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4、修行の宗教
仏教は修行の宗教、特に瞑想の宗教です。

お釈迦さまが菩提樹の下で瞑想修行の末に悟られたことが出発点。

瞑想は坐って修する坐禅

立って行う立禅

歩く瞑想

などの他、

書く、食べる、読む、寝る

みな瞑想修行になります。



密教と顕教の違いのひとつに修行方法があります。

密教は後に書きます三密行を大切にしますが、

顕教で大切な実践項目が六波羅蜜(ろくはらみつ)の行。

般若心経にも出てくる波羅蜜多は、

パーリー語の Pāramī, パーラミー、サンスクリット語の, Pāramitā, パーラミターの音訳。

「到達」「完遂」「達成」という意味で、彼岸に到達すること、修行の完成を意味します。

その意味をとって「度」とも訳されます。

彼岸はさとりの理想世界のこと。

この行によって心の垢を払います。

本来悟っている、仏である自分の外側についたものを取り除く行。


六つある行は、

1、布施 :与えること。
     具体的には、財施(お金やものなど)
     無畏施(微笑みや手助けなど、安心を与え、不安や恐怖を取り除く)
     法施(仏法について教える)   

2、持戒:戒律を守ること。

3、忍辱(にんにく):耐え忍ぶこと。

4、精進:まじめに努力すること。淡々とずっと続けること。

5、禅定(ぜんじょう):特定の対象に心を集中して、心を静かにすること。

6、般若:智慧のこと=さとり。仏の智慧を得ること。

1、~5、は、この般若波羅蜜を成就するための手段であるとともに、般若波羅蜜によって成就されます。

般若はサンスクリット語のプラジュニャー、またはプラークリット語 パンニャーの音写語。

悟りの真実の智慧、ということ。

具体的には、これも後に書きますが、縁起・空・無我などを体得すること。


大乗仏教では、

布施と持戒が「利他」:他人を利すること。

忍辱と精進が「自利」:自分の利益になること。

禅定と般若(智慧)が「解脱」:苦しみの連鎖から逃れること。

と考えます。

自利と利他は、仏教者の目的のひとつです。



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【修行してみる】

○ 呼吸法

呼吸法は数多くの種類がありますが、瞑想修行の準備運動です。

呼吸が調わないと、心も調いません。

そのトレーニングのひとつが数息観(すそくかん)

姿勢を正しくして坐り、

口を細く開けて息を糸のように吐きます。

吐くときに「1,2,3・・・・」と声を出さずに息の上に数字を載せるようなつもりで、数えながら息を吐きます。

10まで数えたら1に戻る。

吐き切ったら、息を大きく吸う。

これを繰り返します。そのうちに心が落ち着き、集中力が身に付きます。

その際、両掌を上に向けると、心がより落ち着きます。

また、座布団を頭の上に載せると、丹田に力がつきます。


慣れてきたら、数字だけではなく、口から出るすべての言葉を、息に載せるように吐いて呼吸します。

その言葉が口から出て、遠くまで届くように。


歩く時も呼吸法の練習ができます。

息を吐きながら5歩、続いて息を吸いながら3歩

と歩きます。

少しづつ長くして

息を吐きながら13歩、息を吸いながら11歩

などと、呼吸と足の動きを合せます。

最初は少ない数で、少しづつ増やすと良いでしょう。

奇数回で、吸うほうを短くするのがコツです。



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[ 2015/01/18 08:55 | Comments(0) | 眞天庵仏教塾・密教塾 ]

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