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自分を反省する日
何事にも単純に喜ぶ人と、それほどでもない人がいます。

目的の地へ行っただけで感激して喜ぶ人は、

あそこの食事はまずかった

どこそこの対応が悪かった

などということは問題ではなく、ただ純粋に喜ぶ。


母親というのはそのようなところがあるようで、わが子の善業悪業・運不運すべてが法悦の糧であり、何をしても喜びと感じるようなところがある。

すばらしいことだ、と心から思います。



食事でも、

さあ、召し上がれ

と出されて、それをいただけるだけで幸せいっぱいになる人もいますが、

並べ方が悪いだの、盛り付けがいまひとつなどと故障を並べ立てる人もいる。


僕なんかは後者で、何かと文句をつけてしまう。

人間として根本的な欠陥があるのだ。

反省しなければいけない。




それはさておき、お盆でございます。


お盆の行事は、推古帝十四年(606年)7月15日に宮廷で斎会を設けたのが始ま
り、とされています。


7月はお盆週間・obon-weeksで、

1日には地獄の釜の蓋が開き、7日夕方には祖霊帰宅のために専用の棚を作り幡を立てます。だから「七夕」で「たなばた」と読ませる。

この日には初物の野菜を供えます。


お盆は「盂蘭盆」の略

語源はサンスクリット語のウランヴァナ(逆さづり)、

またはイラン語のウルヴァン(霊魂)と教わりました。

ウランヴァナは「地獄餓鬼での逆さづりの苦しみを救う」ということかな?



お釈迦さまの時代、僧侶は夏の雨期に入ると山や森の一定の場所で、外出をせずに学問と修行にはげみます。

それが終わる7月15日は自恣(じし)という反省懺悔をしあう日。

この日に徳を積んだ衆僧に飲食などの供養をして、その功徳をご先祖さまに回向する

というのがお盆の始まり。


ですから、お盆は7月15日ですが、今では月遅れの8月のほうが多い。



お盆には施餓鬼供養もします。

人間界の下には三悪趣といって、地獄・餓鬼・畜生の世界がありますが、そのうち物惜しみをして堕ちた餓鬼に施すもの。


餓鬼のなかには無財のものと有財のものがいます。

モノも金もあるけれど、それに満足できないで、もっともっとと欲しがり、物惜しみをするのが有財餓鬼。資本主義社会にはよく出没します。


というわけで、本来お盆と施餓鬼は別な行事です

お盆は有縁のご先祖を、施餓鬼は無縁の霊を供養します。お盆は「盂蘭盆経」、施餓鬼は「救抜焔口陀羅尼経」が由来。



ちょっと話は変わりますが、

昔の中国に、陳子椿という僕のような聡明の美男子がいました。

彼は龍王の三人の娘に惚れられ、三人とも彼の妻になり、それぞれ男の子を産みました。


で、天帝はこれを見て

1月15日に生まれた子を、上元一品の位に叙して天官に任命しました。天官は人間に幸福を与える役割。

次に7月15日に生まれた子を中元二品の位につけ、地官に任命。これは人間の罪を許す役。

三人目の10月15日に生まれた子を下元三品の位につけ、人官に任命しました。災害を防ぐ役割。


そこから、7月15日を中元とし、罪が許される日になりました。そして盂蘭盆の習慣とまぜこぜになり、お盆のお供えものが中元の贈り物になったのでしょう。



お盆は上記の通り、自恣という自分自身を反省する日です。

何かと文句を言う自分を懺悔し、報恩感謝する日。


修行は「自分自身と戦う」ことで、他人は一切関係ありません。だから、死んで済まされることではない。一生の間が修行になります。

そして、目指す真理は怠惰を許すほど寛容ではありません。

だから、反省する日が大切になります。


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※穀菜食の舎会員ページ 

『暑さに負けないスープレシピ』
http://shintenan.syoyu.net/%E7%A9%80%E8%8F%9C%E9%A3%9F%E3%81%AE%E8%88%8E%E4%BC%9A%E5%93%A1%E7%94%A8%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8/%E6%9A%91%E3%81%95%E3%81%AB%E8%B2%A0%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B7%E3%83%94

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[ 2013/07/13 11:25 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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