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[ 2024/04/26 01:45 | ]
拝むヒント
自利 (自分の悟り)と利他(他者の幸福)を同時に達成させるには、

いくつかの方法があります。

最も基本的なことは、

自分と自分以外

自分のものとそれ以外

の間にある仕切りをなるべく低くすること。

自分と自分のものへの執著を、なるべく減らすこと。


それらの役に立つ拝みかたがあります。

自利については、

実の如く自心を知る、とか、

自心の源底を覚知する、

などと表現されますが、

心を観察、探究すること。

今、何かを思っています。

何も思わない、無になろう、なんて思ってもいい。

それをそのまま続けていくと、

思うもの、思われるもの、思う自分などが少しづつ消えてゆきます。

その時、

反省や感謝があれば、そのまま思い続ければいい。

ただ、思うだけ。

これが、練習になります。

筋トレを続けていれば、だんだんと筋力が増すように。

久しぶりに会う人が、

ずいぶん太ったなあ、老けたなあ、

と見えることがあっても、

日々顔を合わせていれば、少しずつ太る、少しづつ老けることに気がつきません。

同じように、

心のトレーニングを毎日続ければ、

少しづつの積み重ねによって、

長い間には、心のことがわかるようになります。

苦楽愛憎総ては心から生じるものなので、

心のことが分かれば、問題は解決するでしょう。


利他については、

四つの観想があります。

まずは、

総ての存在は如来蔵であること。

ホントは仏さま、と思えばよろしい。

その中には、

良い子悪い子普通の子といろいろ違いがあるけれど、

何かに染まっているのは表面だけで、

真髄は真っ白で、空き領域がいっぱいあって、

これから多くのことを学んで成長できる。

みな同じで平等の価値がある。

そういうふうに考えます。


心の平安は思いやりよって得られ、

思い通りにならない苦しみは、

平等観と謙遜と、よく心を観察することで和らぎます。


キャッチャーがピッチャーへサインを出す。

そのサインは、他のチームには伝わらない。

分かる人にはわかるサインがある。

そういうものに気がつくと、

パッと納得できる瞬間があります。


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[ 2019/06/17 10:39 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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