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おいしかった
若いころ、

あんたはなぜ肉魚を食べないのか、なぜ野菜ばかりなのか

と、ある住職さんに聞かれて

こっちのほうがおいしいからです。
 
と言ったら、それでは答になっていない、と怒られた。

確かに、

おいしいといって喜び、まずいと怒り、いつもと同じだと不平を言うのはよくない。

でも、

食事は悟り(しあわせ)のために作り食べるのだから、おいしいと言ったほうが幸せである。

その時、陰陽を云々してもしょうがない。
 

息子が

春巻きか餃子を作ってよ

と言うので、材料を買って作った。
 
たくさん食べて、ご飯を何回もお代わりしていた。

ある雨の日、揚げたてのカレーパンを買って、ふたりで口の中がヤケドしそうになりながら食べた。

食べ終わって、

おいしかった、と息子が言った。


恵比寿のイシハマ先生宅でお料理教室の際、

スナガの料理が食べたい、とウエダくんたちが来てくれた。

作ったのは、

豆腐ごはん

春雨スープ


竹の子炒り出し

野菜パン焼き


高野トマト煮


ごぼうサラダ


お暇した後、

本日は御馳走様でした!
最高に美味しかったです。

とLINEを貰った。

僕は、たくさん食べてくれて、おいしかった、と言われるのが、ことのほか嬉しい。


東京中野・百観音の先住様、草野榮應僧正の『やさしい言葉』(素敵な本です)に、

少年院から卒業したある子は、不遇な生い立ちの中で、優しい言葉に出会うことが無かった。

そのことで悩み、自分を見つめ、自分から優しい言葉をかけてゆく者になろう。そうすれば優しい言葉に出会える、というすばらしい結論にいたる話がある。


だから僕も、

あぁ、おいしかった

と毎日言う。




 

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[ 2017/04/17 07:04 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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