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[ 2024/04/24 15:54 | ]
最も危険な思想
お金儲けの方法、勉強ができるようになる方法、健康になる方法・・・、

そんなことを看板に掲げても関心を持たれないけれど、

神とは何か、人生とは何か

と話し始めれば、たちまち人が集まる、

というのがインド。


お釈迦さまの時代、古代インドで主流だった正統派バラモン教は、

霊魂の多様性を信じ、霊魂と物質とを区別して、現実の世界を実在としていました。

そして、世界の創造神・最高神としてブラフマンをたてます。


仏教は創造者を否定し、神を持たない人間中心主義なので、

バラモン教からは異端とされていました。異端の出家修行者を沙門と呼びます。

仏教以外にも異端の思想があり、それぞれ人気を集めていました。それらがまとまった形で書かれているのが『沙門果経』 。その中に六人の沙門が登場します。六師外道と云う。


その六人の名前と主張は、
 
1、プーラナ・カッサパ

無道徳論者。因果応報を否定し、善いことをしても悪いことをしても来世にその報いはないとする。


2、アジタ・ケーサカンパリン

唯物論者。人も世界も「地・水・火・風」の四元素で構成され、これのみが真実在とする。

だから、霊魂も善悪の報いも無く、宗教や道徳は無意味である。

死ねば四つの元素がそれぞれ他に移るだけで、人間そのものは無となり、死後には何も残らない。

 
3、パグダ・カッチャーヤナ

霊魂も物質とする唯物論者。人間も世界も、地・水・火・風・空・苦・楽・霊魂の7つの集合要素であり、物質ではない神は存在しない。

人を刃物で切っても、生命を奪うことは無く、刃のみが七要素を通過するだけ。



4、マッカリ・ゴーサーラ

運命論、決定論者。

生けるものの構成要素は、霊魂、地・水・火・風・空・得・失・苦・楽・生・死の12であり、

すべては運命によって決定されており、努力による救済など無く、人には意志も力も無い。



5、サンジャヤ・ペーラッティブッダ

不可知論者。人は知識によって真理に至ることができない、とする。

不可知論とは、

もし、あなたがあの世はあるのかと尋ねて、私がもしあの世があると答えたら、あの世はあると考えるだろうが、実際に私はそうはしないし、その通りだとも考えないし、別だとも考えない。

もし、あなたがあの世は無いのか、あの世はあってまた無いのか、あの世はあるものでもなく、無いものでもないのか、と尋ねても同じである。

という思想。 鰻論とも云う。
 



6、ニガンタ・ナータ・ブッダ

ジャイナ教祖。

森羅万象の一切に心と霊を認め、その心霊を支配しているのが自分の過去の行為(業)であるとする。

その業の輪廻から抜け出すために修行をする。

仏教と似ているけれど、違いは霊魂の常住を認めている点。


このうち、

4、マッカリ・ゴーサーラの運命論を、最も危険で下等な思想、と初期仏教では考えていました。


仏教の基本のひとつが不放逸。怠りなく修行をすること。

思い通りにならないこと(苦しみ)には原因があり、それを取り除けば苦しみから解放され、
その方法が修行であるから。

そしてあらゆるものは変化している。相互に依存して存在している。

だから、運命で決まっていることなど無く、結果は縁と条件で変わり、

修行と正しい生活によって変えることができる。それゆえに悟ることができる。

努力工夫によって幸せになることができる。どんなことでも可能性がある。

 

男女関係も災害も病も健康も幸不幸も、
 
運命では無く、遺伝も霊魂も前世来世も関係無い。

他のせいではなく、自分が作り出したもの。 


現代には 、

阪神、横浜、広島、ヤクルト、中日、読売の六球団があり、

その中で読売は最も憎むべきものである、

というのが僕の思想。











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[ 2017/03/16 11:46 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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