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盃三杯
ドイツ文学者 高橋 義孝先生の『言いたいことばかり』(新潮文庫)に「おでん燗酒」という言葉が出てきます。

先生の文章によれば

夜など、もう冷たい風が吹くころに、屋台に首を突っ込んで、湯気の向こうに屋台の上さんや亭主の顔を見ながら、なんとなくせわしなく ───
というのが「おでん燗酒」らしく思われる。

とあります。

先生は「おでん燗酒」には伝法的な味がある、と言う。



寒い晩に銚子やチロリで飲む燗酒はうまい。



銚子やチロリの容量は7勺。

口いっぱいに入れれば一合になりますが、それでは扱いにくい。
 
7勺はお猪口3盃分。

これが百薬の長となる量。これ以上は薬ではなく毒になる量。


いやいや、毒で良いのですよ。

お大師さんの『般若心経秘鍵』には、

医王の目には、途に触れて、皆薬なり。
解宝の人は、礦石を宝と見る。
知ると知らざると、何誰が罪過ぞ。

とあり、

『声字実相義』には

顕・形・表等の色あり
内外の依正に具す
法然と 随縁とあり
能く迷いまた能く鵜悟る

とあります。

つまり、

毒と薬を理解できるか、できないかは、誰の罪でもない。

世の中のすべてには色と形と動きがあるけれど、

それは、愚かな者には毒となり、その本質を見抜くことのできる賢い者には良薬となる

ということ。


さて、

心身をリラックスさせる嗜好品は

量は少なく

質は高く

というのが条件です。そうでないものは中毒の素。


食養で考えると、

お酒の他に習慣性のある嗜好品には

炭酸飲料・清涼飲料水
コーヒー

菓子
タバコ
麻薬

などがありますが、これらはみな強い陰性ですので、摂取量が多ければ身体が陰性過多になり、陽性なものが欲しくなります。 


また、食物依存症の原因となる食べ物には

トウモロコシ、小麦、ミルク、卵、ジャガイモ

高カロリー食品、特に砂糖の多い食品

塩分、食品添加物を含む食品

などがあります。


コカインなどの薬物を投与すると神経伝達物質のドーパミンが分泌され、快感や満足感が得られます。

このドーパミンが枯渇すると、同じ快楽を得るためにまた薬物が欲しくなります。

これが依存症の原因ですが、強い陰性、つまり刺激の強いものを口にすると、ドーパミンなどの神経伝達物質が分泌され、満足感を得ます。

そして、「もっと食べたい」という欲求が強くなりすぎると、喜びがコントロールできなくなり、習慣化、依存、そして中毒となる。


陽性なストレスが多いため、または陽性過多の体調の時、

強い陰性なものが欲しくなり、強い陰性はドーパミンを分泌するなどの陰性な作用を持つので、中毒につながる

と考えられます。
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[ 2014/02/06 15:24 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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