間が作ったもので、単なるイメージでしかありません。

龍樹の『中論』では、

消滅することもなく(不滅)
生ずることもなく(不生)
終末あることなく(不断)
常恒であることなく(不常)
それ自身と同一であることなく(不一)
それ自身と別のものであることなく(不異)
来ることもなく(不来)
去ることもない(不去)

という八不が説かれており、これが現実の「空」という姿です。


時間も諸行無常で実体のない空であり、ただの概念に過ぎません。

例えば「今」というものも実際には無い。

一瞬なら時間的長さはありませんし、どこからどこまでが「今」なのかを正確に定義することはできません。実体がないからです。


後夜も初夜もその実体はないけれど、続く時間の中で僕らはいつも未来を拝むことができます。


そして、時間をかければ全ては陽性になり、時間ががかかるものは陰性になる。


☆おしらせ

11月1日(木) お医者さんとお坊さんの人生講座 (横浜市)

        小さな料理教室(同上)

  3日(土) 食養・望診法講座(須賀川・プリムラ保育園)

  7日(水) 「Bow's Club」講座【食養手当法、臨床育成学】
        (横浜市)

  8日(木) 精進料理教室 デトックス料理(横浜市)

  10日(土) 復興イベント「第2回みんなの夢をのせて走れ仙石線」         (宮城県東松島市)

  11日(日) Meditation cocochi・坐禅瞑想会(郡山市 cocochi)

  14日(水) Bow's Club at PINO まじめな心の話(大阪・吹田市)

  15日(木) 精進料理教室 心を調える料理 (大阪・吹田市)

  17日(土) エコ・クッキング(新潟大学)

  18日(日) 心の探求・坐禅会(横浜市西区・稲葉邸)

  24日(土) 食養・望診法講座(須賀川・プリムラ保育園)

  28日(水) 不動明王護摩供(眞天庵)


12月4日・5日 高野山参拝

  11日(火) 精進のおせち料理教室(横浜・いずみ中央)

  12日(水) 望診法&呼吸法講座(横浜・umiのいえ)

  13日(木) 陰陽・望診法講座(松江・向日葵)

  14日(金) 精進料理教室(松江・向日葵)

  15日(土) あなたの知らない身体と心と人間関係のお話
         ~ ファシリテーションと陰陽学 ~ 
        (郡山・asjスタジオ)

  16日(日) ファシリテーションを活用して陰陽学を学ぶ
       (須賀川・プリムラ保育園)

  17日(月) 精進料理教室(郡山市・サンアイ)

  19日(水) 講座・魔法の食卓(吹田市・PINO)

  20日(木) 坐禅瞑想会・心の探求(吹田市・PINO)

  20日(木) 小さな料理教室(吹田市・PINO)

  21日(金) 心の探求・坐禅会(横浜)

  28日(金) 納め不動・護摩供(眞天庵)

詳細はホームページをごらんください。
http://shintenan.hanagasumi.net/
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[ 2012/10/24 21:03 | 米ぞうの家 ]



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