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仏教とは何か。
『法句経』の中に七仏通誡偈(しちぶつ つうかいげ)という文があります。


諸悪莫作(しょあくまくさ)
衆善奉行(しゅぜんぶぎょう)
自浄其意(じじょうそい)
是諸仏教(ぜしょぶつきょう)

悪いことをしない
良いことをする
自分の心を清らかにする
これが諸仏の教えである

仏教とはそのようなものです。


自分の思うようにならないことが「苦」ですが、

生まれること
老いること
病気になること
死ぬこと

の四苦と、

愛別離苦(あいべつりく) - 愛する者と分かれること
怨憎会苦(おんぞうえく) - 怨み憎んでいる者に会うこと
求不得苦(ぐふとくく) -  求める物が得られないこと
五蘊盛苦(ごうんじょうく) - 五蘊(肉体と精神)が思うがままにならないこと

を合わせた八苦があり、

この苦しみからは正しい理解や洞察によって脱することが可能であるとし、それを悟りと言います。

そして、そのための修行方法があります。

そのことをお釈迦さまが会得しました。

苦しみ(思うようにならないこと)には原因がある、

そこから脱するためにはその原因を取り除けば良い、

そのためには正しい生活をすればよい

と。

これはお釈迦さまが発明したものではなく、お釈迦さまが修行の結果、体験的に得られたものですから、誰もが修行によって同じ境地に至る(ブッダになる)可能性があります。

そこが仏教の特徴です。


仏教では、救いは神のような超越的存在の力によるものではなく、個人の実践によるものと説きます。

お釈迦さまの実体験を根拠に、現実世界で達成・確認できる形で教えが示され、それを実践することを勧めるのが仏教です。

苦悩は執着によって起きる。

それらは八正道を実践することによって解決に至る

という極めて実践的な教えです。


八正道とは、

1、正見
 自己中心的な見かた偏見をしない。

2、正思
 貧り、怒り、愚痴を捨てて、理論的に考える。

3、正語
 嘘、二枚舌、悪口、飾り巧みな言葉を使わず、優しい言葉を使う。

4、正行
 むやみな殺生、盗み、邪淫をせずに正しい行いをする。

5、正命
 規則正しい生活と、他人の為になるような仕事をする。

6、正精進
 自分と人のためになるような精進努力をする。

7、正念
 心をいつも悟りの方向へ向け、正しく憶念する。

8、正定
 静かに精神を統一して、冷静になる。

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【修行してみる】

○合掌

右手は仏、左手は我。

両手を合わせることで、仏と我が一つになるのが合掌です。

人の気は右手から出て左手で受けるので、合掌することで気が通って心が落ち着きます。

右から左へ力が伝わる、仏から我へ力が伝わる、と考えて良いでしょう。

聖と俗は同じもので、見かたの違い、ウラオモテの関係とも言えます。


姿勢を正し、合掌して目をとじ、

仏が我に入り、我が仏に入ると観想します。

右と左の区別が無くなるまで、両手があることを忘れるくらいまで、じっと合掌して坐ることで、心を探求する修行になります。

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[ 2015/01/04 16:58 | Comments(0) | 眞天庵仏教塾・密教塾 ]

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