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読んではいけない
真言宗の教科書に『十巻章』という十の文献があります。

そのなかで

『弁顕密二教論』『即身成仏義』『秘蔵宝鑰』『発菩提心論』には、
 
「不読段」と云う、初学者が読んではいけない

という章(段落)があります。

高野山大学の授業でも、

その部分は飛ばして教わらなかった。

何が書いてあるのかといえば、

どのように修行すると、どのようになるのか、

ということ。

例えば

仏とか心とか悟りとかの本体と、

それが表れた姿の説明の後、

その働きを説くところが不読段になっています。



なぜ、読んではいけないのか、

それは難しいからです。


小学生に高等数学を、

泳げない人にクロールを教えるようなもの。

世の中には、それでも理解体得できる天才がいるかもしれないけれど、

普通、そんなことはない。

 

科学が、理論を実験や観察で証明するように、

僕らは、心とは何か、

という根源的な哲学的理論を、

修行という実践で証明します。


ある程度、

勉強も実践経験も積まないとわからないし、危険なこともあるから、

初心者は、未熟な段階では、

読んでいけない。


でも、

最近は変わってきました。

そもそも、お大師さんは不読段などと云っていないけれど、

誰でも自由に出版・公開でき、

専門家でなくても、自由に議論勉強できるようになり、

さらに、

インターネットで公開され自由に読めるようになっている。

そして、

本来必要とするべき人たちが、

それを全く読んでいない、関心がないから、

読んではいけない、という意味が無くなった。

そういえば学校で教わったなあ、というレベル。

学校で微分積分を教わったけれど、

それ以降、見たことも考えたことも、思い出すこともないなあ、

ということ。


実践の体験は人によって違います。

それは混じりけの無いものなのか、

錯覚、妄想、勘違いではないのか、

自分流の勝手な解釈ではないのか、

そういう校正をしないと、

オウムのようなことになってしまう可能性がある。



自由にものが言える、

自分流の考えかたを公開できる

というのは民主的で良いことだけれど、

何でも、

よくよく考えて、典拠証拠を示し、

実践で証明し、

それを発言公開することが、人のためになることであるかどうか考える、

そうでなければ危険なこともある、

と、世の中の事件事故を見聞きして感じます。


やはり、

読んではいけないものを読めるように、

努力精進するべきだろうな。


 


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[ 2017/12/16 16:56 | Comments(0) | 眞天庵仏教塾・密教塾 ]

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