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塀が友だち
ひとりぼっちの時、

僕はブロック塀と遊んだ。


塀にチョークで丸を書き、

そこをストライクゾーンにしてボールを投げる。

軟球である。たぶんC球だった。

跳ね返ってバウンドしてくるボールを受ける。

延々とそれを続ける。

そのうち、僕はエースになる。

相手はジャイアンツ。

一番、センター 柴田

とつぶやき、

塀に向かって、

つまりキャッチャーへ投げる。

バッターボックスには柴田がかまえている。

一球目はアウトコース低めのストライク、

二球目はインコース高め、

そうして、試合が進む。
 
そのままなら、三振かフォアボールのどちらかだけれど、

時々、

塀の縁に当たってノーバウンドで跳ね返ってきたボールを取ればアウト。

取れなければヒットで、相手は出塁する。

それを9回まで。

完投すると、そこそこの運動量になる。

井戸で足を洗い、

縁側に置いていある雑巾で足を拭き、

家に入って、おやつを食べる。



パソコンの前に坐っていないで、

今でも、そんなことをしたいと考えている。


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[ 2018/10/31 16:31 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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