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けんちん汁を問う。
もともとは、野菜を炒めて湯葉や豆腐で包み揚げたものが巻煎(けんちん)

鎌倉建長寺で作られ広まったので建長汁

など諸説いろいろありますが、

ひらがなの「けんちん」汁がいちばんよろしい。


かんてん、きんかん、ぎんなん、なんきん、にんじん、ぽんかん、れんこんを使う料理と同じく、

「ん」がふたつ重なるものは、

難儀を払い、悪運を離れ、吉をつかむ、「運」を取る料理でございます。


精進料理は命がけの料理で、いのちを生かす、のが最大の眼目。

けんちん汁はその代表格のひとつ。
 
余った野菜を炒め、誤って崩れてしまった豆腐でとじた料理を、けんちん仕立てといいます。

これを出汁で煮込んだのがけんちん汁。


余った野菜を炒めて吉野葛でとじる雲片

白ごまを加える利休

高野豆腐粉でとじる高野とじ

そば粉でとろみをつける更科

青海苔をまぶす青海

などと同じように、リサイクル料理の粋。 



東名高速・海老名サービスエリア「こめらく」で売っていたけんちん汁は、うまくもまずくもない一品でしたが、

これはけんちん汁ではない

というのが我が家全員の意見。



けんちんは精進である。肉が入ったものは豚汁,鶏汁などと言う。

けんちんは崩した豆腐でとじたものである。それが無ければ野菜スープである。

野菜の味を引き出すのがけんちん汁であるから、油や香辛料で味を着せたものは洋風スープである。


まあ、いずれにしても、どうでも良いことで、目くじらを立てるようなことでは無い。まじめに作って楽しく食べればそれでいい。


我が家のけんちん汁が余ったので、

缶のトマトを足して、シメジ、玉ねぎ、油揚げ、凍みこんにゃくを煮て、古い味噌を漉して味を調えます。




それがまた余ったので、

唐辛子粉と醤油で調え、長ねぎと豆腐を加えてマーボー豆腐




良いナメコが手に入り、雑炊で食べたいと言うので

昆布出汁に炙り椎茸を差し、残りご飯を加えてなめこ雑炊





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[ 2015/11/04 09:29 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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