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カレーあれこれ
カレーは何日か続く。

端野菜があれば足して煮なおし、少し量が増える。


カレーがあればカレーを食べる。他におかずもあるけれど、カレーも食べる。


残りがあとひとり分くらいかな、というあたりで他の料理のタネにする。

何日か、何食かカレーが続いたのに、


もう、カレーないの?

と息子が聞く。

もう、三日もカレーだぞ。



『カレーライスと日本人』(森枝卓士・講談社現代新書)には、ラーメンとカレーが国民食二大横綱とある。そして、



「カレーが理想的な料理であったことは想像にかたくない。

一皿で飯もおかずもすんでしまうし、肉と野菜のバランスもいい。

作るにも失敗がない。大人数のために大量に作るのにもぐあいがいい」


そう、カレーとコロッケは七難隠す。失敗しそうならカレーかコロッケにすれば良いし、どんな店でもカレーなら食える。


山本嘉次郎『日本三大洋食考』には、

「大体、日本の家庭のそうざいは、わりに手がかかる。たとえ一汁一菜にしろ、みそ汁をつくる。魚を焼く。それにおこうこも、ぬかみそから出して洗って刻む。湯を沸かし、茶を焙じて番茶を作る。

それがライスカレーだと手間を要さない。野菜を刻み、肉とともに一緒クタに煮る。野菜が柔らかくなったら、メリケン粉とカレー粉を入れて一丁上がりである」


以前、特別養護老人ホームで給食を作っていた時に、

〇〇町の老人ホームは人気があって、なかなか入所できないんだ。なぜかというと、カレーがうまいんだよ。

と他の職員から聞かされた。


高野山の修行道場でもカレーの日があって楽しみだった。そんなことを楽しみにするのもどうかと思うけれど、カレーのにおいは本堂へ続く廊下にまで届いた。

具はお揚げとコンニャク。

性欲のもとであるコレステロールを消すために、どんな料理にもコンニャクを入れるのだ、と先輩から聞かされた。それは行者にとって最も悩ましいものだから。

今になって考えれば、陰性な香辛料は陰性な精子の活動を活発化させ、陽性な性欲をもたらす可能性が高い。




さて、カレーを作ろう。


 




ニンニクと玉ねぎを炒め、昆布出汁とゴボウのみそ汁の残り加えて煮、ジャガイモ、ニンジン、炊いた炒り玄米、トマトピューレ、ズッキーニを加え、程よくなったら塩とカレー粉で調える。


たけのこは焦がし気味に焼き、エンドウは塩ゆで。


ワラビはバットに広げ、ひとつかみの藁灰を振りかけてから熱湯を注いで一晩置き、お揚げ、ニンジン、たけのこと炒めて醤油で炒りつける。



藁灰が無ければ重曹でもいい。

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[ 2013/05/17 09:06 | 米ぞうの家 ]



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