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寒行
暖地では小寒から節分まで、当地などでは2月いっぱいの寒中に行う修法を寒行と言い、多くの功徳をもたらします。

その内容は道場での座禅、瞑想行、念誦。

巡礼遍路托鉢や、寒垢離という水行もあります。


日の出時が最も寒いのでその前に拝みますが、それでも供えた水は凍り、手は思うように動かなくなります。

でも、白い吐息と香煙が漂う堂内は美しい。この美しさを味わうだけでも、生きていることの素晴らしさを体験できます。


ある一瞬、寒さと自己が一体になり寒さは無くなります。寒さが無ければ暖かさも無いので、心は寂静になります。



横浜で、あるご婦人と座禅瞑想をしています。

海が見える野原で立禅をし、堤防で坐禅。

海風が強ければ、自分も海風になります。そうすれば風に揺れることも無い。

人の声や車の音があれば、自分もその音声になります。そうすれば何も聞こえない。

僕らの感覚は、外から来るものを僕らの感覚器官が受け止めて脳に送るしくみです。

だから、外からの感覚そのものに自分が溶け込んでしまえば感じなくなります。

これは、耳を押さえて騒音を防いだり、目を閉じて嫌なものを見ないという方法より簡単で確実です。それらを感じる心を閉じるのですから。


塩が海に溶けて一体になるように、煙突から出る煙が大気中に消えて混ざるように、溶け込んで一体になることを瑜伽(ヨーガ)と言います。


成仏さとりは、仏(大きな宇宙)と自分(小さな宇宙)が瑜伽することで、それによって迷いが悟りに転じ、心が純化します。生きる自信が育ちます。

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[ 2013/02/18 08:40 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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