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秘中の秘
県と市の教育委員会担当者が、

県宝に指定されている本尊を見に来ました。

文化財パトロール、とのこと。

そのために秘仏を開帳。

目的は、

防犯、防火、防災、防虫のようですが、

彼らは眺めて写真撮って、調査用紙に書き込むだけ。

仏教や仏像の専門家ではないのですね。


本尊も他の仏像も、法身の三昧耶形。

悟りの象徴です。

または、

心が投影されたもの。 

地域の、

大きく考えれば人類共通の文化遺産だから、

大切にするのは当然ですが、
 
拝むものであり、美術品ではない。


仏教は自性清浄心を基本としているから、

その清浄性を仏像は表現しています。


心の中にある清浄であるはずのものを仮に出現させ、

分かりやすくしたものが仏像や仏画です。


さて、

仏像を前に何を拝むのか。

家内安全商売繁盛でも良いのですが、

その仏像が表す誓願、悟りの世界が、自分の中にある、

と気づくために拝みます。

慈悲と智慧が確固たるものになるように拝む。

自分はそれそのものである、と。


当山本尊、十一面観音の真言には、

一切の勝者たちが慈悲と智慧にもとづいて過去より行ってきた、

一切衆生に対する誓願と救済の力が説かれています。

拝むことで、

様々な病気や災難が取り除かれるかもしれない。

そして、

それによって生活に利益と安心が得られ、

結果的に悟りへ導かれる。

菩提心(自分の悟りと他者の救済の基盤)を呪文化したものです。


次回、見に来られたら、

その真言を教えて、唱えていただこうかな。

そのための仏像ですから。


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[ 2018/10/21 19:36 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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