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[ 2024/04/26 06:08 | ]
アミノ酸と骨、塩と心
午前1時半 丑一つ刻

胸の痛みで眼が覚める。

胸骨が痛いのか、心が痛いのか、それは秘密。

この時間に痛いのは陽性の排毒なので、呼気に気をつけて陰性にすればいい。

梵字を痛みのある胸に観想して、真言を唱えているうちに痛みがひいて眠る。

この時刻は水が最も澄んでおり、魔物や邪悪なものも眠っているから、何かを始めるのによろしい。



午前4時 寅三つ刻

いつものようにキジが鳴いている。

この時刻は後夜と言い、勤行を始める時間。

今日は28日なので不動明王の供養。

護摩壇が無いので、加持祈祷作法と内護摩の瞑想法を修す。

錫杖経、観音経を唱えるうちに、法悦。



午前6時卯三つ刻

犬のブラッシングと庭の掃除をする。



この時刻は肝臓の時間なので、我慢や耐え忍ぶトレーニングをして、眼の運動をするといい。



午前9時 巳一つ刻

クリーンセンター(市のごみ処理場)へ妻と行く。

この春、総計1トンほどのゴミを捨てた。

捨てるのは気持ちがいい。

捨てられるのはどうなのだろうか。


処理場内、

僕らの隣である食品業者がゴミを捨てていた。

食べ物にゴミは無い、というのが精進料理の立場だけれど、

ゴミというものは人が勝手に作った概念にすぎないけれど、

実際に食べ物は捨てられている。


先日、僕はホテルの朝食会場にいた。

そこはバイキングで、炊飯ジャーの横に味付け海苔と焼き海苔があった。

味付け海苔と焼き海苔はずいぶんと違う食べ物だけれど、どちらが好きかでその人の生活は変わる。

味付け海苔は刺激があり、焼き海苔は風味がある。

刺激に慣れると風味は忘れる。


味付け海苔が主流になる世の中はどうかと思う。

あの味付け海苔も捨てられるのだろうか、僕みたいに食べないヤツがいるから。


で、そこのご飯はお米がふっくらして、味も良かった。

味噌汁はシジミ汁で、沸騰させずにシジミだけから丁寧に出汁を引いたものだった。

家庭でも料理人でも、ご飯をおいしく炊けて出汁が上手に引ければ、料理がうまいと言えるけれど、そういう人は少ないらしい。滅多に出会わない。

機械や安易なダシの素に頼るからだろうか。



海苔でも出汁でもご飯でも何でも、うまみと言うのはアミノ酸の味だけれど、アミノ酸はそれだけではうまくなく、塩気・ナトリウムと出会うことでうまみが増す。

アミノ酸の味は程度な濃度の塩が無いと引き出せないのは、日本人なら出汁でよくわかる。

お米も刺身も豆腐も、醤油をかけるとうまいのはそういうわけである。

この辺は グルタミン酸などと塩の共存実験がある。
http://www.geocities.jp/t_hashimotoodawara/salt6/salt6-02-11.html


陽性な塩と相性が良いということは、アミノ酸、つまりたんぱく質は陰性である、ということ。

だから、たんぱく質を多く摂れば陰性で大きくなる。

人は本来、陰性なものをうまいと感じるのかもしれない。

酒も出汁も砂糖も陰性である。


胸が痛くならないように、今日は少し工夫しよう。

痛いのは胸骨なのか心なのか、それは秘密。





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[ 2014/04/28 13:23 | Comments(0) | 米ぞうの家 ]

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