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お葬式雑感 2
僕らは拝む時にご本尊をおまつりします。

葬儀会場では葬儀屋さんが用意してくれますが、そのご本尊さんにもいろいろあります。

葬儀はご遺体にお授けをするのですから、ご本尊はどなたでも良い、とも思いますが、

『二巻章』をもとにした『真言宗引導作法』によれば、死者の枕方には不動明王を懸けることになっています。


実際の葬儀会場では、

真言宗だから大日如来ですな、

と会場側で判断しておまつりすることが多い。

場所によっては阿弥陀さんやお釈迦さんもある。

「南無大師遍照金剛」と御宝号のお軸が懸かっていることもある。

多くの場所では、
 
真言宗なら大日如来、禅宗ならお釈迦さま、浄土宗なら阿弥陀さん、日蓮宗なら南無妙法蓮華経というお題目、

などと決めておまつりするところが多い。

葬儀の祭壇だけでご本尊さんは無し、故人の御影だけのことも多い。


そもそも本尊とは、

自分の無力さをご本尊さまにお願いして助けてもらう、

という考えかたもありますが、

僕らの中には無限の可能性があり、それが本尊。つまり本尊は我が内部におわします。

その、自分自身にそなわっている可能性を開発して現実にするために拝む。

本来自性清浄の心が本尊ですから、それを体験するために修法します。

その修法には、本尊と行者と一切衆生も参加しています。

お葬式の参列者もこの利益にあずかる。
 
列席することにより信心が深まり、心が純化し、それぞれ自分の中にある本尊を見出す。


だから、


お葬式などの儀式に参列して拝むことは、悟りへの道程になるのです。
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[ 2016/04/08 09:26 | Comments(0) | 眞天庵仏教塾・密教塾 ]

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