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晴天に満月の円明を見る
『仏法者のための月輪観法』(森口光俊 智山学報第51輯)に、

大学生が月輪観の実習をしたレポートが載っており興味深い。

対象は、

仏教学ではなく、法律や経済を専攻している学生である。

ある程度長く実習したようだけれど、

その体験は、

人間の本質を考えること、その奥の深さを知ることができた。

観法によって、自己を認識し、心の安らぎと広がりを感じた。

「空」とは比較の無い世界を体験すること。

などとレポートにある。 




月輪観は満月を瞑想するもの。

満月は仏の智慧、清浄な自分の心、仏そのものの象徴。

覚鑁さんの『月輪観頌』には、

心月輪は、

悟りの本体、すべてを生み出すもの、仏と吾が同じであることの本源、存在の本性

とある。

なぜなら

心は月のように、

白く清浄、明るく照らし、分明清涼寂静であるから。

悟り(自他のしあわせ)を求める心は清浄で円満で明るい。

そして、

晴天に満月の円明を見るようにして、

月すなはちこれ心なり、

心すなはちこれ月なり

であり、

月輪観では、心が月ならざるものを表象することなきように

とある。


この月は、

仏であり自心であり、一切衆生でもあるから、

この三平等が基本になければならない。



月を明瞭に観想することで、

自分の心の姿と性質に通達することが

悟りへの前提と成ります。

そして、

月輪に象徴する清浄すなわち自心であることを、

この身体をもって体得します。


そこから、

あらゆるものの存在の原因が何であるかを知り、

その時、

自己制御が可能になり、

苦から開放されます。

生も死も観念であって、真実では無いことも知る。 



月輪観の実習、

お気持ちのあるかたにはお教えします。




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[ 2018/04/08 10:05 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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